20代から資産運用をする場合
どんなポートフォリオを組んだらいいのかなぁ?
20代から資産運用を考えるなんて素晴らしい!
資産運用のポイントとポートフォリオの案を3つご紹介します。
ここでは20代で資産運用をする際のポートフォリオについて解説します。
資産運用は早くから上手に運用できると金銭的にもどんどん楽になりますので、おすすめです。
私は実際2000万円ほどを運用しており、200万円以上の利益と年間30万円ほどの資産収入を得ており、資産運用の力を実感しています。(実績はこちら)
ここでは資産運用初心者向けに
・20代での資産運用のポイント
・ポートフォリオの考え方
・ポートフォリオの3つの例
について解説します。
是非参考にしてみください。
20代資産運用のポイント
①リターンが一番望めるのは自己投資
資産運用や投資で一番重要なのはリスクとリターン、そして投資効率です。
自分の持てるリソースを一番効率がよい、リターンが望める可能性が高いことろにもっていくことです。
20代の若いうちに一番投資効率がよいのは株や投資信託といった金融アセットではなく、
自分自身です。
自己投資がリスクが低く将来的に大きなリターンを望める一番の投資です。
だからといって株などでの資産運用はしない方がよいとまでは言いませんが、
まずは自分の学びや経験にお金を使うことをおすすめします。
必ずしもお金が必要なことばかりではないですが、若い時の経験はその後の人生に大きく寄与しますので今しかできないことに集中してみてください。
②生活費は手取りの70%ほどで抑える
自己投資にはお金をかけるべきですが、生活費はできるだけ抑えておく方が賢明です。
そもそも20代のうちはまだ給与も多くないので、生活費を管理しないとお金はほとんど手元に残らないでしょう。
目安としては生活費は手取りの70%までにとどめておいて残りの30%で自己投資と資産運用を行うとよいでしょう。
生活費をうまくコントロールできるとその後の資産運用も成功しやすいです。
③投資のスタートは早ければ早いほどいい
自己投資が一番効率がよいのは事実ですが、投資はスタートが早ければ早いほどいいというのも事実です。
ですので、余剰金をつくって早めから資産運用をしておくことに意義はあります。
若いうちから資産運用をするメリットは大きく3つです。
複利
資産運用は運用期間が長いほど複利の効果で資産が増えやすくなります。
右肩上がりの資産に投資をするのが前提ではありますが、利益に利益がのることにより雪だるま式に資産が増えていきます。
しかしこの複利の効果を実感するのに10年ほどかかります。投資期間を長くとればとるほどこの複利効果を享受できます。
また長期で運用するとパフォーマンスが安定してくるので、じっくりと資産を増やすこともできます。
20代から投資をはじめた人と30代から投資を始めた人では得られる複利の効果に大きな開きがでます。
リスクがとれる
20代の若いうちであれば投資に多少失敗しても後から取り返すことができるのでリスクが取れます。
リターンを得るにはリスクをとる必要がありますので、うまくいくと大きくリターンを得られる可能性もあります。例えば仮想通貨のようなハイリスク商品にも手を出すこともできます。
30代、40代で家族を持つとこのようなリスクはとりにくくなります。
とはいえ、自分が理解していない商品やハイリスクな商品は少額ではじめることをおすすめします。
投資スキルがあがる
資産運用や投資は本で勉強もできますが、実際にやってみないとわからないことが多いです。
自分のリスク許容度や、どの程度株価が動くものなのか、配当は実際いくらくらい入るのか。
などなど投資を実際行うことで投資のスキルや経験が身に付きます。
このスキルは例え投資を積極的にやらない一般の人でも身に着けておくと生涯使えます。
金融リテラシーがあがれば変な詐欺に引っかかる可能性もひくくなります。
若いうちからお金周りの経験を積んでおくことは重要です。
ポートフォリオとは
ポートフォリオとは資産運用において自分のお金をどこに、どれだけ配分するかということです。
例えば株に70%、債券30%といった具合の比率を考えることになります。
金融アセットには現金、株、債券、金、不動産等、様々な種類があります。
それぞれリスクとリターンや特性も異なる為、その中から自分に合ったものをピックアップして最適な資産のポートフォリオをつくることを目指します。
ポートフォリオを作るにあたっては、リターンを追求すると共に、リスクを分散することが重要です。
例えば株100%はリターンを望めますが、リスクも高いです。
そこで株とは逆の動きをすることが多い債券を組み込むことでリスクをコントロールすることが可能です。
もっと詳しく知りたい方は「【初心者向け】アセットアロケーションとは? 考え方と決め方、ポートフォリオとの違い、参考例」を参照下さい。
20代の資産ポートフォリオ、3つの例
それでは20代独身のポートフォリオ例を3つご紹介します。
初めに断っておくと、ポートフォリオに正解はありません。
それぞれの家庭環境、リスク許容度、性格、投資への姿勢で変わってきます。
是非ここでのポートフォリオを参考にして自分に合ったポートフォリオを組んでみてください。
①長期でパフォーマンスを狙いたい人は積立Nisaでインデックスファンド
1つ目は王道。積立Nisa口座を開設して株のインデックス投資をする方法です。
ここでは70%をアメリカ株のインデックス、30%を世界の株のインデックスを例にしています。
株がおすすめなのはこれまで株が一番平均的なパフォーマンスが高いからです。
これはアメリカの有名な投資家ジェレミーシーゲルにすでに証明されています。少し専門的になりますが興味のある方は書籍「株式投資の未来」を読んでみてください。
この本は投資家であれば誰もが知る名著です。
積立Nisaは、税の免除がうけられる税優遇口座です。
通常株で得た利益には約20%の税金が課せられます。
これがつみたてNisaでは年間上限40万円まで非課税で取引できます。
基本的には5年、10年といった長期で毎月きまった額を積立て行きます。
非課税処置のある口座はほかにもNisa,iDecoがありますが、長期で投資をはじめるならまず積立Nisaからはじめることをおすすめします。
Nisa, つみたてNisa,iDecoの詳しい解説は「【初心者向け】NISA・つみたてNISA・iDeco どれがいいの? 各口座の解説と比較」を参照ください。
その上でポートフォリオはインデックスファンドを選びます。
インデックスファンドとは、日経平均、アメリカのS&P500といった市場平均に連動するような投資信託です。数百の株の詰め合わせパックだと考えてもらえれば大丈夫です。
インデックスファンドの詳細は「【投資初心者向け解説】ETF、投資信託、インデックスファンドの違い( 図解付き!)」を参照ください。
おすすめはアメリカ株のインデックスファンドか全世界の株に分散投資するインデックスファンドです。
青=アメリカ株、緑=世界株、水色=日本株、オレンジ=J-Reit、ピンク=アメリカ債権
アメリカ株は世界で一番パフォーマンスがよいです。全世界株はパフォーマンスが良いのに加え負けにくいです。
パフォーマンスを求めるならアメリカ株のインデックスファンドの比率を高め、もう少し安全にアメリカがコケたときのことにも備えたい人は全世界株の比率をあげるとよいです。
具体的な銘柄は「【初心者向け、株式投資の始め方】まずは小さく始めてみよう 最初に買うのにおすすめなETFと投資信託6選」を参照ください。
株はリスクの高い金融資産ですので、基本的にポートフォリオを100%株にするのはリスクが高いのですが、20代のうちはリスクが取れるので株のインデックスだけでもよいと思います。
②バランスよく長期でコツコツ堅実に行きたいなら債権を組み込む
もし株100%は少し不安と感じる場合は債券を組み込むことをおすすめします。
債券は株が暴落したときのリスクを軽減できます。
手軽に買えておすすめなのは国債の投資信託、ETFです。
個人向け国債を買えば元本保証もされていますので尚安心です。
債権ETFの詳細は「債権ETFへの投資のポイントと「おすすめ銘柄5選」を参照ください。
投資の世界では「100-年齢」というルールがあります。
例えば25歳であれば「 100 – 25 」で75%を株で運用します。
残りの25%を債券などで運用します。このルールに沿ってポートフォリオを組むのも一案です。
もし簡単に「いい感じ」のポートフォリオを組みたい場合はロボアドバイザーという便利なサービスを使うこともおすすめです。
ロボアドはいくつかの質問に答えるだけであなたに最適なポートフォリオをつくって運用してくれます。
例えばこちらはウェルスナビのリスク許容度が一番高い設定のポートフォリオです。
82%株式、5%債権、5%リート、金7%のポートフォリオとなっています。
株は米国、日欧、新興国の3つに分散しています。
このポートフォリオはノーベル賞を受賞した現代ポートフォリオ理論を元にしており、信頼あるロジックにそって運用されています。
もし高いパフォーマンスを狙いたいならROBOPRO というサービスも面白いです。
ポートフォリオは経済状況に応じてAiがどんどん変えていきます。
これまで1年で13.99%という高いリターン実績を出している注目の新型ロボアドです。
ロボアドは手数料が1%ほどかかりますが、投資に興味はないし時間はかけたくないけど、資産運用はしておきたいという方には向いています。
③投資に興味のある人は個別株に少額から挑戦
もし投資に興味があり、勉強していきたいと考えるのであれば個別株をポートフォリオに組み込んでみましょう。
個別株はとてもリスクが高いですが、リターンもその分期待できますし、よい株式投資の勉強になります。
まず60%は全世界株のインデックスに入れます。(パフォーマンスを望むならアメリカ株のインデックスもありです)
そして10%を安全に行きたいなら債券に、冒険したいならビットコインなどにチャレンジしてみるのもよいです。(ビットコインなど仮想通貨はハイパーハイリスクですので半分遊びと思ってやる程度であまり期待は禁物です)
そして残りの30%ほどを個別株の投資にチャレンジします。
おすすめは種類の異なる個別株を2~4個持ってみる方法です。
例えば成長性の高い企業を1~2社、配当が高い企業を1~2社選びます。
できればそれぞれ異なるセクター(例えば、ヘルスケア、IT、生活必需、エネルギーなど)の銘柄を選びます。
自分の好きな商品の企業への投資もおすすめです。
個別株を保有すると、それぞれの異なる値動きや配当のありなしを体感することができます。
損をするリスクはありますので、まずは少額で徐々に投資することをおすすめします。
間違っても大きな額を一度に投資はしないでください。
ここでは仮に30%としていますが、投資額にもよりますので自分の中でなくなってもいいと思う額でスタートすることをおすすめします。
個別株をやるなら、少額から投資できる便利なアプリ証券がおすすめです。
アメリカ株の場合はPayPay証券
、日本株をやる場合はLINE証券が使いやすく手数料も安いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
20代での投資はリスクをとれるので、目的や性格によって様々なポートフォリオをとることができます。
しかし若いうちは人的資本への投資が一番効率が良いのも事実です。
投資自体も自己投資の一種になりえますが、あまり数%のリターンをえる投資の為にお金を使いすぎずに若い時にしかできない経験や学びにお金を使うことが重要です。
人によってお金をどこまで投資に回すか、どのようなポートフォリオを組むのかは異なりますが、あなたのベストな配分をきめて是非楽しい20代を過ごしてください。
それでは、また👋
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