アメリカ株のセクター分類と特徴  – 初心者向け活用方法、セクターETFの紹介 –

株式投資
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株式投資で株を選ぶ際の検討材料としてセクターを検討することができます。

ここではアメリカ株におけるセクターの考え方について解説していきます。

・セクターって何?
・アメリカ株に興味はあるけど、どうやって株を選べばよいかわからない?
・分散投資をしたい

という方の参考になれば嬉しいです。

アメリカ株のセクター分類とそれぞれの特性

株式投資におけるセクターとは企業の業種で銘柄を分類したグループのことです

日経新聞の株価欄をみると「銀行」「小売り」「水産・農林」などの分類がありますよね。これがセクターです。アメリカ株の場合セクターは11に分かれます

同じセクターの銘柄は似たような値動きをする傾向にあります。
どのセクターの銘柄を自分のポートフォリオに組み込むか検討をしたり
セクターごとに業績比較を行ったり、
セクター内での株価の割高・割安を比較するなどして、
投資の判断材料とすることができます。

下記がアメリカ株のセクター一覧です。

セクターSector景気リターン
(1957-2003) 
配当(2019)銘柄例
生活必需品Consumer Defensive不況13.36%2.55%プロクター&ギャンブル(PG)
コカコーラ(KO)
ヘルスケアHealth Care不況14.19%0.93%ジョンソンジョンソン(JNJ)
公共事業Utilities不況9.52%2.94%デューク・エナジー(DUK)
ウェイスト・マネジメント(WM)
情報技術Technology回復11.39%1.34%アップル(APPL)
マイクロソフト(MSFT)
資本財Industrials好況10.22%1.55%スリーエム(MMM)
ボーイング(BA)
エネルギーEnergy後退11.32%2.88%エクソン・モービル(XOM)
シェブロン(CVX)
通信サービスCommunication Services不況9.63%1.30%AT&T (T)
フェイスブック(FB)
一般消費財Consumer Cyclical好況11.09%2.05%マクドナルド(MCD)
アマゾン(AMZN)
金融Financial Services回復10.58%2.23%JPモルガン(JPM)
シティバンク (C) 
素材Materials好況8.18%2.20%デュポン(DD)
ダウ・ケミカル(DOW)
不動産Real EstateNA3.24%サイモンプロパティ―グループ(SPG)

景気局面

上の表の景気欄にある不況、好況という分類はどんな景気の時に強いかということです。

例えば生活必需品は不況局面に強いです。
なぜなら生活必需品は文字の如く生活になくてはならないものですので景気が悪くとも影響を受けにくいからです。必要なものは必ず売れます。
これに対して例えば一般消費セクターの銘柄は景気が良い時はみんなの消費が増えるため強いですが、不況になるとその影響をもろに受けます。好況には強いが不況に弱い傾向にあります。

このように各セクターにはそれぞれ強い景気局面があります。

リターン

上の表のリターンは1957-2003年のセクター平均パフォーマンスです。
ジェレミー・シーゲルという超有名な投資家の本「株式投資の未来」から数字を拝借しています。
この46年の期間中のS&P500(アメリカ主要500株)の平均利回りが10.8%ですので過去平均より良いパフォーマンスを出してきたセクターはヘルスケア、生活必需品、情報技術、エネルギーの4種になります。
2003年までのデータですので少し古いですが参考になります。

モトリーフール

配当

上の表の配当はS&P500 の2019年の配当実績から算出した各セクターの平均値です。
一応こつこつと調べたので記載していますが、
例えばヘルスケアセクターは低めになっていますが、ヘルスケアセクターの株でも配当が高いものはありますので、あまり参考にならないかもしれません。。
傾向としてはIT系は配当が低めではあります。


では実際にこのセクターを知ったうえでこの知識をどのように活用できるかを見ていきましょう。

セクター分類はどのように活用できるか?

①セクター実績の確認

各セクターのパフォーマンスを定期的に確認することで今後の投資判断材料にできます。
後に乗せているセクター特化ETFの値動きを参考にするのもいいですね。

日々株価を追っていたりニュースなどで何となく肌感覚としてわかる人もいるかもしれませんが、
自分の肌感覚と実際の株価の動きが異なる場合もあります。

②分散投資の確認

セクターを知っていると分散投資や投資対象の偏りの確認ができます
同じセクターの株ばかりを買っているとその業界が落ちていった際に歯止めがかかりません。

分散投資をしようと様々な銘柄をポートフォリオに組み込んでも、実は同じセクター内の銘柄をいくつも買っていては十分なリスク分散がされません。
もちろん、あるセクターが今後伸びると考え、意識的に一つのセクターに集中投資をするのもよいのですが、 自分が投資している銘柄がどのセクターに属していいるか、自分はどの業界にお金を投資しているのかをちゃんと認識していたほうがよいです

また各セクターの景気耐性も加味してポートフォリオを作っていくのもありです。
例えば長期投資をする際には不況に強い銘柄を持っておくと少し安心材料になると思います。

勿論あくまで全て傾向ですので、実際の投資判断は自分が納得できるファンダメンタルなりチャート分析を行った上で行いましょう。

③セクター特化ETF

ETFとは様々な銘柄を組み込んだ株ですが、
ETFの中にはあるセクターに特化したETFがあります

これらのセクター特化型ETFをいつか保有して分散投資する手もあります。
これから伸びそうなセクターを多めに買ったりしてポートフォリオを形成するのはありですね。
ETFはそれ自体が分散投資になっていますので、これに各セクターの比率を自分で決めて投資することでリスク分散にもなります。

こちらはバンガード社のセクターETFです。
リターンは2015-2019年の5年間の平均リターンを記載しています。

セクターSectorETF(ティッカー)リターン(2015-2019)
生活必需品Consumer DefensiveVDC7.90%
ヘルスケアHealth CareVHT10.46%
公共事業UtilitiesVPU10.41%
情報技術TechnologyVGT20.06%
資本財IndustrialVIS9.56%
エネルギーEnergyVDE-3.29%
通信サービスCommunication ServicesVOX4.89%
一般消費財Consumer CyclicalVCR11.64%
金融Financial ServicesVFH11.13%
素材MaterialsVAW6.61%

因みに、、
本記事はじめにある表の1957-2003年の平均リターンと上記の過去5年の平均リターンを比べるとかなり様子が違います。
直近は情報技術セクターのリターンが目覚ましいです。
株式投資は未来をみる行為ですが、材料は過去しかありません。どの過去データをどう捉えるかが肝です。

セクターの確認方法

最後に気になる銘柄やETFのセクターがどれに分類されているか、確認方法を記載しておきます。

個別銘柄の場合

個別株がどのセクターに分類されているのかはYahoo Financeで確認できます。
Yahoo Financeの銘柄名もしくはティッカーで目当ての個別株を検索したら、Profileという画面に行ってください。Sectorというところにどの分類に入っているか記載があります

下記はアルファベット(Googl)の例です。

ETFの場合

こちらもYahooFinanceで確認できます。
Yahoo Financeでお目当てのETFのティッカーを検索、Holdingsという画面に行きます。
左側のSector Weightings %という箇所にどのセクターの株がどれだけ組み込まれているか比率が出ています。ETFを選定する際にとても役に立ちます。

下記はバンガード社のVOOというインデックスです。

まとめ

・アメリカ株は11のセクターに分かれている
・各セクターは性格や強みが異なるのでざっくり把握しておこう
・分散投資をする場合は自分のポートフォリオのセクター比率も確認しよう
・ETF投資をする場合はセクター比率も確認してみよう

WealthNavi

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