ここではシンガポール在住の方向けにシンガポールリートのおすすめ銘柄を紹介します。
シンガポール在住の方で、こんな方向けの記事です。
・リートへの投資に興味がある方
・投資、資産形成にご興味がある方
・配当が好きな方
近年リートは世界的に好調です。
現在はコロナの影響で下がっているリートも多いですが、長期金利は今後ますます低調、金融緩和がつづくため金利面が味方しています。
ビジネス環境悪化による家賃収入との兼ね合いでどうなるかは分かりませんが、個人的には今後も伸びていくと見ています。
シンガポールリートは日本のリートよりも総じて配当が高くインカムゲインとして優秀な投資先です。
シンガポールは地震、洪水といったような天災がなく成長率も2018年で3.1%(日本は同年0.8%)です。近年、成長は鈍化している感もありますが、全体的な景気見通しは悪くないとみています。
シンガポールの在住者にはおすすめの投資先です。
私は実際投資資産の20%以上をシンガポールリートで形成、配当をSGD2000ほど毎年受け取っています。
その他シンガポールでの資産運用にご興味のある方は「シンガポール在住者向けの資産運用まとめ」もあわせてどうぞ!
シンガポールリートおすすめ5選
早速おすすめのリートを5つ紹介します。
こちらは全てシンガポール取引所SGXに上場しているリートです。
シンガポール在住者
もしくはシンガポールの証券会社の口座をお持ちの人であれば購入可能です。
日本在住で口座も日本のみの方は残念ながら購入できませんのであしからず。
1. A17U Ascendas Reit
- 時価総額:11.34 Billion SGD
- 配当:3.92%
(2020年12月現在)

商業、工業、ロジスティックの不動産を保有する複合リート です。
シンガポール最大規模のリート。シンガポールをはじめ、オーストラリア、アメリカなど200以上の物件を保有しています。
商業系はチャンギビジネスパークやOneNorthのバイオポリスのビルなどがあります。
倉庫や軽工業不動産はシンガポール各地に保有しています。
成績優秀、長期保有にはよい選択かと思います。
歴史の長いリートで信頼性もあります。
2. C38U CapitaLand Integrated Commercial Trust
- 時価総額: 13.45 Billion SGD
- 配当:6.08%
(2020年12月現在)

同じCapitaLandのオフィス+モールの複合リートです。
以前はCapitaland CommercialとCapitaland Mallの2つのリートに分かれていましたが2020年に合併しました。
シンガポールは外資の誘致にも積極的、法人税も安く、インフラも完備、地理的にも東南アジアの中心とビジネスのしやすい環境が揃っています。
多くの大手企業が東南アジアの地域統括事務所を構えるのがシンガポールです。コロナで価格おちこんでいますが、長期で見ればオフィスの需要はまだあるのではと考えます。
モールはオフィス以上にコロナの打撃をうけて価格が落ちています。
個人的にはあまりモール系は好きでないのですが、Plaza SingapuraやBugis+など各地のメインどころモールですので頑張ってほしいと願っています。
ポートフォリオはトップクラスのオフィスビルとモールばかりです。優良企業が数多く入っています。
Capitalandの投資がうまくいかないとシンガポール全体が悪いと思います。
3. AJBU Keppel DC REIT
- 時価総額:4.42 Billion SGD
- 配当:2.95%(2020年12月現在)

Keppel DCのDCはデータセンターの略です。
シンガポールをはじめマレーシア、オーストラリア、ヨーロッパ各国にデータセンターを保有しています。
コロナショックを追い風に価格が伸びた唯一のリート です。モールやオフィス系のリートが軒並み暴落する中、どんどん買われました。
シンガポールのリートとしては少し配当が少ないのが気になりますが、それを補うキャピタルゲインはあります。
今後もオンライン需要は増え続けると思いますので、データセンターへの投資は正解だと思います。
4. M44U Mapletree Logistics Trust
- 時価総額:7.93 Billion
- 配当:5.61%( 2020年12月現在)

物流系リートです。
分散投資が効いていて約160ほどの不動産を持っています。
そのうち60はシンガポールですが、残りはオーストラリア、中国、香港、日本、マレーシア、韓国、ベトナムと各地に点在しています。
個人的に物流業はまだまだ需要があると考えています。物流系は思い入れを入れにくい物件ではありますが、私が保有する中でも成績優秀なリートです。
配当自動積み立ても可能なリートです。
5. ME8U Mapletree Industrial Trust
- 時価総額:6.723Billion
- 配当:4.28%(2020年12月現在)

工業、産業不動産のリートです。
こちらも分散がきいていてシンガポールに87、アメリカに(データセンター)14の不動産を持っています。
工業系のリートは多くありませんので分散投資の意味と、成績も優秀なのでご紹介します。
Mapletree Logistics, Commercial, Industrial の3銘柄はシンガポールの国営ファンド、テマセク・ホールディングの出資しているリートのリターンランキング1位、2位、3位です。
過去3年のパフォーマンスはピカイチです!
まとめ
いかがでしょうか?
今回のおすすめリートの選定は時価総額、過去のパフォーマンス、物件、分散等から分析を行い選定しました。
シンガポールのREITはどれもそんなに悪くないのですが、長期で持つと結構パフォーマンスが違いますので比較検証して選定されることをおすすめします。
今回はご紹介したのはパフォーマンスもありますが、時価総額が大きいメジャーなシンガポールリートでまとめました。
初めてシンガポールのリートに投資をされる方には入っていきやすい銘柄かと思います。
リートの分析ポイントをまとめたこちらの記事もどうぞ!
シンガポールリートの中で買わない方が良い銘柄はこちら↓

シンガポールリートは長期保有インカムゲイン狙いの方には本当におすすめ!
現在価格が下がっている銘柄もあるので、仕込むにはいい時期かもしれません。
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