初心者向けアメリカ株【高配当ETF 7選】 〜利回り20%以上も?!REIT,BDC, MLP、優先株等 〜

アメリカ株
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ここではアメリカ株式投資、高配当投資に興味のある方向け

アメリカの高配当ETFを各種ご紹介します。

ETFとは株式市場に上場している投資信託です。
手数料が低く簡単に分散投資が可能です。
詳しくは記事:ETFって何? 投資信託と違い、メリット&デメリットは?【初心者向け解説】を参照ください。

高配当銘柄は必ずしも良い投資対象とは限りませんが、やはり現金還元を受け取れるのは大きなメリットです。配当についての考え方は 配当の考え方 - 配当利回りは高い方がいい?無配株の方がいい?-をどうぞ。


それではアメリカ市場でどういった高配当ETFがあるのか順番に見ていきましょう。


① 高配当株のETF

まずは株のETFです。

各株の配当利回りはまちまちです。配当を全く出さない企業もあれば、4%, 5%と高い配当を出す企業もいます。簡単に言ってしまうと「若くてまだこれから事業をどんどん拡大する」ような企業は無配傾向にあり、「もうベテラン、業績安定していて成長率は限定的」という企業は配当それなりに出す傾向にあります。Appleは長らく無配でしたが、現在は1%ほど出しています。

高配当株ETFとは数ある株の中から高配当株だけを集めたETFです。
構成銘柄は比較的規模が大きく古めの大御所銘柄が多いです。その為キャピタルゲインは望みにくい側面があります。


代表的な銘柄は下記です。

ティッカー 名称 配当利回り 経費率
SPYD SPDR S&P 500 高配当株式ETF 6.96%0.07%
HDV iシェアーズ 米国高配当株ETF4.18%0.08%
VYMバンガード 米国高配当株式 ETF3.65%0.06%

構成銘柄はAT&T, Exxon mobile, Verizon, Abbie, The Sothern Company などの企業があります。

SPYDが配当では頭ひとつ抜けていますが、これはコロナショックで株価がHDV, VYM以上に下がっていることも要因です。配当だけ見ていると見落としますので注意が必要です。

株価は5年間でSPYDは-13%, HDVは+5%、VYMは11%です。


② 高配当債権のETF

債権の中にも高配当な銘柄があります。
これらの高配当な債権を集めたのが高配当債権ETFです。

債権とはお金を一定期間貸すことで利息をもらう商品で国が発行する国債と企業が発行する社債があります。債券系のETFは毎月分配金を出すものが多くこれに魅力を感じる人もいます。

高配当債権はハイイールド債(ハイ=高い、イールド=利回り)とも呼ばれ、格付けが低く債権であるにもかかわらず元本割れのリスクがあることから配当が高くなっています。

その為構成銘柄は格付けBB以下の低い銘柄も入ってきます。ETFなので各銘柄の比率は2%弱なのでそこは少し安心材料ですが、JNKのティッカーフが示す通りジャンクの集まりだということは認識しておく必要があります。


代表的な銘柄

ティッカー 名称配当利回り 経費率
JNKSPDR ブルームバーグ・バークレイズ・
ハイ・イールド債券ETF
6.02%0.40%
HYGiシェアーズ iBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF5.55%0.49%
EMBiシェアーズ J.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券 ETF5.05%0.39%

JNKとHYGはアメリカ社債のETF,EMBは新興国の国債のETFです。

手数料は0.5%未満ですが高配当株ETFよりは高いですね。

過去5年での価格パフォーマンスはJNK-18%, HYG-13%, EMB-10%です。


モトリーフール

③高配当株と高配当債権の混合 ETF

高配当株と高配当債権を組み合わせたETFも存在します。
一つ紹介します。

ティッカー名称配当利回り経費率
YYYアンプリファイ ハイインカムETF11.9%0.5%

価格の過去5年のパフォーマンスは-31%です。

他の高配当銘柄もそうですが、コロナショックでの落ち込みがすごいですね。


④ REITのETF

高配当銘柄の筆頭のREITのETFも存在します。

REITとは Real Estate Investment Trustの略です。不動産投への分散投資が可能です。

簡単にいうと(あくまでイメージとですが)あなたが部分的にオーナーになって家賃収入を得るという感じです。

REITは利益の90%以上を配当にすることで税の免除を受けています。これが高配当を実現している理由です


代表的な 銘柄は

ティッカー 名称 配当利回り  経費率 
RWRSPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF4.76%0.25%
USRTiシェアーズ コア米国リート ETF4.55%0.08%
IYRiシェアーズ 米国不動産ETF3.91%0.42%
XLRE不動産セレクト・セクター SPDR ファンド3.64%0.13%

USRTは手数料も低く良いのですが、現状日本からの直接投資はできないようです。過去5年のパフォーマンスはXLRE +8%, IYR -4%, USRT -13%, RWR-18%です。

コロナショックで値を下げていますが、それまでは右肩上がりな推移です。


⑤優先株のETF

株の一種ですが、普通の株と少し性質の異なる「優先株」という株が存在します。

優先株とは通常の株に比べて優先的に配当を受け取ることができる代わりに決議権を持たないという株です。

ある企業の株式を保有するということはその企業の一部を保有することです。(株式、株式投資って何? 初心者向けにわかりやすく解説)しかし優先株は会社の所有権は持てません。株式総会へも行くことはありません。その代わり例えば企業が倒産した際に普通の株式を買っている株主より優先してお金を返してもらえます。

少し債権に近い感覚のある株になります。権利が限定される分、配当は多めにもらえます。


代表的な優先株ETF

ティッカー名称配当利回り経費率
PFFiシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF5.81%0.46%
PFFDGlobal X US 優先株式 ETF5.80%0.23%

過去5年でのパフォーマンスは-14%です。

王道はPFFですね。PFFDは後発組で手数料が安いのがいいですが、時価総額が小さく流動性はPFFの方が高いです。


⑥ MLPの ETF

MLPは Master Limited Partnership の略です。

原油や天然ガスのパイプラインや製油施設などに共同で投資するものです。

例えば、個人で太陽光に投資している方もいると思います。少量の太陽光パネルであれば購入できますが、大規模になると自分のお金ではできないのでお金を集める必要があります。そこで出資者を集めてお金を集めて投資、リターンを出資者に返します。こんなイメージです。

対象が莫大な資金が必要なパイプラインや精油施設ということです。

出資者に一定割合以上の高い配当率で還元することで法人税がかからな仕組みになっています。ある対象に投資をして、その収益を出資者で山分け、高配当することによって免税ということでリートにも近いイメージですね。

このMLPのETFにZMLPという銘柄があります。

ティッカー名称配当利回り経費率
ZMLPディレクション・ザックスMLP高配当21.94%0.65%

過去5年で-80%のパフォーマンスです。

配当が22%というのもすごいですが、価格が5年で当初価格の20%に落ち込んでしまうのもすごいですね。

WealthNavi

⑦BDC銘柄

BDCとはBusiness Development Companyの略です。

BDCは中小企業や新興企業など社会的信用がそこまで高くない企業に融資することで中小企業を財政面や経営面からサポートする企業です。銀行ではありませんが、イメージとしては地銀、信用金庫に近いかと思います。

BDC銘柄はREITと同じように利益の90%以上を配当にすることで税の免除を受けています。そして融資先の企業は信用格付けも低い企業になりますので高配当となります。

BDCのETFもBIZD、ALTYなどがありますが、日本からの売買は取扱がかなり限定されていますので、ここでは個別のBDC銘柄を取りあげます。

BDCは法律でも分散投資(融資)が義務付けられておりその意味では投資先は分散されておりETFに似た性格と言えなくもないです。

代表的なBDC銘柄

ティッカー名称配当利回り
ARCCエイリス・キャピタル12.12%
PSECプロスペクト・キャピタル18.00%
MAINメイン・ストリート・キャピタル9.51%

コロナショックで価格が暴落し配当が10%を超えています

5年でのパフォーマンスはMAIN -16%, ARCC -19%, PSEC -50%です。


まとめ

こちらは今回紹介したメイン銘柄を比較したものになります。

基準値としてSP500のインデックスを入れています。

配当を考慮しなくてはいけないのでこのチャートだけで判断はできませんが、S&Pのインデックスが +34%のところ今回紹介の多くは – 13%から – 20%ほど。YYYとZMLPは大きく値を下げそれぞれYYY-36%,ZMLP-80%です。


私はインカムゲインが好きで高配当銘柄には釣られそうになりますが、高配当には高配当の理由があります。

株の場合はキャピタルゲインの期待度が限定的、債権は信用不安があります。REIT, MLP, BDCは利益のほとんどを配当に割り当てるという仕組みを持っていますがBDCの裏には信用度の低い企業がいます。MLPは専門性が高い気がします。


そしてほとんど全てに言えるのが株価のパフォーマンスがSP500のインデックスと比べて大きく見劣りするということです。


もちろん今回紹介した銘柄が全てダメとはいうことではありません。私自身VYMは主力として保有しています。ただ高配当の理由は理解した上で投資をする必要はありますね。

高配当銘柄は現在どれも値を下げていますので、この時期に仕込むのも一興かもしれません。

どちらにしてもリスクやビジネスモデルとよく理解して、投資をしたいですね。

それでは、また。

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