ロボアドバイザーって結構種類があるけど
何が違うの?
各社少しずつ内容が違うので解説しますね!
投資の必要性は感じるし、やってみたいけど
自分でやるのは自信がない。
勉強したり投資に時間もかけたくない。
そんな方に力強いのが最近話題のロボアドバイザーです。
ロボアドバイザーとは、あなたの代わりにロボアドバイザーがあなたの資産をいい感じに運用してくれるサービスです。
今回はおすすめなロボアドバイザー5社を比較していきます。
あなたの資産運用の参考になればうれしいです。
おすすめロボアドバイザー5社比較
ロボアドバイザーサービスの中にはアドバイス型のサービスもありますが、ここでは銘柄選定をすべて自動化する投資一任型の紹介となります。
投資一任型とは、投資先の銘柄選定、発注、リバランス、積立などすべての投資プロセスをやってくれるサービスです。利用者はお金を口座にいれているだけでOKです。
各社の違いをまとめたので、早速見ていきましょう。
WealthNavi ウェルスナビ | THEO+docomo テオ | ON COMPASS オンコンパス | 楽ラップ | Folio ROBO PRO | |
最低投資単位 | 10万円 | 1万円 | 1000円 | 10万円 | 10万円 |
最低積立額 | 1万円〜 | 1万円〜 | 1000円〜 | 1万円〜 | 1万円〜 |
運用手数料 | 1.1% 3000万円以上部分 0.55%(税込) | 1.1% 3000万円以上部分 0.55% (税込) | 1.0175% 程度(税込) | 0.715% (税込) | 1.1% 3000万円以上部分 0.55%(税込) |
投資対象 | 世界分散 | 世界分散 | 世界分散 | 世界分散 | 世界分散 |
種類 | 投資一任型 | 投資一任型 | 投資一任型 | 投資一任型 | 投資一任型 |
リバランス | 1年に1回 | 1年に1回 | 3ヶ月に1回 | 長期1年に1回 中期的資産を 3ヶ月に1回 | 毎月+緊急時 |
税金最適化 | あり | あり | なし | なし | なし |
積立機能 | 積立機能あり | 積立機能あり | 積立機能あり | 積立機能あり | 積立機能なし |
運用 | 現代ポートフォリオ 理論 | 現代ポートフォリオ 理論+スマートベータ | 硬度な金融工学に 基づき金融危機 シナリオ分析も組入 | マーサー・インベスト メンツ+DRC機能 | 独自のAi技術 (Alpaca社 ディープラーニング) |
パフォーマンス 1 2016年〜2020年 | 20.6 ~ 30.1% ( 2016/1 -2020/9) | 5.48 ~ 27.76% ( 2016/3 – 2020/9) | -1.97 ~ 24.3% ( 2016/6 – 2020/9) | 14.54 ~ 41.29% ( 2016/7 – 2020/9) | ー |
パフォーマンス 2 平均利回り 2019年〜2020年 | 5.3 ~ 5.4% (2019/9 – 2020/9) | -1.4 ~ -3.1% (2019/9 – 2020/9) | ー | 0.9 ~ 3.5% (2019/9 – 2020/9) | 15% (2020/1 -2021/2) |
パフォーマンス 3 平均利回り 2016年~2020年 | 2.86~5.79% (16/1-2020/11) | 1.10%~6.50% (2016/3 -2020/11) | -0.32%~6.16% (2016/6 -2020/11) | 2.17%~5.88% (2016/7~2020/10) | ー |
投資金額
ウェウルスナビ、楽タップ、Folio Robo Proは10万円です。
THEOは1万円、オンコンパスは1000円と少額からも開始できます。
まずどんなものか試してみたいという方にはTHEOやオンコンパスはよい選択肢です。
手数料
各社横並びの中、楽ラップだけ0.715%と安い設定となっています。
他に余計な費用もかかっていないので、手数料を安く抑えたいのであれば楽タップですね。
運用方法
各社は世界の様々なアセット(株、債権、リートなど)に分散投資をしています。
ETF(各アセットの平均値に連動するような商品)での運用がメインですので、大きなリスクは避けられています。詳しくは各社の解説で説明しますが、大きく違うのがFolio ROBO PROです。
Folio ROBO PROは他の各社がパッシブ運用(市場平均をめざすような運用方法)であるのに対しROBO PROはアクティブ運用に近いく、パフォーマンスを最大化するために積極的にポートフォリオ比率を変えています。
リターン
各社のリターンはなかなか同条件で比べるのが難しいとことです。
表に一応リターンを載せていますが、参考程度にとらえていただければと思います。
投資環境は常に変化するので、リターンは一定ではないですが、長期で投資をしてけばならして3〜6%くらいかなという印象です。
もしリターンを目指すのであればROBO PROは非常に面白い選択肢です。
サービススタートから1年ほどですが、Aiを一番駆使していてここまではよいパフォーマンスでています。
それでは各社のサービスを細かく見ていきましょう。
ウェルスナビ
- 運用者24万人、人気のロボアド!
- 長期、積立、分散の全自動資産運用
- プロのロジックで運用される確かなサービス
WealthNaviは「長期・積立・分散」の資産運用を全自動でお任せできる資産運用サービスです。
手数料は1%のみで、国際分散投資を自動運用します。
投資先は国内外の株式、債権、リート、金。
約50カ国11,000銘柄以上に国際分散投資を行っています。
リバランスは年に1回です。
運用はノーベル賞受賞の「現代ポートフォリオ理論」をベースとした資産運用アルゴリズムを活用しています。
「現代ポートフォリオ理論」とはポートフォリオを考える時に同じリスクのなかで一番リターンが高くなる組み合わせを選ぶことで最適なポートフォリオを構築しようとする考えです。
この考え方は世界の機関投資家や富裕層の資産運用でもよく用いられる方法です。
リターンは約6%というのがベンチマークになるかと思います。
1992年1月から2017年1月までの過去25年の期間で、WealthNaviの推奨ポートフォリオを用いて資産運用のシミュレーションを行うと、1年あたりのリターンは6.0%との記載がホームページにあります。
- 積立、長期投資で資産をふやしたい人
- 投資は全部自動で自分はなにもしたくない人
- できるだけ多くの人が使っているサービスが安心
THEO+docomo
- 1万円からスタート可能!
- AIが資産の大幅下落を予想して、リスクを回避
- dポイントがどんどんたまる
THEO+ docomoは、株式会社お金のデザインと株式会社NTTドコモの協業サービスで、AI搭載ロボアドバイザーによる投資一任運用サービス。
手数料は1%のみで、国際分散投資を自動運用します。
THEO+docomoがいいのは、1万円からスマホではじめられる気軽さです。
スマホの使い勝手もよくてグラフで自分の資産がいつでも確認できます。
自動積立で基本ほったらかしでOKですし、積立設定はいつでもやめれるので、もし違うなと感じたらいつでも止めることができます。
投資に馴染みのない人でも少額からお試し感覚で始められるのがいいですね。
そしてdocomoとの協業しているので、ドコモユーザーには利点が多いです。
- dポイントがたまる:預け資産1万円につき、dポイントが1ポイント(ドコモ回線を使っていれば1.5ポイント)毎月つきます。
- おつり積立が可能:dカードでおつり積立の設定をすると、お買い物のつど、設定した金額に対するおつりを積み立てて、運用するできます。
- dカードGOLDとの連携で手数料OFF:dカードGOLDで「おつり積立」と月1万円以上通常積立を行うなど条件を満たせば、手数料が最大35%OFF!手数料1%を最大35%OFFで0.65%まで引き下げることができます。
運用に関しては、ウエルスナビと同じ「現代ポートフォリオ理論」に加え「資産価格の実証研究」という理論を用いてポートフォリオを構築します。どちらもノーベル賞を受賞している権威ある研究です。
「資産価値の実証研究」は銘柄の特性(時価総額や業績など)に注目した研究で、銘柄のファクター(特性)を加味することでさらなるリターンが可能と考えます。
様々な銘柄に分散投資を単純にするだけでなく、それぞれの要素、相乗効果にも目を配りポートフォリオを構築しようというものです。
こういった考えを「スマートベータ」と呼びますが、これは年金基金など先進的な機関投資家が採用している方法です。
この2つの理論をベースに診断結果をもとに、231通りの中から一人ひとりにあったポートフォリオで運用が行われます。値上がり益重視のグロースポートフォリオ、安定性重視のインカムポートフォリオ、インフレ対策重視のインフレヘッジポートフォリオという目的別の3つの機能ポートフォリオを組み合わせます。
非常に決めの細かい診断とポートフォリオ構築がなされています。
また、THEO+docomoには暴落から資産を守るAiの設計がされています。
細かい説明は省きますが、AIが特定の銘柄が大幅下落すると判断した場合、ポートフォリオをより保守的してロスを最低限に抑えます。
- 積立、長期投資で資産をふやしたい人
- 投資は全部自動で自分はなにもしたくない人
- ドコモユーザーでお得に資産運用したい人
ON COMPASS
・1000円から投資が可能!
・徹底したリスク管理
・マネックスグループ、セゾン、バンガードといった金融プロの運用
ON COMPASS(オン コンパス)は、マネックス・セゾン・バンガード3社の投資顧問が、投資一任運用を行う、ロボ・アドバイザーを活用した資産運用サービスです。
最低投資額1000円からサービス利用が可能。
ロボアド各社の中で初期投資が一番安く少額から気軽にはじめられるのが特徴です。
小口、低コストで分散できるのは投資初心者とっては心強いです。
スマホでの操作もとても使いやすいです。
手軽でも中身はプロフェッショナルです。
ON COMPASSはマネックス、セゾン、バンガードの3社の投資顧問が投資を担っています。
大手証券会社マネックス証券やアメリカ大手運用会社バンガードによる深い金融知識やノウハウが組み込まれており投資のプロによる資産運用に安心感があります。
マネックス証券はネット証券大手で特に銘柄分析のツールに優れています。
今後自分で銘柄を選んで投資にチャレンジしたいときに持っておいて損のない証券口座です。
ON COMPASSでは収益の大きさや実現可能性だけでなく、価格下落時にその下落幅を最小化することも考えられています。
独自の金融工学に基づいたアルゴリズムで分散投資を行って、下落時のダメージを抑えながら運用益を上げていくのが特徴です。
単純な収益性だけでなくリスクを抑えた堅実な運用を考える方や、中長期の運用を考えている方に向いています。
- まずは少額から気軽にはじめてみたい人
- スマホでスマートに管理したい人
- 積立、長期投資で資産をふやしたい人
- 投資は全部自動で自分はなにもしたくない人
ON COMPASSをはじめるには、診断を受け後、マネックス証券の口座開設が必要です。
楽ラップ
- 業界最安値の手数料0.715%
- 楽天証券の口座を解説でOK
- 世界的な投資コンサル、マーサーインベストメンツを起用
楽ラップは楽天証券が提供するロボアドバイザーを活用した資産運用サービスです。
楽天証券はネット証券大手で最近では登録者数一番増えている証券会社です。
金融のプロフェッショナルによるサービス展開として心強いのと、楽ラップは楽天証券に登録をしておけば専用の口座を解説する必要がありません。
まずはロボアドで投資を始めてみて、もし興味がでて自分の好きな銘柄を選んで投資をしたくなったら楽天証券で取引をすぐに開始できます。
楽天証券は口座は無料で開設できますし、取引手数料も安いので口座をもっておいて損はないです。
楽タップはなんといっても手数料が一番低いのが魅力です。
他社が1%の手数料で横並びのところ、楽ラップは 0.715%と30%近く安いです。
100万円預けていたら3000円近く変わってきますので約0.3%の違いとは言えバカにできません。
運用のポートフォリオを決めるための質問も16問と他社よりも多く。
より細かく自身の特性を反映してもらっている感じがします。
運用のパートナーには資産運用コンサルティングの世界的なリーディングカンパニーであるマーサー・インベストメンツを起用しています。
マーサーは40年以上にわたり約24ヵ国において、年金、保険会社、富裕層、財団、銀行など様々な投資家に、資産運用コンサルティングおよびソリューションを提供しているプロ中のプロです。
急な下落が起きるのショック軽減機能がありますが、これは「あり、なし」が選べます。
長期で資産運用する上では心強いパートナーです。
- 手数料が安いところがいい人
- 積立、長期投資で資産をふやしたい人
- 投資は全部自動で自分はなにもしたくない人
楽ラップをはじめるには、診断を受け後、楽天証券の口座開設が必要です。
FOLIO ROBO PRO
- Ai活用の進化版ロボアド
- 高いパフォーマンスを期待できる
- 短中期の投資にも活用できる
Folio ROBO PROはFolioが2020年にサービスを開始した新しい一任型ロボアドバイザーです。
大きな特徴は運用に積極的にAiを活用、市場の変化に合わせてドラスティックに売り買いを行いパフォーマンスの最大化を目指しています。
まだサービス開始から1年少しですが、過去1年は約17%という高いリターンを出しています。
これは日本の平均株価のパフォーマンスを7%以上上回るリターンです。
今後もこのリターンが続くのは難しいかもしれませんが、今のところ驚きの実績をだしているのは事実です。
一般的なロボアドはAiの活用は限定的ですが、Folio ROBO PROは一味違います。
アルパカというAiのディープラーニングやビッグデータ解析などに強みがあるスタートアップと提携しており、Aiを使って積極的に未来を予想して売買を行います。40種類以上のマーケットデータを活用し、AIによるリターン予測をおこない、ダイナミックに投資配分を変更しています。
例えば、コロナショックの際に株価が暴落しましたが、株価暴落の前のサインとして銅の価格が下落することが経験的に知られています。実際今回のコロナショックの前にも銅価格は下落しています。ROBO PROはこれを察知し、株の暴落を予期し損失を最小限に留めることに成功しています。
すべてが予測可能ではありませんが非常に面白い進化系のロボアドです。
個人的には一番注目をしています。
手数料は1%と他のロボアドと同等です。積立機能は今のところありません。 2021年4月から積立機能が追加されました!
多くのロボアドが長期投資を前提としている中、ROBO PROは長期運用も可能ですが、短中期の運用でもパフォーマンスをだせそうな設計です。
- 大きなリターンをねらいたい人
- Aiやビッグデータ解析での運用に期待している人
- 全自動で投資を任せたい人
まとめ
WealthNavi ウェルスナビ | THEO+docomo テオ | ON COMPASS オンコンパス | 楽ラップ | Folio ROBO PRO | |
最低投資単位 | 10万円 | 1万円 | 1000円 | 10万円 | 10万円 |
最低積立額 | 1万円〜 | 1万円〜 | 1000円〜 | 1万円〜 | 1万円〜 |
運用手数料 | 1.1% 3000万円以上部分 0.55%(税込) | 1.1% 3000万円以上部分 0.55%(税込) | 1.0175% 程度(税込) | 0.715% (税込) | 1.1% 3000万円以上部分 0.55%(税込) |
投資対象 | 世界分散 | 世界分散 | 世界分散 | 世界分散 | 世界分散 |
種類 | 投資一任型 | 投資一任型 | 投資一任型 | 投資一任型 | 投資一任型 |
リバランス | 1年に1回 | 1年に1回 | 3ヶ月に1回 | 長期1年に1回 中期的資産を 3ヶ月に1回 | 毎月+緊急時 |
税金最適化 | あり | あり | なし | なし | なし |
積立機能 | 積立機能あり | 積立機能あり | 積立機能あり | 積立機能あり | 積立機能あり |
運用 | 現代ポートフォリオ 理論 | 現代ポートフォリオ 理論+スマートベータ | 硬度な金融工学に 基づき金融危機 シナリオ分析も組入 | マーサー・インベスト メンツ+DRC機能 | 独自のAi技術 (Alpaca社 ディープラーニング) |
パフォーマンス 1 2016年〜2020年 | 20.6 ~ 30.1% ( 2016/1 -2020/9) | 5.48 ~ 27.76% ( 2016/3 – 2020/9) | -1.97 ~ 24.3% ( 2016/6 – 2020/9) | 14.54 ~ 41.29% ( 2016/7 – 2020/9) | ー |
パフォーマンス 2 平均利回り 2019年〜2020年 | 5.3 ~ 5.4% (2019/9 – 2020/9) | -1.4 ~ -3.1% (2019/9 – 2020/9) | ー | 0.9 ~ 3.5% (2019/9 – 2020/9) | 15% (2020/1 -2021/2) |
パフォーマンス 3 平均利回り 2016年~2020年 | 2.86~5.79% (16/1-2020/11) | 1.10%~6.50% (2016/3 -2020/11) | -0.32%~6.16% (2016/6 -2020/11) | 2.17%~5.88% (2016/7~2020/10) | ー |
いかがだったでしょうか?
今回は今話題のロボアドバイザーを各社比較してみました。
ロボアドは投資にあまり時間がかけられない人には心強いパートナーです。
各社確固たるロジックや大手金融セクターがバックにおり信頼感のあるサービスです。
ここまで各社リターンも悪くないですし、今後も長期的には安定的なパフォーマンスが期待できそうです。
今後はロボアドも進化をしていくでしょうし、人がマニュアルで運用する部分はどんどん減っていくかもしれません。
資産運用は長寿社会においてマストです。
その上でロボアドは今後の資産運用における有力な選択肢です。
是非検討してみてください。
本記事が少しでもあなたの資産運用のお手伝いとなればとても嬉しいです。
それでは、また。
コメント