【米国 高配当ETF 7選】 〜利回り10%以上も?!REIT,BDC, MLP、優先株等 〜

アメリカ株
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ここではアメリカ株式投資、高配当投資に興味のある方向け

アメリカの高配当ETFを各種ご紹介します。

ETFとは株式市場に上場している投資信託です。
手数料が低く簡単に分散投資が可能です。
詳しくは記事:ETFって何? 投資信託と違い、メリット&デメリットは?【初心者向け解説】を参照ください。

高配当銘柄は必ずしも良い投資対象とは限りませんが、やはり現金還元を受け取れるのは大きなメリットです。配当についての考え方は 配当の考え方 - 配当利回りは高い方がいい?無配株の方がいい?-をどうぞ。


それではアメリカ市場でどういった高配当ETFがあるのか順番に見ていきましょう。


① 米国 高配当株のETF

まずは高配当株のETFです。一番メジャーな銘柄になります。

株の配当利回りはまちまちです。
配当を全く出さない企業もあれば、4%, 5%と高い配当を出す企業もいます。

簡単に言ってしまうと「若くてまだこれから事業をどんどん拡大する」ような企業は無配傾向にあり、「歴史がある大企業。業績が安定している」という企業は高い配当を出す傾向にあります。Appleは長らく無配でしたが、現在は1%ほど出しています。

高配当株ETFとは数ある株の中から高配当株だけを集めたETFです。

構成銘柄は比較的規模が大きく古めの大御所銘柄が多いです。
その為キャピタルゲインは望みにくい側面があります。


代表的な銘柄は下記です。

ティッカー名称配当利回り経費率時価総額銘柄数
SPYDSPDR S&P 500 高配当株式ETF4.43%0.07%$ 2.7Billion80
HDViシェアーズ 米国高配当株ETF3.98%0.08%$ 5.9Billion75
VYMバンガード 米国高配当株式 ETF3.05%0.06%$ 41Billion414

配当はSPYDが高いですが、過去5年の株価推移ではVYMが一番パフォーマンスが出ています。

すべて高配当株への分散投資をしたETFですが、組み込み銘柄の数や比率が異なります。
詳細はyahoo financeなどで組入銘柄を確認してみてください。 

株価は5年間でSPYDは+23%, HDVは+22%、VYMは+43%です。

ちなみに私はVYMを長期保有しており、含み益で配当を受け取っています。実績はこちら

VYMを選んだ理由は過去のパフォーマンスと安い手数料です。


② 米国 高配当債権のETF

債権の中にも高配当な銘柄があります。
高配当な債権に分散投資をするのが高配当債権ETFです。

債権とはお金を一定期間貸すことで利息をもらう商品で国が発行する国債と企業が発行する社債があります。債券系のETFは毎月分配金を出すものが多くこれに魅力を感じる人もいます。

高配当債権はハイイールド債(ハイ=高い、イールド=利回り)とも呼ばれ、格付けが低く債権であるにもかかわらず元本割れのリスクがあることから配当が高くなっています。


構成銘柄の多くは格付けBB以下の低い銘柄です。
投資適格はBBB以上ですので基本的に投資不適格銘柄といことになります。

ETFなので各銘柄の比率は2%弱なので分散は効いていますが、JNKのティッカーフが示す通りジャンクの集まりだということは認識しておく必要があります。


代表的な銘柄

ティッカー名称配当利回り経費率時価総額組み込み
JNKSPDR ブルームバーグ・バークレイズ・
ハイ・イールド債券ETF
5.08%0.40%$ 9.8 Billionアメリカ
ジャンク債
HYGiシェアーズ iBoxx米ドル建て
ハイイールド社債ETF
4.86%0.49%$ 22.0 Billionアメリカ
ジャンク債
EMBiシェアーズ J.P.モルガン・
米ドル建てエマージング・マーケット
債券 ETF
4.05%0.39%$ 17.7 Billion新興国
国債

JNKとHYGはアメリカ社債のETF、EMBは新興国の国債のETFです。
新興国の国債とは例えばロシア、クウェート、ウルグアイ、カタールといった国になります。

手数料は0.5%未満ですが高配当株ETFよりは高いですね。

過去5年での株価のパフォーマンスはJNK+6.1%, HYG +6.9%, EMB -0.9%です。


③高配当 株と高配当 債権の混合 ETF

高配当株と高配当債権を組み合わせたETFも存在します。
一つ紹介します。

ティッカー名称配当利回り経費率
YYYアンプリファイ ハイインカムETF9.57%0.5%

YYYは株と債権のハイブリッドETFです。
高配当株28%、高配当債権72%の組み込みです。

価格の過去5年のパフォーマンスは – 6% 。

他の高配当銘柄もそうですが、コロナショックでの落ち込みがすごいですね。

配当は10%に迫る9.57%です。


④ 米国 高配当のREIT ETF

高配当銘柄の筆頭のREITのETFも存在します。

REITとは Real Estate Investment Trustの略です。不動産投への分散投資が可能です。

簡単にいうと(あくまでイメージとですが)あなたが部分的にオーナーになって家賃収入を得るという感じです。

REITは利益の90%以上を配当にすることで税の免除を受けています。これが高配当を実現している理由です。


代表的な銘柄

ティッカー名称配当利回り経費率時価総額
RWRSPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF3.55%0.25%$ 1.4 Billion
USRTiシェアーズ コア米国リート ETF2.99%0.08%$ 1.6 Billion
IYRiシェアーズ 米国不動産ETF2.53%0.42%$ 5.3 Billion
XLRE不動産セレクト・セクター SPDRファンド3.08%0.13%$ 2.3 Billion

USRTは手数料も低く良いのですが、現状日本からの直接投資はできないようです。過去5年のパフォーマンスはXLRE +25%, IYR + 20%, USRT +9 %, RWR +2%です。

コロナショックで値を下げていますが、それまでは右肩上がりな推移です。


ちなみに私はシンガポールのリートに投資をしています。
アメリカリート以上に高配当ですので、興味ある方は記事「世界トップクラスの高配当シンガポールREITのETF」を参照ください。

⑤米国 優先株の高配当ETF

株の一種ですが、普通の株と少し性質の異なる「優先株」という株が存在します。

優先株とは通常の株に比べて優先的に配当を受け取ることができる代わりに決議権を持たないという株です。

ある企業の株式を保有するということはその企業の一部を保有することです。(株式、株式投資って何? 初心者向けにわかりやすく解説)しかし優先株は会社の所有権は持てません。株式総会へも行くことはありません。その代わり例えば企業が倒産した際に普通の株式を買っている株主より優先してお金を返してもらえます。

少し債権に近い感覚のある株になります。権利が限定される分、配当は多めにもらえます。


代表的な優先株ETF

ティッカー名称 配当利回り 経費率時価総額
PFFiシェアーズ 優先株式 &
インカム証券 ETF
4.90%0.46%$ 17.5 Billion
PFFDGlobal X US 優先株式 ETF 5.34%0.23%$ 1.3 Billion

過去5年でのパフォーマンスはPFFが – 0.21%、PFFDが + 2.83% です。

王道はPFFですが、近年はPFFDの株価推移の方がよいですね。手数料が安いのもPFFDです。ただ時価総額はPFFの方大きいので流動性は高いです。


⑥ 米国 MLPの 高配当 ETF

MLPは Master Limited Partnership の略です。

原油や天然ガスのパイプラインや製油施設などに共同で投資するものです。

例えば、個人で太陽光に投資している方もいると思います。少量の太陽光パネルであれば購入できますが、大規模になると自分のお金ではできないのでお金を集める必要があります。そこで出資者を集めてお金を集めて投資、リターンを出資者に返します。こんなイメージです。

対象が莫大な資金が必要なパイプラインや精油施設ということです。

出資者に一定割合以上の高い配当率で還元することで法人税がかからな仕組みになっています。ある対象に投資をして、その収益を出資者で山分け、高配当することによって免税ということでリートにも近いイメージですね。

銘柄2つご紹介。

ティッカー名称配当利回り経費率時価総額
AMLPAlerian MLP10.16%0.85%$ 4.5 Billion
AMJJPMorgan Alerian MLP8.99%0.85%$ 1.8 Billion

以前ZMLPという銘柄がありましたが、2020年に上場廃止になっています。

過去5年でAMLP -37%、AMJ -42%という株価推移です。

配当が10%というのもすごいですが、価格が5年で当初価格の半分近く落ち込んでしまうのは中々投資しにくいですね。

⑦米国 高配当 BDC銘柄

BDCとはBusiness Development Companyの略です。

BDCは中小企業や新興企業など社会的信用がそこまで高くない企業に融資することで中小企業を財政面や経営面からサポートする企業です。銀行ではありませんが、イメージとしては地銀、信用金庫に近いかと思います。

BDC銘柄はREITと同じように利益の90%以上を配当にすることで税の免除を受けています。そして融資先の企業は信用格付けも低い企業になりますので高配当となります。

BDCのETFもBIZD、ALTYなどがありますが、日本からの売買は取扱がかなり限定されていますので、ここでは個別のBDC銘柄を取りあげます。

BDCは法律でも分散投資(融資)が義務付けられておりその意味では投資先は分散されておりETFに似た性格と言えなくもないです。

代表的なBDC銘柄

ティッカー名称配当利回り時価総額
ARCCエイリス・キャピタル8.45%$ 8.3 Billion
PSECプロスペクト・キャピタル9.24%$ 3.0Billion
MAINメイン・ストリート・キャピタル6.17%$ 2.7 Billion

コロナショックで価格が暴落しましたがかなり戻ってきています。配当は6〜9%の高水準です。

5年でのパフォーマンスはARCC + 28%, PSEC +7.14%, MAIN + 30%です。


ちなみに私はARCCを長期保有しています。コロナで暴落したところを買いました。それから株価もあがってきましたし配当も8%超えですので満足しています。

まとめ

こちらは今回紹介したメイン銘柄の過去5年の価格推移を比較したものになります。

基準値としてS&P500のインデックス(水色)を入れています。

配当を考慮しなくてはいけないのでこのチャートだけで判断はできませんが、S&P500が +99%に対して今回紹介した高配当ETFは 高配当株VYMが48%、BDC銘柄のARCCが27%。 その他は一桁の成長。株と債権のハイブリッドETFのYYYは-6%、AMLPは大きく値を下げ-43%です。


私はインカムゲインが好きで高配当銘柄には釣られそうになりますが、高配当には高配当の理由があります。

株の場合はキャピタルゲインの期待度が限定的、債権は信用不安があります。REIT, MLP, BDCは利益のほとんどを配当に割り当てるという仕組みを持っていますがBDCの裏には信用度の低い企業がいます。MLPは専門性が高い気がします。


そしてほとんど全てに言えるのが株価のパフォーマンスがSP500のインデックスと比べて大きく見劣りするということです。


もちろん今回紹介した銘柄が全てダメとはいうことではありません。私自身VYMは主力として保有しています。ただ高配当の理由は理解した上で投資をする必要はありますね。

どちらにしてもリスクやビジネスモデルとよく理解して、投資をしたいですね。

それでは、また。

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