2025年完全網羅【アメリカETF一覧45銘柄】特徴、選び方、おすすめ

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投資初心者
投資初心者

アメリカのETFへの投資を考えているんだけど、どんな種類があるの?

まだ投資を始めばかりなのだけど何を基準に選べばいいの?

こういった疑問にお答えします。

本記事でわかること
  • アメリカETFの主要銘柄がわかる
  • S&P500や高配当と言った王道以外の幅広いETF銘柄の理解が深まる
  • それぞれのETFの特徴、メリットデメリット選び方がわかる
  • どのETFが自分に合っているかわかる
  • 初心者におすすめなETFがわかる

アメリカの株式市場は過去30年(1994/12/20 〜2024/12/20)で10倍以上成長している世界で一番パフォーマンスが高い市場です。

そのパフォーマンスの高さから世界からの投資が集まり、日本でもアメリカ株に投資する人が近年急増しています。投資を考える上で、アメリカ株式市場への投資はまず考えるべき選択肢です。

特にETFはリスクを抑えながらパフォーマンスを期待できるので初心者に人気です。

ただETFも数が多く、何を基準に選べば良いのか初心者にはわかりにくい、、

オルカン、S&P500とか聞くけど他のETFも知りたい、、

そもそも実はETFが何かわかっていない、投資して大丈夫なのかな、、

といった疑問も投資を始めたばかりの人からは多く聞きます。

ここでは投資歴6年、アメリカ株に2000万円以上投資している筆者が、アメリカの主要ETFを完全網羅。43銘柄を紹介します。

ETFとは何か、その選び方、ETFのタイプ別の解説、おすすめ名柄をご紹介していきます。

本記事を読むことでETFの大枠、自分に向いた銘柄がわかります。ちまたでETFを投資初心者よりもずっと理解が進みますので、是非内容を確認して投資に役立ててください。

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*本記事は全て読むことで理解が圧倒的に進みますが、とりあえず本記事で紹介しているETFの一覧が早く知りたい!という人はこちらにジャンプください。

*本記事で紹介するすべての銘柄は買いを推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

著者;ぽちゃ

シンガポールと東京二拠点サラリーマン投資家。運用額4,000万円、年間受取配当70万円。
2018年配当の存在すら知らない状況から投資スタート。その後、投資の重要性を知り備忘録としてブログにて発信開始、最高月間4万PV。
2021年Youtube開始、2022年に「シンガポールでのお金の増やし方」を出版(レビュー★4.5)。
シンガポールの日系最大級メディアSingalifeにて継続的に投資セミナーに登壇中。

*本記事のデータはYahooFinance, Blooomberg,より引用しております。銘柄情報は日々更新されるため最新情報はYahooFianceのサイトなどでご確認ください。

ETFとは

ETFとは

ETF(Exchange Traded Fund)は、証券取引所で株式のように取引される投資信託の一種です。

簡単に説明するとETFとは株などの個別銘柄の詰め合わせ商品のようなものです。

例えば通常はアップルやアマゾンの株をそれぞれ買う必要があるところをETFを買うことでアップルやアマゾンなど成長企業の株を一気にまとめて買うことができます。

ETFを買うことで一度にたくさんの株を少しずつ買うことができるわけです。

個別株への投資は銘柄選定が必要でリスクも高め、分散投資をしようと複数銘柄を買うにはそれなりの資金力が必要。その点、ETFは小さな資金でも多くの企業に分散投資ができるためリスクを抑えられる利点があります。

パフォーマンスがよいETFも多く、初心者はもちろん金融業界のプロも投資をしているのがETFです。

ETFのメリット:低コスト・高流動性・分散投資

低コスト
ETFの最大のメリットは、コストの低さです。通常投資信託には運用コストがかかりますが、ETFは一般的な投資信託に比べて運用コストが安く、手数料が低いのが魅力です。

高流動性
多くの投資信託は商品自体は証券取引所で取り扱われているわけではないため、売買にタイムラグが生じます。ETFは株式市場に上場しているため、通常の株と同じくリアルタイムに売買できます

例えば市場が急変した際にでも流動性が高く、すぐに現金化できる点も初心者に安心です。

分散投資
個別株への投資はリスクが高いですが、ETFは複数の銘柄に分散投資できるため、リスクを抑える効果があります。そのため、個別株に比べてゆったりとして態度で投資が可能なため、初心者にも向いています。

ETFのデメリット:為替リスク・価格変動リスク

為替リスク
アメリカETFを購入する場合、円をドルに両替するため、為替相場の変動が利益に影響を与えます。アメリカドルが高くなっていく分にはよいですが、円高に進むと資金が目減りします。

価格変動リスク
投資をするにおいて価格変動リスクは必ず発生します。ETFは分散投資が効いておりリスクも分散されていますが、投資対象の市場全体やセクターの状況により価格が大きく動く可能性があるため、短期的な価格変動に注意が必要です。

ETFの詳しい説明は「【投資初心者向け解説】ETF、投資信託、インデックスファンドの違い( 図解付き!)」を参照ください。

アメリカETFが人気の理由

数あるETFの中でもアメリカのETFが人気な理由は大きく3つあります。

高いパフォーマンス

アメリカの株式市場は過去30年(1994/12/20 〜2024/12/20)で10倍以上ETFの最大のメリットは、コストの低さです。通常投資信託には運用コストがかかりますが、ETFは一般的な投資信託に比べて運用コストが安く、手数料が低いのが魅力です。

世界を牽引する企業群

アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT) 、アマゾン(AMZN)、テスラ(TSLA) など、アメリカには世界を牽引する企業が数多く存在します。

世界の時価総額ランキングの上位20社中17社がアメリカ企業です。こういった世界的な企業に一括で投資できるのがアメリカETFの魅力です。

高配当銘柄

アメリカ市場には魅力的な高配当銘柄が数多く存在します。

例えば、タバコのマルボロなどで知られるアルトリア(MO)、フォード( F )、AT&T( T )などは有名は高配当銘柄です。他にもP&G, コカコーラといった日常から親みのある企業も高配当で株主還元意識が高い企業として知られています。

東洋経済:2023年版米国株式四季報より

アメリカETFの7つの分類

アメリカの星条旗

アメリカETFを選ぶには、具体的にどういったETFがあるのかを知り、その中から一番自分の投資目的と合っている銘柄を選ぶ必要があります。

アメリカには2000以上のETFが存在し、そのうち日本で取り扱いしているETFはおよそ400銘柄ほど。この中から自分の目的にあった銘柄を選ぶために、まずETF全体を7つの分類で見ることをおすすめします。

アメリカETFの7つの分類

①市場平均型:市場全体に投資する
高配当型:高配当銘柄に分散投資する
③グロース株型:成長性の高い企業群に投資する
④バリュー株型:割安だと評価されている企業群に投資する
⑤セクター特化型:特定産業セクターに分散投資する
⑥レバレッジ型:レバレッジをかけて高いリターンを狙う投資
⑦株以外:株以外の商品へ分散投資する

各分類の詳細は後述しますが、それぞれ特徴やメリット、デメリットが異なりますので、内容を確認して自分の投資目的に合うものを選ぶことが重要です。

高い配当利回りを狙いたいのであれば、高配当型やセクター特化型、株以外のETFも選択肢としてあがります。

平均以上の高いパフォーマンスを出したいのであれば、市場平均型にいくら投資しても難しいでしょう。

類似ETFがあった際も「自分の投資目的により合っているのはどれか」という視点で選ぶと間違いが少ないです。

たまに「ETFは分散が効いているからほったらかしで大丈夫」と適当に選んで長期保有をする方がいますが、「ETF=長期保有に向いている」というわけではありません。自分の投資しているETFの特性を理解して投資をしたいところです。

ETFは株の詰め合わせですので、最低限実際にどういった株が詰め合わせになっているのか、過去のパフォーマンスはどうなのか、どういったリスクが考えられるのかは確認しておいた方が賢明です。

アメリカETFの選び方(初心者が押さえるべきポイント)

7つの分類を確認した上で、ETFを選ぶ際には以下の5つの観点を確認しましょう。

①自分の目的に沿った商品を選ぶ

投資で一番重要なのは何のために投資しているか目的を明確にすることです。

資産形成のための長期投資を目指すのか、それと定期的な配当収入を重視して日々の生活の足しにしたいのかで選ぶ商品が変わります。

多くの人が商品の人気や特徴から選びがちですが、自信の投資目的を確認した上でそれに見合う商品がどれになるかという順序で考えた方が間違いのない選択ができます。

②経費率(手数料)の重要性

ETFを選ぶ際に経費率を確認することが非常に重要です。

ETFは通常1%以下とかなり低めに抑えられていますが、中には1%を超える手数料のものもあります。

たかが1%と思うかもしれませんが、例えば高配当と言われる銘柄でも配当利回りは3%前後であることを考えると、投資の世界での1%はとても大きいです。

言わずもがな、手数料ができるだけ安い方がパフォーマンスを出しやすくなります。

③過去のパフォーマンス

選んだETFが今後儲かるかどうかは誰にもわかりませんが、過去のパフォーマンスは確認しておくことをおすすめします。

Yahoo Financeなどでティッカーを打ち込めば簡単にこれまでの価格推移を確認できます。過去のパフォーマンスを確認することでどれだけボラティリティ(価格変動の幅)があるのか、経済ショックへの耐性などを測ることができます。

④配当利回りと税金の仕組み

ETFの中には、配当を定期的に支払うものと支払わない銘柄が存在します。配当を重視したい人は配当利回りを確認しましょう。

また税金についても知っておきましょう。アメリカ株やアメリカETFの配当金からはまず米国で10%の税金が引かれ、その後残った金額から日本で20.315%の税金が引かれます。しかし、これは両国で税金をとられる「二重課税」になってしまうため、確定申告で「外国税額控除」を申請することで、外国で支払った税額を所得税や住民税から直接差し引くことができます。つまり、税金が戻ってきます。

NISAを利用した場合は日本の20.315%の税金はかかりませんが、米国での10%の税金は支払うことになります。この場合は日本での税金が発生していないので外国税額控除はできません。

⑤ポートフォリオのバランス

投資で重要なのは個々の銘柄選び以上にアセットアローケーションやポートフォリオの構成です。

アセットアロケーションとは株や債権などのどのくらいの比率で保有するかということ、ポートフォリオはそのアセットクラス例えば株をどんな銘柄で保有するかということです。

例えば株80%債権20%のアセットアロケーションを組んで、株のポートフォリオは50%ETFで50%個別株といった具合です。この比率考えていくことが重要です。

ETFを選ぶ際に自身のポートフォリオの何%くらい、どのような狙いで買うのかを考えておくと投資に軸ができます。


もし投資銘柄を選んだりポートフォリオを考えるのがめんどくさい、という人はロボプロという選択肢もあります。

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2025年主要アメリカETF 45選 (特徴、配当、パフォーマンス)

ニューヨークの街

それではここから7つの分類ごとにアメリカの主要ETFをご紹介します。

市場平均型ETF

まずはアメリカの市場全体に投資して市場平均のパフォーマンスに連動するようなETFです。

アメリカのETFで一番取引量が多い、王道のETFになります。

平均と聞いて面白みを感じない人もいるかもしれませんが、プロでも投資の主力として保有するほど優秀な商品群です。

長期保有にも向いているので投資に時間を割けない方にも向いています。

まず検討をしたいのがこちらのETFです。

VOO

アメリカのS&P500指数への連動を目指すETFです。

投資対象は米国大型500銘柄。S&P500連動のETFの中では一番コストが安く、これまでの継続的な実績もあり、人気の高い銘柄です。

IVV

内容はVOOとほぼ同じ。

米国の大型株で構成されるS&P500指数と同等の投資成果を目標としたETF。

SPY

内容はVOOとほぼ同じ。

S&P500に連動するETFとしてはアメリカで最も古く、時価総額もNo.1の人気ETFです。流動性が非常に高い世界最大規模のETFです。

VTI

大型銘柄に加えて中小クラスの銘柄も投資対象になっているのが特徴です。アメリカ市場全体にかけたい人には向いています。

VT

上3銘柄とは少し異なり、S&P500を含んだアメリカ株3,600銘柄への投資が行われています。

アメリカだけでなく、全世界株式指数との連動を目指しているETFです。

純粋にアメリカへの投資ではありませんが、人気が高いETFですのでご紹介します。

米国を含む全世界の先進国株式市場、新興国株式市場を投資対象としており、アメリカだけでは不安、世界全体に分散投資をしたいという人にはおすすめです。

市場平均型ETF一覧とチャート

銘柄名称投資対象資産総額経費率配当利回り銘柄数
VOOバンガード S&P 500 ETFS&P 500指数約5,407億ドル0.03%約1.5%約500
SPYSPDR S&P 500 ETF トラストS&P 500指数約6,009億ドル0.09%約1.4%約500
IVViシェアーズ・コア S&P 500 ETFS&P 500指数約5,408億ドル0.03%約1.5%約500
VTIバンガード・トータル・ストック・マーケット ETF米国株式市場全体約4,481億ドル0.03%約1.6%約4,000
VTバンガード・トータル・ワールド・ストック ETF世界株式市場全体約4,126億ドル0.07%約2.0%約9,500

上のチャートは2020/1-2024/12の5年間の価格推移です。VT以外はすべて似たような動きをしているがわかります。

アメリカ株式市場は過去を振り返ると概ね右肩上がりです。.comバブル、リーマンショック、コロナショックなどこれまで何度もの経済危機をみごと乗り越えてきた力強さがあります。

VTはチャートで比べてしまうと見劣りしますが、今後も常にアメリカ優位が続くとは限りませんのでリスクヘッジの意味での投資妙味はあるかと思います。

市場平均型ETFまとめ
  • 特徴  :アメリカの株式市場全体に分散投資、平均値狙い
  • メリット:トータルパフォーマンスがいい、長期投資に向いている、迷ったらこれ!
  • デメリット:つまらない

高配当株ETF

高配当株ETFは高配当の株を集めたETFです。

通常3%くらいの配当利回りが期待できます。100万円を投資していれば3万円(税引き前)を毎年受け取れることになります。

投資をする方の中には値上がりの儲けより配当を好む人もいますので、そういった方にはリスク分散をしながら高い配当を得られる恰好の銘柄になります。

一般的に配当が高い株は株価の伸びが鈍いので株価のパフォーマンス自体は市場平均型を下回ることが多いです。

VYM

FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスをベンチマークに大型株中心の構成です。

長期にわたり、安定的に分配金を得たい人に適しています。過去データでは高配当ETFの中では一番株価のパフォーマンスが高いです。

HDV

モーニングスター配当フォーカス指数をベンチマーク。

財務状態が健全で質の高い74銘柄で構成。対象銘柄が少なめなので、リスクの分散効果は限定的です。

SPYD

S&P500のうち、配当の高い上位80銘柄で構成される指数をベンチマークに運用。

不動産セクターの組み込みが比較的高いので景気が悪くなるとボラティリティがやや高くなりがち。高配当株ETFの中では一番配当利回りが高めです。

高配当ETF一覧

銘柄名称投資対象資産総額経費率配当利回り銘柄数
SPYDSPDR® ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETFS&P 500指数の高配当銘柄80社約67.6億ドル0.07%約4.61%約80銘柄
HDViシェアーズ・コア 米国高配当株 ETFモーニングスター配当フォーカス指数約102.0億ドル0.08%約3.76%約75銘柄
VYMバンガード 米国高配当株式 ETFFTSE ハイディビデンド・イールド指数約548.2億ドル0.06%約2.97%約557銘柄

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

VYMは配当が低めですが株価の推移がいいのがわかるかと思います。HDVとSPYDは近しい株価推移をしています。

どの銘柄も配当を出していることもありますが、VOOの株価と比べると見劣りします。

高配当株ETF
  • 特徴:高配当株に分散投資できる、ビジネスモデルが確率していて財務がしっかりしている銘柄が多い
  • メリット:3%ほどの配当を受け取れる、長期投資にも向いている
  • デメリット:トータルパフォーマンスは市場平均に及ばないことが多い

< その他高配当銘柄 

高配当ETFには純粋な株以外の投資先もあります。

債券の利子収入、コールオプションのオプション料など利益の種類は異なりますが、とにかく配当のように持っているだけで3%やそれ以上のインカムゲンをたくさん得られる銘柄が欲しいという方はチェックしてみてください。

ここではよく知られるハイイールド債、優先株、カバードコールETFを紹介します。

総じて言えるのは、株価の推移があまり良くないということです。値上がりはそこまでしなくとも、毎年高い利回りを実現したい、日々の生活費の足しにしたいなどの方にはよいかもしれません。

ハイイールド債

ハイイールド債は高い利息をとって運用している債券です。

信用力の低めな国や企業にお金を貸すことで高い利子収入を得ます。投資対象は格付会社などで信用格付がBB(ダブルビー)以下の評価をされている債券になります。

債権投資について知りたい方は「初心者向向け:債権投資の初め方 基本と特徴と注意点」も参照ください。

HYG

米ドル建てハイイールド社債で構成される指数への連動を目指すETFです。

格付けBB以下の投資不適格銘柄も含むETFですが、5%近い高い配当が期待できます。

JNK

Bloomberg ハイイールド・ベリー・リキッド・ボンド指数への連動を目指すETF。

平均以上の流動性を有する米ドル建てのハイ・イールド社債への分散投資が可能です。
5%近い高い配当が期待できます。

LQD

米ドル建て投資適格社債で構成される指数への連動を目指すETF。

投資的確社債のためHYG、JNKよりは安全性が高く、配当は低いです。

ハイイールド債ETF一覧
銘柄名称投資対象資産総額経費率配当利回り銘柄数
JNKSPDR® ブルームバーグ・ハイイールド債券 ETF米国のハイイールド(ジャンク)債券約82.4億ドル0.40%約6.53%約1,200銘柄
HYGiシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債 ETF米国のハイイールド(ジャンク)社債約149億ドル0.49%約5.95%約1,200銘柄
LQDiシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF米国の投資適格社債約3,200億ドル0.14%約3.00%約2,400銘柄

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

債権ですので、株に比べて値動きは安定しています。HYG、JNKは配当は高いですがここ数年はほぼ横ばいですね。

ハイイールド債ETF
  • 特徴:利回りの高い債権に分散投資できる
  • メリット:値動きが安定しており、高い配当を得ることができる
  • デメリット:キャピタルゲインはあまり望めない

優先株ETF

優先株とは株の一種で、普通の株と比べて配当の支払いが優先される株式です。

通常の株より高配当ですが、株主総会での議決権はありません。性質としては株と債券の間のような恰好で企業が債務不履行(デフォルト)に陥った際に債権よりも法的弁済順位が普通社債よりも下位であるため一般的な社債と比べて高い利回りが期待されます。

今回紹介のPFFとPFFDはどちらも毎月配当を受け取ることができます。

PFF

優先株のETFといえばPFF。ICE上場優先証券とハイブリッド証券で構成された指数への連動を目指すETFです。

株価に期待はできませんが、配当は5%近い高い利回りが期待できます。

PFFD

PFFの後にできた優先株のETF。

PFFに比べて手数料が安いのがメリット。

ただ構成銘柄はPFFより少なく、流動性はPFFの方が高いです。

優先株ETF一覧
銘柄名称投資対象資産総額経費率配当利回り銘柄数
PFFiShares Preferred and Income Securities ETF米国の優先株およびハイブリッド証券約130億ドル0.46%約5.5%約500銘柄
PFFDGlobal X U.S. Preferred ETF米国の優先株式約15億ドル0.23%約5.6%約200銘柄

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

PFF,PFFDともにここ数年株価は横ばいです。配当は5%ほどありますので、利回り5%狙いキャピタルゲインはいらないという言う人には投資対象となるかもしれません。

優先株ETF
  • 特徴:優先株に分散投資できる
  • メリット:値動きが安定しており、高い配当を得ることができる
  • デメリット:キャピタルゲインはあまり望めない

カバードコールETF

カバードコールとはオプション取引を利用した投資手法のひとつで、株を保有しながら、その株のコールオプションの売りポジションをとることを言います。

簡潔に説明が難しいのですが、株をある一定の金額で買える権利を売ることでオプション料を稼ぐ格好のETFになります。純粋な株価上昇とは違う力学で動いています。詳しくはこちらの説明をご覧ください。

指数に投資をすることになりますが、指数が右肩上がりであれば基本的には長期保有も可能です。

QYLD

Nasdaq指数の株を購入して、コールオプションを売却することで利益をあげ、配当を出すETFです。Nasdaqの推移が顕著で売買が活発であれば長期保有も可能です。

XLYD

S&P 500指数の株を購入して、コール・オプションを売却して利益をあげます。現状はNasdaqより取引量も小さくパフォーマンスは劣りますが、長期保有であればQYLDよりも安定感があるかもしれません。

カバードコール型ETFの一覧
銘柄名称投資対象資産総額経費率配当利回り銘柄数
QYLDGlobal X NASDAQ 100 Covered Call ETFNASDAQ-100指数に連動するカバードコール戦略約84.7億ドル0.60%約11.79%約100銘柄
XYLDGlobal X S&P 500 Covered Call ETFS&P 500指数に連動するカバードコール戦略約29.5億ドル0.60%約10.54%約500銘柄

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

QYLD, XYLDともに過去数年株価は横ばいです。ただ配当は脅威の10%ですので、とにかく高い配当を得たい人にはよいかもしれません。しかしカバードコールは通常の株式投資でなくキャピタルゲインは放棄している投資法となりますので、このあたりのETFの設計については理解をしておく必要があります。

カバードコールのETF
  • 特徴:カバードコールによるETF
  • メリット:超高配当を受け取ることができる
  • デメリット:設計が複雑、キャピタルゲインは望めない

増配株

増配株は過去10年、20年と継続的に増配を続けている企業群です。

高配当株ETFに比べると配当利回りは低いですが、高配当よりも成長性が望める可能性もあるため人気が高い銘柄です。

VIG 

過去10年間連続増配の株へ分散投資するETF。

ETF tracks the S&P US Dividend Growers指数への連動を目指す。中型、大型株への投資。REIT(不動産)の組み入れはなし。

SDY

過去20年間連続増配の株へ分散投資するETF。

S&P High Yield Dividend Aristocrats Indeへの連動を目指すETF。中型、大型株への投資。配当利回りの高い銘柄の比重が高くなるように構成されていためVIGよりも配当が高く、株価のパフォーマンスは低い。

増配株ETF一覧

銘柄名称投資対象資産総額経費率配当利回り銘柄数
VIGバンガード・米国増配株式ETF連続増配の米国大型株約892億ドル0.06%約1.65%約289銘柄
SDYSPDR® S&P® 配当貴族ETFS&P高配当貴族指数に連動する米国株約220億ドル0.35%約2.5%約112銘柄

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

VIGは株価と配当のバランスがよく、SDYは配当が高いこともあり株価は見劣りします。

増配株ETF
  • 特徴:配当が毎年増えている企業への分散投資
  • メリット:市場平均と高配当ETFのいいとこどり
  • デメリット:無配株銘柄のパフォーマンスは享受できない

グロース株ETF

株式投資にはグロース株とバリュー株という大きく2つの投資手法があります。

グロース株は成長している企業へ投資をして儲けをだす手法、バリュー株は割安になっている銘柄に投資して後々値が戻ってきたことにより儲けをだす手法です。

詳しくは「【初心者向け】バリュー株とグロース株はどっちがいい? 違いとメリット&デメリット」を参照ください。

グロース株へ分散投資するETFを4つ紹介します。

VUG 

CRSP USラージキャップ・グロース・インデックスへの連動を目指すETFです。

インデックス構成銘柄に同比率で投資しています。

GAFAMやTeslaといった成長企業が入っています。セクターとしてはテクノロジーの比率が高いです。

SPYG

S&P 500グロース・インデックスとの連動を目指すETF。

VUGとほとんど狙いは同じですが、投資対象が500と多いので分散は聞いています。ただ規模としてはVUGの方が大きいです。

QQQ

グロース株のインデックスではないですが、ナスダック100指数への連動を目指すETFです。

組み入れ銘柄はGAFAをはじめ、新興企業も多く含まれておりIT関連の比重が大きいです。非常に有名なETFで取引量の多い銘柄です。近年は市場平均を大きく上回るパフォーマンスをだしてきました。

ARKK

一時期非常に話題になった破壊的イノベーションを起こす銘柄を集めたETFです。

QQQのようにベンチマークとなる指数に連動を目指すインデックス型でなく、市場平均を上回る成績を上げることを目指し積極的に売り買いをするアクティブファンドです。

グロース株ETFの一覧

銘柄名称投資対象資産総額(億ドル)経費率配当利回り銘柄数
VUGバンガード・グロースETF米国の大型グロース株約1,5690.04%約0.52%約250
QQQインベスコQQQトラストNASDAQ-100指数約2,0000.20%約0.50%約100
SPYGSPDR® ポートフォリオ S&P 500 グロースETFS&P 500グロース指数約1600.04%約1.00%約240
ARKKARKイノベーションETF破壊的イノベーション企業約800.75%0%約35

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

ARKK以外はすべてVOOを凌駕する過去5年チャート。分散投資をしながら、とにかくキャピタルゲインをもとめるのであればこのあたりの銘柄が適切です。

ARKKは2020年〜2021年の1年ほどで5倍ほどに上昇した過去もあり、その破壊力を見せつけています。

グロース株ETF
  • 特徴:成長企業に分散投資ができるETF
  • メリット:近年は平均を上回る高いパフォーマンス
  • デメリット:セクターの偏りはあるので、バリュー株が上がりやすい局面ではパフォーマンスに難

バリュー株ETF

割安になっている株に分散投資をするETFです。

世界一の投資家ウォーレンバフェットはバリュー投資家として有名です。

通常は財務諸表などを確認し個別株の現在の価値をはかり、割安だと思う銘柄へ投資する手法ですが、これを分散投資できるのがバリュー株ETFです。

VTV

CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックスへの連動を目指すETF。

投資対象は大型のバリュー株です。バリュー株は配当の高い企業が多いのも特徴です。

SPYV

S&P 500 Value Indexへの連動を目指すETF。VTVと同じ狙いのETFです。

VTVと比べると構成銘柄は多く分散がより聞いていいます。規模はVTVの1/10です。

バリュー株ETFの一覧

銘柄名称投資対象資産総額経費率配当利回り銘柄数
VTVバンガード・バリューETF米国大型バリュー株約1,283億ドル0.04%約2.30%約350銘柄
SPYVSPDR® ポートフォリオ S&P 500 バリューETFS&P 500バリュー指数約160億ドル0.04%約2.50%約400銘柄

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

バリュー株ETFは市場平均には届かないまでも株価の推移も悪くなく、配当が2.5%ほどあります。

VTVは時価総額も大きい人気ETFです。

バリュー株ETF
  • 特徴:バリュー銘柄に分散投資できる
  • メリット:大型の安定企業がおおいので、比較的安定的に配当もえながら資産を増やせる
  • デメリット:成長企業の組み込みが少ないので、グロース株優位の局面ではパフォーマンスに難


セクター特化型ETF

アメリカ株は11のセクター(業界)に分かれています。これらのセクターに特化した銘柄に分散投資ができるETFがあります。

例えば生活必需品セクターであれば、P&G, コカ・コーラ、コストコ、フィリップモリスといった銘柄に分散投資することになります。

今後このセクターが伸びると思うけど、その中のどの企業が一番伸びるかはわからないという人には便利なETFです。

セクター特化型ETFの一覧

銘柄名称投資対象資産総額(億ドル)経費率配当利回り銘柄数
VDCバンガード・米国生活必需品セクターETF米国の生活必需品セクター65.320.10%2.50%100
VHTバンガード・米国ヘルスケアセクターETF米国のヘルスケアセクター81.730.10%1.20%400
VPUバンガード・米国公益事業セクターETF米国の公益事業セクター65.330.10%3.06%65
VGTバンガード・米国情報技術セクターETF米国の情報技術セクター817.290.10%0.58%350
VISバンガード・米国工業セクターETF米国の工業セクター50.000.10%1.50%350
VDEバンガード・米国エネルギーセクターETF米国のエネルギーセクター65.320.10%3.50%100
VOXバンガード・米国通信サービスセクターETF米国の通信サービスセクター30.000.10%1.20%110
VCRバンガード・米国一般消費財セクターETF米国の一般消費財セクター40.000.10%1.00%300
VFHバンガード・米国金融セクターETF米国の金融セクター120.000.10%2.00%400
VAWバンガード・米国素材セクターETF米国の素材セクター20.000.10%1.80%120

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

チャートが少しみにくいかもしれませんが、パフォーマンスはVGT情報技術セクターがダントツです。

続いてVCR一般消費財·サービス·セクター、VIS工業セクターとなります。

一番成績が悪いのが+15%のVPU公共セクターです。

セクター特化型ETF
  • 特徴:特定セクターに特化した分散投資ができる
  • メリット:景気サイクルをうまく見極めれば大きく儲かる
  • デメリット:長期保有には向かない場合もある

レバレッジ・インバース型

レバレッジ型とはS&P500などの指数の日々の変動率に、例えば3倍などをレバレッジを掛けて算出され指標に連動する運用をするETFです。

インバース型はその逆。レバレッジ型が株価があがれば儲かるのに対してインバース型は株価が下がることで倍率をかけた分儲かります。

毎日の変動率にレバレッジがかかりますので、長期的には元の指数からは乖離します。リスクも高い商品です。

SPXL

S&P500指数の運用実績の3倍の日次投資成果を目指すETFです。

S&P500が上昇すれば3倍儲かり、下がれば3倍損します。

SPXS

SPXLの逆です。S&P500のインバース型です。

S&P500が下がれば3倍儲かり、上がれば3倍損をします。

TECL

TECLはテクノロジー・セレクト・セクター指数の運用実績の3倍の投資成果を目指すETFです。

TQQQというナスダックの3倍レバレッジもありますが、日本では取り扱いがないので、こちらを紹介。

最近耳にするレバナスは、投資信託の「iFreeレバレッジ NASDAQ100」のように2倍のレバレッジがかかっている投資信託に投資をすえることを意味します。

TECLもナスダックに近い銘柄になりますので、広義の意味ではレバナスの一種ともいえます。

レバレッジ・インバース型

銘柄名称投資対象資産総額(億ドル)経費率配当利回り銘柄数
SPXLDirexion Daily S&P 500 Bull 3X SharesS&P 500指数の3倍の値動きを目指すレバレッジ型ETF約30億ドル0.95%0.00%500
SPXSDirexion Daily S&P 500 Bear 3X SharesS&P 500指数の3倍の逆の値動きを目指すレバレッジ型ETF約5億ドル0.95%0.00%500
TECLDirexion Daily Technology Bull 3X Sharesテクノロジーセクターの3倍の値動きを目指すレバレッジ型ETF約20億ドル0.95%0.00%75

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

TECLの価格が激しく上下に変動しているのが見て取れます。レバレッジETFは日々の値動きの3倍をとりますので、長期でみるとこれだけボラティリティが高くなります。

夢がある一方、リスクが非常に高いので、長期保有はしないほうが賢明です。やばいと思ったらすぐに引かないと大損のリスクがあります。

株以外のETF

最後は株以外のETFをご紹介します。

債券ETF

債権は株と逆相関関係にある資産アセットとして有名です。値動きが安定していて守りの資産としても役立ちます。

株によるリスクを低減するためにポートフォリオの一部として組み込むのが一般的です。

債権には国にお金を貸して利子収入を得る国債と企業に貸し付ける社債があります。

AGG

ブルームバーグ米国総合債券インデックスへの連動を目指すETF。

アメリカの投資適格債券市場全体に投資をします。国債、政府関連債、社債等が投資対象です。

BND

AGGと内容は、ほとんど同じです。

組み込み銘柄も規模も手数料もほとんど同じなのでアメリカ債権全体に投資をしたいならAGGかBNDの好きな方へ投資で良いと思います。

LQD

米ドル建て投資適格社債で構成される指数への連動を目指すETF。

国債が入っていないため配当利回りがAGGやBNDより高いです。その分リスクは若干高くなります。

EDV

25年以上の残存期間のあるアメリカ国債を対象としたETF。非常に長期のデュレーションを持つ債券に注力しているのが特徴。

債券ではデュレーションが長いほど、金利変動に対する感度が高くなるため金利の下落局面では大きな価格上昇が期待できる。

債権ETFの一覧

銘柄名称投資対象時価総額(億ドル)経費率配当利回り銘柄数
AGGiShares Core U.S. Aggregate Bond ETF米国の投資適格債券市場全体約1,0000.04%約2.5%約7,000
BNDVanguard Total Bond Market ETF米国の投資適格債券市場全体約9000.035%約2.4%約8,500
LQDiShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF米国の投資適格社債約5000.14%約3.0%約2,000
EDVVanguard Extended Duration Treasury ETF米国の超長期国債約200.07%約2.8%約80

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

過去5年で価格はマイナス16%以下とパフォーマンスは悪いです。ただ価格は安定しており、経済ショックにも株ほどのインパクトはありません。高配当で長期的に安定した運用をしたい方には向いています。

債権ETF
  • 特徴:アメリカの債権に分散投資ができる
  • メリット:守りの資産として運用できる、割と高い配当がでる、安心して長期保有可能
  • デメリット:パフォーマンスは望めない

金ETF

金は経済ショック、情勢不安、天変地異などの有事の際に頼りになる実物資産です。

株や債権といったペーパーアセットと異なり、実物があり希少性も高いため投資対象として人気です。

純金積立投資などをされている方もいるかもしれませんが、金のETFもあります。ETFであれば気軽に金投資が可能です。

GLD

金のETFの代表的銘柄。経費差引後の、金地金の価格との連動を目指すETFです。

GLDXGLDと同じ内容ですが、手数料がGLDXの方が安いです。その代わり規模はGLDの方が大きいです。

GDX

こちらは金そのものでなく、金を採掘している金鉱会社に分散投資をするETFです。NYSE Arca金鉱株指数との連動を目指すETF。金へ投資するよりボラティリティが高いので金投資でパフォーマンスを出したい人には向いています。

金ETFの一覧

銘柄名称投資対象資産総額(億ドル)経費率配当利回り銘柄数
GLDSPDR® ゴールド・シェアーズ金現物約749.50.40%0%1
GLDMSPDR® ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト金現物約23.20.18%0%1
GDXVanEck ベクトル・ゴールド・マイナーズETF金鉱株約120.00.51%約0.60%50

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

GLDもGDXもVOO株の動きとはあまり関連なく動いています。金は独自の動きを知られる資産クラスですので分散投資を観点で投資意義があります。

GDXはオペレーティングレバレッジが掛かる関係でボラティリティが高いETFとなります。

金のETF
  • 特徴:金への投資が株のようにできる
  • メリット:実物があり有事に強い、インフレに強い
  • デメリット:配当なし

REITのETF

リートは不動産投資の一種です。

投資者から集めた資金で不動産へ投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益から配当をだします。利益の90%は配当に支払わなくてはいけないというルールがあるので、高い配当が望めます。

RWR

費用支払い前のDJ 米国選択REIT 指数への連動を目指すETFです。

3%を超える高配当が特徴です。

USRT

FTSE NAREIT/NAREIT Equity REITs Indexに連動する投資成果を目指すETF
RWRよりも配当利回りは少なめですが、手数料が安いです。

REITのETFの一覧
銘柄名称投資対象資産総額(億ドル)経費率配当利回り銘柄数
RWRSPDR® ダウ・ジョーンズ REIT ETF米国の不動産投資信託(REIT)約20.210.25%約3.20%約90
IYRiシェアーズ 米国不動産 ETF米国の不動産関連株式およびREIT約36.500.42%約3.00%約85

2020/1〜2024/12の5年間チャートです。比較のためS&P500(青)を入れています。

株価はIYRの方がよいですが、REITにしては配当が低い印象ですね。

アメリカの不動産に手軽に投資をしたい方はチェックしてみてください。

REITのETF
  • 特徴:不動産に簡単に分散投資ができる
  • メリット:高い配当、インフレに強い
  • デメリット:デフレ局面でもろい

2025年主要アメリカETF一覧 45銘柄

銘柄名称投資対象時価総額(億ドル)経費率配当利回り銘柄数
VOOVanguard S&P 500 ETFS&P 500指数約5,0000.03%約1.5%500
SPYSPDR S&P 500 ETF TrustS&P 500指数約5,5000.09%約1.4%500
IVViShares Core S&P 500 ETFS&P 500指数約4,8000.03%約1.5%500
VTIVanguard Total Stock Market ETF米国株式市場全体約2,5000.03%約1.6%4,000
VTVanguard Total World Stock ETF世界株式市場全体約1,0000.07%約2.0%9,000
SPYDSPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF高配当米国株約700.07%約4.5%80
HDViShares Core High Dividend ETF高配当米国株約1200.08%約4.0%75
VYMVanguard High Dividend Yield ETF高配当米国株約5000.06%約3.0%400
JNKSPDR Bloomberg High Yield Bond ETFハイイールド債券約1000.40%約6.5%1,200
HYGiShares iBoxx USD High Yield Corporate Bond ETFハイイールド社債約1500.49%約6.0%1,200
LQDiShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond ETF投資適格社債約5000.14%約3.0%2,000
PFFiShares Preferred and Income Securities ETF優先株約1500.46%約5.5%500
PFFDGlobal X U.S. Preferred ETF優先株約200.23%約5.6%200
QYLDGlobal X NASDAQ 100 Covered Call ETFカバードコール約800.60%約11.0%100
XYLDGlobal X S&P 500 Covered Call ETFカバードコール約300.60%約10.0%500
VIGVanguard Dividend Appreciation ETF連続増配株約6000.06%約1.5%300
SDYSPDR S&P Dividend ETF高配当株約2500.35%約2.5%120
VUGVanguard Growth ETF大型グロース株約1,0000.04%約0.5%250
QQQInvesco QQQ TrustNASDAQ-100指数約2,0000.20%約0.5%100
ARKKARK Innovation ETF破壊的イノベーション企業約1000.75%0.0%35
SPYGSPDR Portfolio S&P 500 Growth ETFS&P 500グロース指数約1600.04%約1.0%240
VTVVanguard Value ETF大型バリュー株約1,3000.04%約2.3%350
SPYVSPDR Portfolio S&P 500 Value ETFS&P 500バリュー指数約1600.04%約2.5%400
VDCVanguard Consumer Staples ETF生活必需品セクター約1000.10%約2.5%100
VHTVanguard Health Care ETFヘルスケアセクター約2000.10%約1.2%400
VPUVanguard Utilities ETF公益事業セクター約500.10%約3.0%65
VGTVanguard Information Technology ETF情報技術セクター約1,5000.10%約0.5%350
VISVanguard Industrials ETF工業セクター約500.10%約1.5%350
VDEVanguard Energy ETFエネルギーセクター約500.10%約3.5%100
VOXVanguard Communication Services ETF通信セクター約300.10%約1.2%110
VCRVanguard Consumer Discretionary ETF一般消費財セクター約400.10%約1.0%300
VFHVanguard Financials ETF金融セクター約1200.10%約2.0%400
VAWVanguard Materials ETF素材セクター約200.10%約1.8%120
SPXLDirexion Daily S&P 500 Bull 3X Sharesレバレッジ型ETF約300.95%0.0%500
SPXSDirexion Daily S&P 500 Bear 3X Sharesレバレッジ型ETF約100.95%0.0%500
TECLDirexion Daily Technology Bull 3X Sharesレバレッジ型ETF約200.95%0.0%75
AGGiShares Core U.S. Aggregate Bond ETF投資適格債券市場全体約1,0000.04%約2.5%7,000
BNDVanguard Total Bond Market ETF投資適格債券市場全体約9000.035%約2.4%8,500
EDVVanguard Extended Duration Treasury ETF超長期国債約200.07%約2.8%80
GLDSPDR Gold Shares金現物約8000.40%0.0%1
GLDMSPDR Gold MiniShares Trust金現物約200.18%0.0%1
GDXVanEck Gold Miners ETF金鉱株約1200.51%約0.6%50
RWRSPDR Dow Jones REIT ETF不動産投資信託(REIT)約200.25%約3.2%90
IYRiShares U.S. Real Estate ETF不動産関連株式およびREIT約360.42%約3.0%85

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アメリカETF初心者におすすめのETF3選

ここまでご紹介した代表的な45銘柄から初心者におすすめなETFを3つご紹介します。どれも人気が高い有名な銘柄です。

VOO

一番おすすめはVOOです。市場平均のパフォーマンスを目指すETFです。

成績優秀、リスクも低く、長期積立投資に向いています。

アメリカ株式投資をするなら、まず検討したいおすすめNo.1です。

VYM

配当を狙いたい人はVYMがおすすめです。

VYMは高配当株を集めたETFです。配当利回りだけを考えると、他にもオプションはありますが、VYMは株価の推移もいいのである程度キャピタルゲインも狙えます。

トータルパフォーマンスがよいので気に入っています。

QQQ

成長株に投資をしたい人はQQQもおすすめ。Nasdaq全体に投資をすることで新興企業に分散投資できます。

懸念点はテクノロジー株の比重が大きいため、金利上昇局面では株価がさがる可能性があります。とはいえ、これまでVOO,VTIなどのパフォーマンスを完全に上回っていますので大きなリターンを求める人は検討の余地があると思います。

2025年注目のアメリカETF3選

2025年に特に注目のETFを3銘柄ご紹介します。

QQQ

Aiの発展によりテクノロジーセクターは引き続き株式市場を牽引すると見られます。

半導体に特化するのであれば、SOXXなどもありますので興味ある方はみてみてください。個人的にはテーマETFは難易度が高いと感じるためQQQあたりがバランスがよいと感じます。

VFH

トランプ政権になり金融の規制緩和が推進されますので、金融企業のビジネスを推進し評価があがることが考えられます。

FRBの金利引き下げも好材料、今後M&Aも活性化するとの予想ですので着実に価格が伸びるのではとのシナリオです。

VDE

エネルギーセクターもトランプ政権下で恩恵を受けやすいセクターです。

これまでの規制が緩和されること、Ai台頭によるデータセンター需要が伸びていることからエネルギーへの需要が派生することが予測されます。エネルギーセクターの銘柄は高配当銘柄も含まれるためキャピタルゲインとインカムゲインの両取りも期待できます。

筆者の実際のアメリカETFの運用成績

筆者も実際に今回紹介したアメリカETFで長期運用をしています。

2019年からVOO, QQQ, VYM、2021年からVTを不定期で積立しており、成績は以下の通りです。(2024年12月末現在の評価額と損益です)

筆者の実際のアメリカETFの運用成績し

VOO
評価額 USD 40,527
損益 +USD12,275 ( +43.6% )

QQQ
評価額 USD 43,933
損益 +USD18,343 ( +71.9% )

VYM
評価額 USD 28,545
損益 +USD4,303 ( +17.8% )

VT
評価額 USD 20,504
損益 +USD3,864 ( +23.3% )

本サイトでは筆者の運用成績を赤裸々に公開していますので、興味ある方は参考にしてみてください。(10年で投資資産5000万円を目指して投資を続けています)

→筆者の運用成績

アメリカETF投資を始める手順|初心者向けガイド

アメリカETFへの投資の始めるステップ

アメリカETFに投資を始めるには、証券口座を解説することが必要です。

ほとんどの証券口座はオンラインで簡単に開設できます。

  1. 証券会社の選定
    アメリカ株やETFに対応している証券会社を選びます。手数料や取引ツールの使いやすさ、サポート体制などを比較し、自分に合った証券会社を選びましょう。
  2. 口座開設手続き
    証券会社のウェブサイトから口座開設申し込みを行います。本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要になるため、事前に準備しておきましょう。
  3. 入金・為替手続き
    米国株を購入するためには、ドル建てでの資金が必要です。アメリカ株の取り扱いをしている証券会社の多くは自動的に為替手続きが行われるため、手数料のかかり方も確認することをおすすめします。
  4. ETFの購入
    ETFを購入する際は、証券会社のオンライン取引システムを使用します。購入したいETFのティッカーシンボル(例: VOO、QQQ)を検索し、注文を出します。成行注文や指値注文など、希望の購入価格に応じた選択が可能です。

アメリカ株取引におすすめな証券口座

アメリカETFを購入するのにおすすめな信頼できる証券口座をご紹介します。

1. 楽天証券

初心者にも使いやすく、取引手数料が安い点が魅力です。

特に、楽天ポイントを使った投資が可能で、口座開設から投資までの手順も簡単です。多くのETFに対応しており、NISAにも対応。初心者でも取引がスムーズに行えます。

2. DMM.com 証券

多くのアメリカ株投資家に支持される証券口座。

理由はシンプルに手数料の安さ!取引手数料ゼロ、取引量の多い方にもおすすめです。
取り扱い銘柄は約900銘柄、主要銘柄、ETFはすべてカバーされています。Nisaにも対応しています。

3. フィリップ証券

シンガポールの大手証券会社。日本在住でも口座開設可能です。日本語サポートもあるので安心。

アメリカETFや海外投資に精通しており、マルチ通貨機能があり、換算レートもよいのでUSDなどの外貨での運用、両替に力を発揮します。外貨でそれなりの運用額になるなら検討したい講座です。

特に海外駐在などの可能性がある方は持っていて損のない証券口座です。証券口座は1つにする必要はありません。アクセスできる銘柄数が日本の証券会社とは桁違いなので興味がある方は一度試してみてもよいかもしれません。

まとめ|アメリカETF投資で資産形成を成功させる秘訣

長期投資の重要性

アメリカETF投資で成果を上げるには、長期的な視点を持つことが不可欠です。

市場の短期的な変動に一喜一憂せず、時間を味方に付けて投資を継続することで、複利効果を最大限に活用できます。

特に市場平均型ETFは、時間が経つにつれて安定したリターンを生む傾向があります。長期的な目標を設定し、それに向かってコツコツと資産形成を行うことが、成功への近道です。

ポートフォリオ全体でのバランスの取り方

成功する投資には、ポートフォリオ全体のバランスが欠かせません。

一つのETFに偏るのではなく、市場平均型、高配当型、セクター特化型など、異なる性質のETFを組み合わせることで、リスクを分散しながらリターンを最大化することができます。

また、経済状況や個人のライフステージに応じて、ポートフォリオを見直すことも重要です。定期的にリバランスを行い、目標とする資産配分を維持しましょう。

アメリカETFに関するQ&A

Q: ETFの分配金はどのように受け取れますか?

A: 分配金(配当)は証券口座に自動的に振り込まれます。再投資を行いたい場合は、証券会社の再投資サービスを活用すると便利です。

Q: NISA口座でアメリカETFに投資できますか?

A: はい、NISA口座を利用してアメリカETFに投資することが可能です。配当金にかかる税金を非課税にできるため、特に配当収益を重視する投資家に適しています。

Q: 初心者にとってアメリカETFは難しいですか?

A: いいえ、アメリカETFは初心者にとってむしろ分かりやすい投資方法です。分散投資ができ、コストが低い商品が多いため、長期投資の第一歩として最適です。わからない点があれば、証券会社のサポートを活用しましょう。

Q: 配当金は日本円で受け取れますか?

A: はい、通常は日本円で受け取れます。ただし、ドル建ての配当をそのまま受け取ることも可能で、為替手数料を抑えたい場合に有効です。証券会社の設定を確認して、自分に合った方法を選んでください。

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