ここではシンガポール在住者向けにシンガポールでのおすすめ投資を3つご紹介します。
シンガポールは日本よりも投資環境が優れており、シンガポール在住中は資産を加速して増やすチャンスです。
ただ投資にはリスクがつきものです。自分のリスク許容度を超える投資をすると危険ですので、投資をする際は各投資商品のリスクを把握した上で自分に合った投資商品を選ぶことが重要です。
ここではシンガポール在住だからこそのメリット、各商品のリスクとリターンを加味し、投資初心者でも比較的始めやすく儲けやすい投資商品を3つご紹介します。
私は実際にシンガポールに来てから初めて投資を始め、現在約3000万円ほどを投資しています。今回ご紹介する投資商品はすべて私自身が実際に投資をしているものです。今のところ資産も順調に増えていますし、毎年何もせずとも40万円ほどの配当収入が入ってくるようになったので投資を始めてよかったなと感じています。(投資状況はこちら)
これに投資すれば必ず儲かるという商品はありませんが、日本で投資するよりもシンガポールで投資をした方がお金は増えやすいので、興味のある方はまずは少額からシンガポールでの投資に是非チャレンジしてみてください。
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シンガポールでのおすすめ投資3選
まず結論ですが、シンガポールでのおすすめ投資は下記の3つです。
投資対象 | メリット | デメリット | シンガポールならでは のメリット | 流動性 | リスク |
シンガポール リート | ・高配当 ・顕著な値動き | ・価格変動リスク ・銘柄選定が必要 | 非課税 | 高い | ★★★ |
貯蓄型保険 | ・低リスク ・元本保証 | ・利益は限定的 ・流動性が低い | 高い利回り | 低い | ★ |
アメリカETF | ・過去の高い実績 ・少額で分散投資が可能 | ・価格変動リスク | キャピタルゲインは非課税 | 高い | ★★★ |
それぞれメリット、デメリットがありリスク度合いも異なります。
リスクが一番低く手間がかからないのは貯蓄型保険です。投資のことは何もわからなくとも毎月支払いをしていけば約3~4%の利回りで運用できます。
シンガポールリートとアメリカETFはリスク商品ですので、価格変動によっては損をする可能性もありますが、その分貯蓄型保険よりは高いリターンが期待できます。
配当が好きな人はシンガポールリート、株価があがることで得られるキャピタルゲインを狙いたい人はアメリカETFがおすすめです。
それでは各投資対象について詳しく解説していきます。
シンガポールリート
シンガポールでのおすすめ投資、1つ目はシンガポールリートです。
投資商品としては中程度のリスク度合い。
値動きによるリスクはありますが、株ほど値が暴れることはありません。
市場で売買されており流動性も高いので、株のようにいつでも好きな時に少額からも売り買いができます。
リートとは不動産投資の一種で、シンガポールのショッピングモールやオフィスビル、倉庫などに投資をする商品です。
通常不動産投資をしようとすると物件を買うのに多額の資金が必要ですが、リートは多くの投資家からお金を集めて複数の不動産に投資をするシステムですので少額からでも様々な物件に分散投資できます。
例えばCapitaland Commercial Trustというリートを購入すれば下記のようなモールやオフィスビルに分散投資をすることができます。
下の表はシンガポールのリートの全40銘柄です。
(数値は2023年4月時点の数字です。最新の数値は https://www.reitsweek.com/singapore-reits を参照ください。
シンガポールリートへの投資は上の40銘柄の中からいくつかを選んで投資をすることになります。
各リートはホームページでどういった不動産を所有しているかが確認できます。
リートの選び方については「シンガポールリートの選び方・分析方法 8つのチェックポイント」で詳しく解説しています。
個人的なおすすめ銘柄はこちらを参照ください。
下のグラフはシンガポールリートの過去5年のチャートです。
引用:https://www.sgx.com/indices/products/sreit
値動きはコロナ後はぱっとしませんが、現在は世界的な金利高や先行き不透明感で金融商品全体がさがっていますので、仕方がない部分もあります。
逆に今は割安だから今こそ買うべきという見方もできます。
リートは株などに比べると値動きが安定していますが、あくまでリスク商品です。価格変動リスクがあり、値が下がれば損をすることがありますので注意してください。
銘柄によっては価格がどんどん下がっている銘柄もありますので、リート購入の前には必ずこれまでの価格推移を確認しましょう。
価格推移はhttps://www.sgx.com/securities/securities-prices でリートの名前を検索するとすぐに確認できます。
リートの最大の魅力は高い配当(分配金)です。
こちらはシンガポールの代表的な銘柄の配当利回り一覧です。
配当利回りは銘柄にもよりますがおおよそ利回り5~6%を狙えます。
高いものでは配当利回り10%を超える銘柄もありますが、あまり配当が高すぎるリートは値動きが悪い場合も多いので注意が必要です。
配当利回り5%ということは例えば100万円分のリートを購入すれば年間5万円ほど配当(分配金)を受け取れるということです。シンガポールで投資をしていれば配当に課税がされませんので、まるまる5%の配当が受け取れます。
通常、株の場合は配当利回り3%あれば高配当とされます。日本であれば配当に20%の課税がされますので、3%の高配当株で運用しても受け取れる配当は約2.4%ほどに目減りします。
これに比べるとシンガポールリート投資は長期投資で配当収入を期待する人にはとても魅力的な商品です。
具体的になおすすめ銘柄等は下の記事を参照ください。
シンガポールリートおすすめ銘柄5選
シンガポールリート【全銘柄ランク付け】優良リートに投資しよう
シンガポールリート【 買ってはいけない 銘柄5選 】
シンガポールの個別リートは現状日本からは投資できません。
税制優遇もありますので基本的にシンガポール滞在中の投資をおすすめしますが、シンガポール証券口座を持って入れば、例えば日本に帰国したあともシンガポールリートを買うことはできますのでシンガポールにいる間に少なくとも証券口座を開設することをおすすめします。
英語に不安がある方はPhilip証券という証券口座が唯一日本語サポートしています。
貯蓄型保険
シンガポールでおすすめの投資商品2つ目は貯蓄型保険です。
貯蓄型保険はリスクが限りなく低く、毎月の支払いの強制力によって貯金や投資が苦手な人でも半自動的に資産を形成することができます。
契約をしてしまえば後は支払い以外は何も気にしなくて良いので投資初心者や投資に時間を割きたくない人にもおすすめです。
日本の貯蓄型保険は貯蓄性がほとんどなく投資商品としては粗悪ですが、シンガポールの貯蓄型保険は優秀です。
シンガポールで購入できる保険には生命保険や養老保険や学資保険等がありますが、ざっくりですがどの保険商品も約4%ほどで運用が可能です。実際私は生命保険を2つ(12年物と10年物)買っており、現在4.5%で運用できています。
ご存知の通り保険は元本保証商品。ちゃんと払込をして満期になれば返戻金が返ってきます。
株やリートのように株価下落のリスクはないのでほぼノーリスクで4%くらいの利回りを期待できます。ちなみに日本の保険は1%あるかないかですのでシンガポールの貯蓄型保険が資産運用の面でいかに優秀かがわかります。
デメリットとしては利益が限定的だということです。4%の利回りは決して低くはありませんが、例えばアメリカ株の推移をみてみるとコロナ前までは10%を超える利回りでした。
もし4%を超える利回りを目指すのであれば、リートや株などもっとリスクのある商品でハイリターンを目指す必要が出てきます。
貯蓄型保険での注意は掛金に余裕を持つことです。貯蓄型保険は長期間資金をロックすることになりますので手元資金に余裕がないと難しいです。今はキャッシュフロー的に問題なくとも、例えば日本に帰り収入が減る場合帰国後の支払いがきつくなるかもしれません。
保険でやってはいけないのが途中解約です。途中解約すると資産形成どころか元本割れして損をします。保険の払込は長期間に及びますので先を見越して余裕をもった投資をおすすめします。
余裕のある範囲で地道に増やしたい減らしてはいけないお金はリスクの低い貯蓄型保険で良い選択肢だと思います。
興味がある方は実際の返戻金のシミュレーションも載せているこちらの記事をどうぞ。
アメリカETF
シンガポールでおすすめの投資商品3つ目はアメリカETFです。
株は投資商品の中でもリスクが高い商品ですが、ETFは市場全体に分散投資ができるためリスクが分散され投資初心者にとっても扱いやすい商品です。
ETFについては「【投資初心者向け解説】ETF、投資信託、インデックスファンドの違い( 図解付き!)」で詳しく解説しています。
アメリカETFも日本で投資するよりもシンガポールで投資した方が税制的に有利です。
日本であればアメリカ株を取引した際に売却したときにも配当を受け取る時にも20%の税金が課されます。シンガポールの場合、配当には課税(アメリカ側で)されますが、売却時には課税されません。
特に売買によるキャピタルゲインを狙っている場合これはおおきなメリットです。
また株価のパフォーマンスをみても個人的にはあらゆる投資対象の中でアメリカ株が一番おすすめです。
アメリカはGDP世界一位、人口も増加しています。
世界の時価総額トップ10で7社はアメリカです。
企業名 | $10億 | 国 | |
1 | Saudi Arabian Oil | 1,601 | サウジアラビア |
2 | Microsoft | 1,199 | アメリカ |
3 | Apple | 1,112 | アメリカ |
4 | Amazon | 970 | アメリカ |
5 | Alphabet | 798 | アメリカ |
6 | Alibaba Group Holding | 506 | 中国 |
7 | 475 | アメリカ | |
8 | Tencent Holdings | 464 | 中国 |
9 | Berkshire Hathaway | 443 | アメリカ |
10 | Johnson & Johnson | 345 | アメリカ |
現状の世界でアメリカ経済が最重要であることは明快です。
逆にいうとアメリカ経済がうまくいかないと世界の資本主義経済が回らないということになります。
これまでアメリカの株式市場はずっと右肩上がり伸びており、この市場に投資するのは真っ当かと思います。
こちらはアメリカのS&P500指数の過去5年の値動きです。インフレ懸念や金利高、正常不安を背景に2022年以降は値を下げています。
こちらは同じS&P500の値動きですが、過去20年遡ったものです。長期的には右肩上がりに伸びています。
株式投資は元来リスクの高い商品で、AppleやAmazonなど個別の銘柄に投資するのは特にリスクが高いですが、ETFに投資することでリスクも軽減できます。
具体的なETFについては、アメリカETF おすすめ5選 【長期分散投資で資産を築こう】を参照ください。
ただETFといえども近年は大きく値を下げた銘柄もあります。為替のリスクもありますのでその点はご承知ください
まとめ
今回はシンガポール在住者向けにおすすめな投資を3つご紹介しました。
今回はシンガポール在住者向けにおすすめな投資を3つご紹介しました。
シンガポールは日本よりも景気がよく金利も高い関係で日本よりもお金を増やしやすい環境が整っています。是非シンガポールにいる間に資産を作ってみてください。
昨年出版した本「シンガポールでのお金の増やし方」にも今回の内容以外のシンガポールで上手にお金をふやす方法をまとめましたので是非参考にしてみてください。
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もちろん投資にリスクはつきものですで、必ず儲かるとは言えませんが、シンガポールの投資環境を追い風に投資を始めてみると今後の資産形成の種を作れるかもしれません。
本記事がすこしでもあなたのお金をふやす参考になれば嬉しいです。
それでは !
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