アメリカETF おすすめ5選 長期分散投資で資産を築こう
アメリカ株は過去何度もの経済危機を乗り越え長期的にみるとずっと右肩上がりの成長をしています。
為替リスクはありますが、それでもとても魅力的な投資先です。
ここではそんなアメリカ株に分散投資できるおすすめETFを5つ紹介します。(紹介するデータはすべて2021/8/11現在のものになります)
ETFは少額から簡単に手間なく分散投資できる優秀な商品です。
ETFの詳細はこちらの記事もどうぞ!
① VOO

VOOはバンガード社が運用するETFでS&P500指数のパフォーマンスへの連動を目指します。
大型株を投資対象としておりアメリカの優良企業全体に投資ができる、とてもありがたいETFです。
同じくS&P500指数を目指すETFに SPY と IVV がありますが VOOをおすすめするのは手数料が0.03% と一番安いからです。 SPYは0.0945%, IVVは0.04%です。
バンガード・S&P 500 ETF
インデックス :S&P500指数
資産総額 :246Billion (約27兆円)
構成株式銘柄数 : 500
経費率 :0.03%
配当利回り :1.30%
組み込みセクターと銘柄

VOOは四半期ごとに時価総額加重均を用いて保有銘柄を調整しています。
GAFAMを代表するようなテクノロジー銘柄の存在が大きい現在はテクノロジーが24%で一番高い比率です。続いて金融、ヘルスケア、循環消費財となっています。
エネルギーや公共系は組み入れ比率が低いです。

組み込み銘柄TOP10です。
今をときめくGAFAM銘柄が並びます。一番大きいAppleで6%弱の組み入れ比率です。
トップ5以降は2%以下なので広く分散が効いています。
とりあえずアメリカの大企業株に幅広くという方にはオススメです。
セクターは企業の業界分けです。日本は36、アメリカは11にセクター分けされています。
アメリカ株のセクター詳細はこちらの記事をどうぞ!
チャート

過去5年のチャートです。

過去10年のチャートです。
長期でみると、綺麗な右肩上がりを形成しています。
この右肩上がりの成長に魅力を感じ、世界中の投資家がアメリカ株に投資をしています。
ただそれでも2018年年末のような下げや、コロナショックによる暴落はあります。20008年のリーマンショックはそれ以上の下げでしたので、そのような暴落のリスクは認識しておきたいところです。
過去パフォーマンス

過去10年のトータルリターンです。
2018年はマイナスですが、それ以外の年は10%を超す高いパフォーマンスを出しています。
VOOは私も保有している主力銘柄の一つです。
時価総額も大きく取引量がおおい。手数料も安く、分散投資が気軽にでき、パフォーマンスもいいので、優良おすすめETFです。
② DIA

DIAはSSGA社運用のダウジョーンズ工業株価インデックスへの連動を目指すETFです。
ダウは米国を代表する30の銘柄で構成され100年以上の歴史を持つ最も古い米国株式市場の指数です。ニュースでもよく聞きますね。
厳選されたエース30社に一度に投資できるこちらもありがたいETFです。
SPDR ダウジョーンズインダストリアルアベレージETF
インデックス ダウジョーンズ工業株価平均
時価総額 USD 30 Billion 約3.3兆円
構成株式銘柄数 30
経費率 0.16%
配当利回り 1.61%
組み込みセクター比率と銘柄

組み入れセクターはトップが金融、続いてヘルスケア、テクノロジーという感じです。
VOOと比べるとテクノロジーの比率は低め、資本財(Industrials)の比率が高いのも注目です。

各セクターの一流企業の集まりですね。
組み込み銘柄は30なので各銘柄の比率はVOOに比べると高めです。
ダウ30に厳選された銘柄にある程度分散先を狭めたい方にはおすすめです。
チャート

過去5年のチャートです。

過去10年のチャートです。
DIAもVOO同様右肩上がりのチャートです。
本記事の最後に各ETFの比較チャートもあげていますので、比較は最後に確認ください。
パフォーマンス

2006年以降のトータルリターンです。
2008年はリーマンショックです。それ以外は2018年以外はすべてプラス。VOOの方がパフォーマンスは高めですが、安定感はDIAの方がある印象です。
ダウ工業30種は毎年厳選された企業が選ばれます。その都度DIAの組み入れも変わることになります。
ダウ30種を使ったダウの犬戦略という投資戦略もありますので、興味ある方はチェックしてみてください。
③ VYM

VYMはバンガード社が運用するFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指したETFです。
ハイディビデンドとは英語で高配当の意味で、高配当株のインデックスを目指しています。
大型株で予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、重点的に組み入れています。
アメリカの優良高配当企業全体に投資ができる、配当好きにはありがたいETFです。
ブラックロック社が運用する HDV も内容はほぼ同じですが、手数料がVYMへの方が安いのでVYMがおすすめです。
VYMは手数料が0.06% 、HDVは0.08%です。
バンガード・米国高配当株式ETFインデックス
ベンチマーク :FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス
時価総額 : USD 38 Billion 約4.2兆円
構成株式銘柄数: 400
経費率 : 0.06%
配当利回り : 2.79%
組み込みセクター比率と銘柄

組み入れトップは金融セクターです。続いて生活必需、ヘルスケアの比率が高いです。
高配当銘柄は歴史の古い企業もおおく最近好調のテクノロジー株の組み入れが限定的になります。

組入れ銘柄トップ10です。JPMorganがトップで、Johnson&Johnson、Home Depot、P&G、など連続増配株がずらっと並んでいますね。
生活に密着した老舗企業が多く、安心感もありますね。
分散投資をしながら配当を得たい人にはおすすめです。
株には配当が出る株とでない株があります。ETFも同じです。
一般的にリターンは「配当を出さない無配株」もしくは「配当が少ない株」の方が大きくなります。しかしだからと言って無配株が必ずしも優れているというわけではありません。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
チャート

過去5年のチャートです。

過去10年のチャートです。
長期的にはこちらも右肩上がりの素晴らしいチャートです。
近年はテクノロジー系を多く含むETFほどではありませんが、配当がでる旨味がありますので、どちらをとるかというところかもしれません。
パフォーマンス

2007年以降のトータルリターンです。
こちらもVOO,DIA同様2008年、2018年以外はプラスです。
コンスタントに10%を超えるリターンをだしている印象です。
VYMは私も保有しており、毎年配当を楽しみに受け取っています。
高配当銘柄への投資は株価のうごきに注意が必要ですが、VYMは分散も聞きながら値動きがよいので安心して持っていられます。長期高配当株投資を希望なら検討しておきたい銘柄です。
④ QQQ

QQQはインベスコ社が運用するナスダック100指数のパフォーマンスへの連動を目指したETFです。
ナスダックは米国にある世界最大のベンチャー向けの株式市場です。QQQはナスダック上場の時価総額トップ100に連動することを目指しています。
近年はS&P500やダウをしのぐ成績をだしています、ハイテク、新興企業に分散投資をしたい場合はとても便利なETFです。
インベスコQQQ
インデックス :ナスダック100指数
時価総額 : USD 173Billion 約19兆円
構成株式銘柄数: 100
経費率 :0.2%
配当利回り : 0.49%
組み込みセクター比率と銘柄

ITテクノロジーの比率が45%と半分近くを占めています。
かなり偏りがありますので、テクノロジー株を信じれないとなかなか投資はできませんね。

GAFAMやTeslaなど今をときめく銘柄が並んでいます。
特にApple、Microsoft,Amazonの組み入れがそれぞれ約10%と比率が大きいです。
QQQに投資をするなら、ETFとはいえ(今のところは)この3社の動向はチェックしておきたいとことです。
チャート

過去5年のチャートです。

過去10年のチャートです。
2017年あたりからのするどい鋭角で株価が上がってきています。バブルという人がいるのも納得の上がり方です。
パフォーマンスは抜群にいいETFです。
パフォーマンス

2007年以降のトータルリターンです。
2019年39%、2020年48%という驚異的な数字です。
VOO,DIA, VYMに比べて各年のパフォーマンスに開きが大きい印象です。
QQQの近年のリターンはめざましいものがあります。
ナスダック上場のイケイケ新興企業群に投資したい方にはおすすめです。
私もQQQには数年前から投資をしていますが、保有ETFの中でぶっちぎりで成績がいいです。
⑤ VT

VTはバンガード社が運用するFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すETFです。
米国を含む全世界の先進国株式市場および新興国株式市場への幅広く、1銘柄で世界分散投資ができるETFです。分散投資の極みでしょうか。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
時価総額 USD 30 Billion 約3.3兆円
構成株式銘柄数 8337
経費率 0.08%
配当利回り 1.65%
組み込みセクター比率と銘柄

テクノロジーセクターの組み入れが一番高く20%弱あります。
続いて金融、生活必需とVOOと少し似た構成です。

組入れトップ10銘柄です。
世界の株式とはいえ、上位は変わらずアメリカ株。ここでもGAFAMが上位を占めてきます。
外国株ではTencentが10位に入ってきています。
VTは世界各国の8337もの銘柄が組み込まれています。
アメリカ株の比重は大きいですが、アメリカ株だけでは不安という方、新興国にも少し興味があるという方にはおすすめのETFです。
ETF5選、チャート比較


過去5年の値動きです。
2018年以降、QQQがとびぬけて成績がいいのがわかります。
続いてVYM, DIA、VT,VYMという順です。
ただVYMは配当が出ていますのでそのあたりも考慮する必要があります。

過去10年の値動きです。
こちらもQQQが一人勝ちといった感じです。
その後にVOO,DIAが続くのもの同じですが、10年スパンでみるとVYMがVTに買っています。
やはり近年はアメリカ株への投資をしていた方が投資的には正解だったということだと思います。
まとめ

ETFは投資初心者からプロまで投資をしている優良商品です。
今回紹介したETFはどれも時価総額1兆円を超える巨大ETF。取引量も多く流動性も高い王道ETFですので比較的安心して投資ができます。
自分が対象としたい市場を考えてその市場のインデックスに沿ったETFを買ってみるのは、よい選択肢だと感じます。
もし投資したことがなければ、まずは小額でETFを買ってみるとよいかもしれません。実際買ってみて、それぞれがどんな値動きをするのか、配当はどんな感じでもらえるのか等体験することができます。ETFであれば株価も追いやすいです。

私もDIA以外はすべて保有しておりすべて成績優秀!含み益でています。
安心して長期でもてるのが何よりの利点だと感じています。
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