ARCC銘柄分析: 暴落時に仕込みました

アメリカ株・ETF

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ここではアメリカBDC銘柄、ARCCの銘柄分析を紹介します。

アメリカ株の基本をおさらいしておきたい人は「初心者向け:株式投資の基本」も参照ください。
投資で最低限必要な知識を詰め込んだ記事になります。

動画はこちら!

アメリカBDC銘柄: ARCC銘柄分析 暴落時に仕込みました

アメリカBDC銘柄のARCCをコロナショックによる割安と考え新規購入しました。

ARCC
Ares Capital Corporation
80株 @USD 12.50

ARCCとは?

ARCC、Ares Capital CorporationはアメリカBDC銘柄最大手です。

1997年創業、2004年にNasdaqにIPOしました。

魅力は何と言っても超高配当です。

そしてその分リスクも高いのがBDC銘柄です

ただARCCはBDC銘柄の中ではボラティリティがまだ低く、パフォーマンスが安定的にでている企業です。

  • 時価総額 : USD 60 B ( 6450億円)
  • 配当利回り: 11.63%(3,6,9,12月の年4回)
  • ROA:4.89%
  • ROE : -0.47%

BDC銘柄とは

BDCとはBusiness Development Companyの略

中小企業や新興企業など社会的信用がそこまで高くない企業に融資することで
中小企業を財政面や経営面からサポートする投資会社です。

簡単に言うと、銀行がお金を貸してくれない、まだ起業したてのスタートアップ企業や
規模の小さめな企業にお金を貸している「金貸し業」です。

お金を貸している融資先が社会的な信用格付けが低いので、利息も高く取れます。
また、BDC銘柄はREITと同じように利益の90%以上を株式へ配当することで税の免除を受けています。


これにより10%を超える高い配当利回りを実現しています。

しかしもちろん融資先はピカピカの優良企業でなく、
倒産もあり得る企業ですのでリスクは高めです。

ARCCの格付け

各社多少ばらつきありますが、基本的にBBB以上が投資適格ですので、ギリギリOKという感じでしょうか。

融資先は350社以上

Ares Capitalは現在350社以上への融資をしています。

https://www.arescapitalcorp.com/portfolio


ヘルスケアが一番多く19%ほど。
ホームページのイメージ写真もヘルスケアのイメージが使われています。

その次に多いのがソフトウェアで14%

その他はそれぞれ5%前後と様々な業界へ分散投資がなされています
これは一つの安心要素です。

貸し出しクラスのアローケーション

シニアローンが70%、
劣後ローンが12%
優先株が4&ほどです。

シニアローンの割合が高く、これも安心材料ですね。

これまでの推移を見ても緑部分の質の低いローンの割合が減ってきています。

安全性の面からは良い方向です。

シニアローンとは?

「シニアローン?」私は初めシニアと言うから年配の方がお金を借りる何かかと思いましが、全く違いました。笑

お金の貸し借りにはいくつかのクラスが存在します。

どのクラスのローンかによって、返済の順番が変わってきます。

仮にあなたが家を買って3000万円のお金を借りる必要があるとします。
銀行の審査を見事通過し1.6%で最大2500万円借りれたとします。
家を担保に入れることになりますが低金利でお金を借りることができます。

これがシニアローン。担保があり、あなたがもし返済が難しくなった場合シニアローンの返済先が一番初めに返済されます。


残りの500万円は銀行は貸してくれませんでしたので、アコムのような信販会社から借りることにします。金利は5%と高くなりますが、審査は通りやすいです。

これを劣後ローンと言います。大きなくくりでメザニンローンとも言います。
返済順位はシニアローンの後になります。ローン会社としてもリスクが高いので高金利をとります。

株価推移とトータルリターン

青がARCC, 水色はS&P500です。
BDC銘柄はどれもそうですが、あまりキャピタルゲインを狙えません。

基本的にインカムゲインを狙う銘柄です。
ただARCCは数あるBDC銘柄の中で比較的株価推移も良好です。

ただインカムゲイン=配当を含めたトータルリターンを比較するとコロナ前までは、なんとS&P500をアウトパフォームします。

青がARCC、黒がSPYです。(配当再投資した場合のリターン比較になります。)


注意が必要なのは、BDC銘柄は金融危機に非常に弱いです。


お金を貸し出している先が体力のない企業も多いので仕方がないですね。

リーマンショック時にはARCCは80% 近く株価が下がりました。
倒産を見込んだ株価まで落ち込んだのです。


しかし、それでもなんとかその危機を乗り越えてたというのも紛れもない実績です。

配当利回りの推移

現在配当利回りが10%を超えている状況ですが、今後も継続できそうかこれまでの配当利回りの推移を見てみます。

Year Amount 対前年比
20051.2736
2006 1.215495%
20071.6348135%
20081.6544101%
20091.447788%
20101.378895%
20111.3886101%
20121.5794114%
20131.556399%
20141.5638100%
20151.5683100%
20161.518497%
20171.5184100%
20181.5384101%
20191.6800109%

2004年IPO以降の配当額です。

リーマンショック後は流石に12%ほど減配となりましたが、近年は安定的に1.5~1.6USDを分配しています。

現在株価が落ちているので配当利回り11%ほどになっていますが、リーマンショック後の平均を見ると平均的な配当利回りは9%ほどです。

購入は楽天証券かマネックスで

日本ではARCCを購入できる証券会社は楽天証券かマネックス証券のどちらかです。


SBI証券は今のところ取り扱いしていません。注意ください。

楽天証券もマネックス証券も手数料が安く、それぞれメリットもあります。
証券会社の各社比較は「【証券口座のおすすめ3社】アメリカ株の取引におすすめ!」を参照ください。

マネックス証券

楽天証券

購入理由

11%の高配当、新型コロナの影響による価格下落を割安と考え購入に至りました。

初めてのBDC銘柄です。長期保有します。

最近色々と目移りがして拙僧がなくなってきました 笑

高配当銘柄にご興味のある方こちらの記事もどうぞ。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

それでは、また。

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