アメリカ株に興味あるけど、
損するかもしれないし、手持ちもすくないから無理かなあ、、
ここではアメリカ株を少額から始めてみたいという方向けにフラクショナル株取引について解説します。
・アメリカ株に興味があるけど、少し不安
・手持ち資金が少ないけどアメリカ株にチャンレンジしてみたい
・少額からリスクを抑えながらこつこつ投資したい
そんな方に、少額から始められてリスクを抑えながらパフォーマンスの高いアメリカ株に投資する手法としてフラクショナル株でのおすすめ投資法をご紹介します。
シンガポールと東京二拠点サラリーマン投資家。運用額4,000万円、年間受取配当70万円。
2018年配当の存在すら知らない状況から投資スタート。その後、投資の重要性を知り備忘録としてブログにて発信開始、最高月間4万PV。
2021年Youtube開始、2022年に「シンガポールでのお金の増やし方」を出版(レビュー★4.5)。
シンガポールの日系最大級メディアSingalifeにて継続的に投資セミナーに登壇中。
フラクショナル株式(端株)とは?
フラクショナル株式(フラクショナルシェア、fractional shares)とは、「1株未満の株式」を指します。日本では一般的には「端株」と言われます。
通常、株式は1株単位でないと売買できませんが、フラクショナル株式はそれよりも小さい単位で株式を購入・保有することができます。
これにより、少額でも高額な株式に投資できるようになります。
例えば、優秀な銘柄として有名なマイクロソフトの1株あたりの価格は$427(約6.5万円)です。一度に6万円もの金額を1企業に投資するのは勇気が入ります。
フラクショナル株式を利用すれば、通常6万円ほどかかるところを例えば6000円だけでその株式の0.1株を購入するということができます。
フラクショナル株式取引で価格の高い優良銘柄に手が届くようになります。
次にフラクショナル株式によって少額でも投資を行うことを使うことでのメリット、デメリットを整理してみます。
フラクショナル株式のメリット
①少額から投資可能
少額で投資できることで投資のハードルが低くなり、初心者や若い投資家が無理なく投資を始めることができます。
投資初期は失敗をするこもありますが、かりに失敗しても損失が限定的。その後の投資に活かすことができます。
②ポートフォリオの多様化
少額でも多くの異なる株式に分散投資することができ、リスクを分散できます。
特定の株式に全額を投資するリスクを避け、異なる業界や企業に投資することで、リスクを軽減することがしやすくなります。
③積立投資がしやすい
少額で無理なく投資ができるので毎月一定額を積み立てて投資することが容易になります。
これによりドルコスト平均法(定額投資法)を活用し、長期的に市場の価格変動リスクを抑えることができます。
④高額人気銘柄へのアクセス
通常では手が届かない高額な株式にも投資できるようになります。
これにより、投資先の選択肢が広がり、優良企業への投資機会が増えます。
⑤投資経験の積み重ね
少額で投資を始めることで、実際の市場での経験を積むことができます。
投資のスキルや知識を実践的に学ぶ機会が増え、将来的な大きな投資への準備もできます。
フラクショナル株式のデメリット
①取引コストが割高になりやすい
少額投資であっても、取引手数料は発生します。これにより、投資額に対する手数料の割合が高くなり、利益が圧迫される可能性があります。
特に小額取引では手数料の影響が大きくなることに注意が必要です。
②取引できる証券会社や銘柄が限定的
フラクショナル株式はどの証券会社でも取り扱いがあるわけではあいりません。
また取り扱い銘柄も限定的ですのでニッチ銘柄への投資には向きません。
フラクショナル株式と相性のよい投資法
次にフラクショナル株式と相性の良い投資法についてご紹介します。
ドルコスト平均法(Dollar-Cost Averaging)
定期的に一定額を投資する手法です。株価が高いときには少ない株数を、株価が低いときには多くの株数を買うことになります。
フラクショナル株式を利用することで、毎月の投資額が少額でも特定の株式やETFに定期的に投資することができます。これにより、長期的に平均購入価格を平準化し、リスクを分散することができます。
ポートフォリオ分散投資
ポートフォリオ分散投資は資産を複数の株式、債券、その他の投資商品に分散させることでリスクを低減する手法です。
フラクショナル株式を利用することで、少額の資金でも幅広い銘柄に分散投資が可能です。これにより、個別銘柄のリスクを低減し、安定したリターンを期待できます。
成長株投資
高成長が見込まれる企業に投資する手法、グロース投資ともいいます。これらの企業は通常、株価が高くなる傾向があります。
高成長株はしばしば株価が高いため、1株全てを購入するのが難しい場合があります。フラクショナル株式を利用すれば、少額であっても高成長株に投資することができます。
配当再投資
配当金を再び同じ株式や他の投資に再投資する手法です。
フラクショナル株式を使うことで、受け取った配当金を再投資する際に、少額の配当金でも有効に活用できます。これにより、複利効果を最大化することができます。
インデックス投資
インデックス投資は市場全体や特定の市場セグメントを追跡するインデックスファンドやETFに投資する手法です。
フラクショナル株式を使えば、少額でも主要なインデックスファンドやETFに投資できるため、市場全体のパフォーマンスを手軽に享受することができます。
フラクショナル株式は、少額の資金でも多様な投資戦略を実践できるため、特に初心者や若い投資家にとって非常に有用なツールです。これらの投資法を組み合わせることで、リスクを管理しながら効率的に資産を増やすことができます。
フラクショナル株式取り扱い証券会社
最後にアメリカ株のフラクショナル株式取り扱いのある証券会社をご紹介します。
Webull 証券
アメリカ株に強みをもつオンライン証券会社です。
元々は中国のアリババとシャオミの元社員のワンが2016年に設立したアメリカ本社の企業です。日本では1948年に設立された山源証券を起源としたウィブル証券がウィブルグループ参加としてオンライン証券サービスを展開しています。
フィリップ証券
1975年創業のシンガポールを代表する証券会社です。
シンガポールの証券会社の中で唯一のジャパンデスクを有しており、日本語で手厚いサービスを受けられるのが特徴です。シンガポール在住の方はもちろん、日本や他の海外の国に住まれている方も簡単に口座開設できるのも魅力です。
他証券会社
私が確認した限りでは、楽天、SBIなどの日系有名証券会社各社は日本株のみの取り扱いで、アメリカ株のフラクショナル株取り扱いはありませんでした。
シンガポール在住の方はmomoo、Tiger brokerもフラクショナル株の取り扱いがありますので、気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
今回はアメリカ株に少額から投資する方法としてフラクショナル株についてご紹介しました。
投資初心者や性格的に慎重な方には投資になれる意味でもおすすめです。
投資は必ず儲かるわけではありませんが、中身を理解して経験を積めば高い確率で資産を増やすことは可能です。
実際私も株について何もわからない状態でしたがその後コツコツと投資を続けて今は数千万円まで積み上げることができました。
投資はやってみなければわからないことが多いです。興味のある方はフラクショナル株からトライしてみてはいかがでしょうか?
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