一生涯で必要なお金は? ライフプランを作成してみよう

資産運用
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あなたは一生涯でどのくらいのお金が必要かわかりますか?

  • 人生の3大コスト
  • 老後必要資金は2000万円
  • 持ち家は資産でなく負債だ


こういった人生のお金にまつわる話はよく見聞きしますね。

不安になるような話しも多いですが、実際どうなんでしょう。
人生にはどれくらいお金が必要で何にどのくらいかかるのでしょう?


ここでは
人が一生涯で必要なお金がいくらなのかを項目ごとに解説します。
数字はできるだけ日本の平均値を使っています。

まずは平均値を知ることで、ご自身のライフプランに役立てて頂ければと思います。


この記事を読むことでわかること

・一生に必要なお金のイメージがつかめる
・自分でライフプランをつくる足がかりになります
・ファイナンシャルリテラシーがあがります。


本記事は各項目について明細を含めながら一つ一つ解説をしています。

長文になっておりますが、丁寧に読んでいただけると人生にかかるお金について参考値を含めてよく理解できるものになっています。

平均値を確認しながら、自分に必要なお金はいくらくらいかも頭の隅で考えながら読みすすんでいただければと思います。

それでは早速見ていきましょう。

前提

今回試算を行った前提は下記です。

期間:30歳~90歳の60年間
家族構成:4人家族(父、母、子供2人)

一生と言いながら、30歳以前の含めずに申し訳ないです。先にお詫びします。

尚、各数値は全て信頼性の高いリソースを元にした根拠のあるものですが、数字を丸めたりもしていますので概算で捉えていただけますようお願いします。

結論:一生に必要なお金は約3.5億円


当たり前ですが、一生に必要なお金は人それぞれです。
価値観やライフスタイルによって大きく変わります。

ただ日本での平均値を合算してみると 3億円 ~ 3.5億円 になります。

  項目費用(万円)
生活費 ( 30歳~65歳 )10,380 
生活費 ( 65歳~90歳 )840 
住居費9,000 
教育費5,000 
4,000 
趣味、旅行等3,000 
保険料1,350 
介護1,100
ライフイベント639
合計35,309 

いかがでしょうか?
思ったより多かったでしょうか?少なかったでしょうか?

それでは額大きなものから各項目の解説をしていきます。

生活費:1.1億円

まずは生活費です。1億越えと一番大きなウェートを占めます。

大まかに現役と定年後で費用を分けました。

65歳までの現役時代の生活費で1億380万円
65歳以降の老後の生活費で900万円
の計算です。

30歳〜65歳、35年間の生活費

まずは現役時代の35年間の生活費です。

4人家族の毎月の生活費の全国平均は33万円です。

項目毎月の費用(円)
食費78,000
水道光熱費20,000
家具・家事用品12,000
衣類代15,000
保健医療費12,000
交通費・通信費24,000
趣味・娯楽費24,000
交際費12,000
その他雑費50,000
教育費34,000
自動車維持費19,000
生命保険料30,000
合計330,000
ソース:総務省統計局の家計調査データ2020公開

ここでは教育費、自動車、保険を別で把握したいので教育費、自動車維持費、生命保険料の合計83,000円を除きます。
そうすると、1か月の生活費は24万7000円となります。

35年で1億380万円になります。
( 24,7000円 x 12ヶ月 x 35年 = 103,800,000円 )

35歳〜90歳、25年間の生活費

次に定年後から90歳までの生活費です。

65歳以降の老後の夫婦世帯の生活費の全国平均は264,000円、年金支給額は 222,000円です。

項目一世帯の毎月の費用(円)
食費65,000
水道光熱費20,000
家具・家事用品9,000
衣類代6,000
保健医療費15,000
交通費・通信費28,000
住居費14,000
交際費24,000
その他雑費26,000
交通通信費28,000
非消費支出29,000
合計264,000 
ソース:総務省「家計調査年報」2018年


現状65歳以降の方は毎月4万円ほどの赤字です。仕事をつづける、貯金を切り崩すなどして補填しているものと考えます。

ちなみに老後2000万円必要というのもこの4万円がたとえば30年間続くと1200万円、これに介護や葬儀費用を足すと約2000万円になります。

ここでの試算では上記の老後生活費に入っている住居費14000円を除外し、25万円としました。25万円 – 22万円でマイナス3万円。

65歳から90歳の25年で900万円となります。
(30,000円 x 12ヶ月 x 25年 = 900万円)

現役時代の35年と定年後の25年を合算すると60年で総額1億128万円となります。

住居費:9000万円

住宅購入の平均値は下記の通り。

土地付注文住宅 約4,100万円 
建売住宅   約3,400万円
マンション  約4,400万円
ソース:総務省「家計調査年報」2018年

ここでは4000万円の住宅を購入した場合と家賃12万円の賃貸で試算し、住宅費を設定しました。(家賃12万円は4000万円住宅購入の場合の月々のローン返済額が約12万のため)

持ち家:売価4000万円の60年間の費用明細

項目 費 用 計算式過程の条件
住宅ローン 4,000万円
購入諸費用200万円4000万円 x 5%5%
利息1,030万円利息 1.30 % 
35年フラット
固定資産税750万円15万円 x 60年15万円/年
管理修繕費1,800万円3万円 x 12か月 x 60年3万円/月
合計8,290万円

賃貸:月12万円、60年間の費用明細(60年に一度引越しを想定)

項目 費 用 計算式 過程の条件
家賃8640万円12万円 x 12か月 x 60年
入居費用180万円12万円 x 3か月 x 6回敷金、礼金、不動産
手数料を各1か月分
更新手数料 240万円15万円 x 1か月 x 24回2年に1度、家賃
1か月分の更新料
引越し費用120万円20万円 x 6回1回20万円
合計9,264万円

住宅費は約9000万円、人生のお金を左右する重要項目

賃貸については家族構成の変化により家賃も変動すると思いますが便宜上12万一律とします。単純にコスト計算をすると賃貸より持家の方がコストは抑えられる計算です。

上記の試算から、今回は4000万円相当の住宅費を9000万円で計上しました。

ちなみに住宅は販売価格に目が行きがちですが、管理費や修繕費、固定資産税がかかります。これらの費用を正しく認識しておかないとローンが支払えないという最悪のケースにもなりかねませんので注意が必要です。


総額としては生活費の方が高いですが、生活費はいつでも微調整が可能です。
ただ住宅を購入をする場合は1億ちかいコストに一発勝負です。
ほとんどの人が不動産の素人ですので、実は結構リスクの高い行為です。

尚、本試算に不動産売却は考慮していません。
住み替えなどで売却する際、良い値で売れれば経済的にはかなり楽になります。
住宅に関するお金がうまくいくかどうかで人生のお金はかなり変わります

教育費:5000万( 2500万 x 2 )

一人2500万円、二人で5000万円の試算です。

以下、内訳を解説します。

学校費用

ソース:文部科学省「子供の学習費調査」(平成30年度)

こちらが学校での教育にかかる費用です。
全て公立で大学文系で1000万円、全て私立で大学理系で2700万円とかなり開きがあります。

ここでは中高は私立、大学文系と設定で1700万円x子供2人で3400万円で計上しました。

下宿費用

大学の際に実家でなく下宿となるとさらにお金が必要です。

ここでは月7万円の仕送りとして4年で350万円子供2人で700万円を計上しました。

小学校〜高校の期間には塾に通う可能性も高いので費用を見ておく必要があります。

現状通塾率と実際に塾に通わせた親が年間いくら払ったかの表が下記です。
費用は塾に全く通っていない人を合わせた平均値でなく、塾に1万円以上支払った人の平均値になります。

出典:「平成28年度(2016年度)子どもの学習費調査」3.学校外活動費(4) 支出した金額(実際に支出した金額の分布) (表8-2を参照)文部科学省

学費の際に設定した中高は私立に沿って計算すると2,874,000円となります。

小学校:151,000 x 6 = 906,000円
中学校:262,000 x 3 = 786,000円
高校 :394,000 x 3 = 1,182,000円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計 :       2,874,000円 

数字を丸めて子供一人で290万円とし、
ここでは中高私立の前提で子供2人で580万円計上します。

習い事

塾の他に習い事にも予算をつけておきましょう。

こちらが全国の平均値。習い事の年間費用です。

ソース:「平成28年度(2016年度)子どもの学習費調査」3.学校外活動費(1) 「補助学習費」と「その他の学校外活動費」の構成 (表5、表6を参照)(文部科学省)

こちらも中高は私立として、仮に芸術系をやるとして計上していきます。

幼稚園:18,306円 x 3年 = 54,918円
小学校:60,762円 x 6年 = 364,572円
中学校:43,747円 x 3年 = 131,241円
高校 :19,148円 x 3年 = 57,444円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計:          608,175円

習い事は考え方にもよるので個人差が出るとこですが、ここでは子供一人に大して60万円、子供二人で120万円を計上しました。

結婚祝い金

こちらも個人の考え方次第ですが、100万円計上しました。

教育費まとめ

少し長くなりましたので、ここで簡単に教育費の合計をまとめます。

子供一人当たりの教育費は、下記の前提で約2500万円となります。

今回の試算の前提条件
・中高私立で大学文系、下宿
・塾と芸術系の習い事に一つ通う
・結婚祝い金を100万円

教育費項目子供一人あたり費用(円)
学費17,000,000
下宿 3,500,000
2,900,000
習い事600,000
結婚祝い金1,000,000
合計:25,000,000

教育費はコントロールできそうで出来ない部分もありますので、できれば余裕を持って準備したいですね。

教育はお金をかければ良いというものでは決してないのですが、少しでも良い環境をと思った際にお金は重要なファクターになってきます。

車:4000万円

車を保有するかは人によりますが、ここでは仮に車をずっと保有することを前提にしました。

条件設定は車体価格は250万円、50年間、7年毎に合計7回乗り換えたときとしました。

各数値はこちらのサイトの数値を参考にしました。

まず車体費用ですが、250万円で購入したとして、下取りを40万円とします。
250万円 – 40万円 =210万円 x 7回乗り換え = 1470万円となります。 

次に下記が維持費です。

年間維持費 費用(円) 計算式備考
ガソリン代150,00015000 / 12 x 125走行距離1.5万キロ、
燃費12Km/L,
 ガソリン125円/L
メンテ100,000車検8万円、
タイヤ代2万円
保険、税金80,000自動車税 3.5万、
任意保険3.5万、
自賠責保険1万円
高速道路30,000
駐車場150,00012000円 x 12ヶ月
年間合計510,000

維持費は50年で 2550万円になります。

車を50年保有するのにかかる総額は250万円相当の車で合計4020万円となります。

ご覧の通り車は高くつきます。
所有する人も減ってきたようですが、お金だけを考えると二の足を踏んでしまいますね。

もちろん車が好きな方や必須な地域もありますが、タクシーやレンタカーを借りるという手もありますのでよく考えて賢く選択したいですね。


趣味等:3000万円

家族の旅行や趣味、家具家電として毎年50万円を60年分として3000万円計上しました。

保険:1350万円

保険は万が一の備えに必要ですね。
こちらが全国平均です。

  平均年間保険料 平均月額保険料
1世帯当たり約382,000約32,000円
1人当たり約196,000約16,000円
ソース:(公財)生命保険文化センター「平成30年度 生命保険に関する全国実態調査」、「令和元年度 生活保障に関する調査」

ここでは1世帯の平均値をそのまま計上。
保険期間は35年とし、32,000円 x 12ヶ月 x 35万円 = 13,440,000円

保険期間35年で総額1350万円としました。

個人的には3万円の保険料は高いなと感じますが、これまでのデータは貯蓄型が多いと思います。超低金利の現在で貯蓄型の有効性は疑問ですので、今後保険料の平均値も下がってくるのではないかと思います。

介護:1100万円

要介護者の発生率は、65~69歳では2.9%、80~84歳では27.8%、85歳以上では60.0%ととなっています。
(ソース:厚生労働省「介護給付費等実態統計月報」、総務省「人口推計月報」2019年)

できれば最後まで元気に生きたいですが、85歳以上で60%となると簡単に無視はできません。介護が必要になると介護の平均期間は4年、費用総額は550万円になります。

介護期間平均 59ヶ月(4年11ヶ月) 費用 (円)
介護サービス自己負担分費用4,661,000
介護用品等800,000
合計:5,461,000
ソース:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/平成30年度


ちなみに老人ホームに入る場合、老人ホームの月額は15万円〜35万円です。どんな老人ホームかにもよりますが、生活費の中でまかなえる部分もありますのでここでは計上していません。

ただ、老人ホームは入居時に一時金として500-1000万円ほど必要になります。還付されるお金ではありますが、一時的に大きなお金が必要になります。

ここでは最低限備えておきたい介護費用として550万円x2人(夫婦)=1100万円を計上しました。

ライフイベント

最後に結婚、出産、葬儀をライフイベントとしてまとめて計上します。

結婚費用:237万円
出産費用: 12万円 ( 6万円 x 2人分 )
葬儀費用:390万円 (195万円 x 2人分) 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計  :639万円

結婚費用

結婚費用平均   費用 (円)備考
出費4,610,000婚約指輪、結婚指輪、挙式、ハネムーン
収入2,240,000祝儀
出費-収入2,370,000
ソース:ゼクシィ結婚トレンド調査2019

結婚関連費用の平均は461万円。祝儀の平均が224万円ですので、残りは237万円になります。

出産費用

出産費用平均   費用 (円)備考
出費480,000
収入420,000出産育児一時金  
出費 – 収入60,000
ソース:厚生労働省保険局「出産育児一時金の見直しについて」

出産には平均48万円かかりますが、出産育児一時金をもらえますので個人負担は6万円となります。

葬儀費用

葬儀費用平均(全国)  費用(円)
お墓購入費用1,627,000
葬儀費用1,957,000
ソース:2017年度 日本消費者協会が実施したアンケート

葬儀にかかるお金は大きくお墓と葬儀の費用です。お墓が必要な方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでは葬儀費用のみ 195万円 x 2人(夫婦)= 390万円を計上。

ライフプランおすすめサイト

人生に必要なお金は求めるライフスタイルによって違いますので、自分の求めるライフスタイルでどのくらい必要か各項目の費用を検討することをおすすめします。

一番おすすめなのはExcelで一つ一つの項目について自分の必要なお金を積み立ててみることですが、とりあえず総額をざっくり把握されたい方はこちらのサイトがおすすめです。

ネットにはいくつか似たようなシュミレーションがありますが、ざっくりすぎたり、総額の把握が出来なかったりします。

こちらのサイトは細かく設定も可能なので、活用してみてください。

まとめ

これまでみてきたよう、一生に一世帯が必要になるお金は大体3億5000万円となります。

項目  費用 (万円)
生活費  (30-65歳)10,380 
生活費  (65-90歳)840 
住居費9,000 
教育費5,000 
4,000 
趣味、旅行等3,000 
保険料1,350 
介護1,100 
ライフイベント639 
合計35,309 

ライフスタイルにもよりますが、なんとか3億円は欲しいところでしょうか。

ただ現状男性大卒の平均生涯年収は2億5000万円、中央値で2億1200万円です。
(ソース:労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計2017』)

平均的な人は頑張って働いても必要資金を一人もしくは一つの収入では賄えないということです。ですので、パートナーの協力もしくは本業以外の収入が必要となってきます。なかなか厳しい現実ですね。

ただ今回でまずは生涯に必要な金額を確認できたことが一歩前進です。
まずは基準を知ることがスタート。
これをベースに是非自分の人生における必要額を算出してみてください。

大切なことはめんどくさがらずに、

自分がほしいライフスタイルの実現にどれだけお金が必要なのか明確に知ること。
現実の相場感を身に着けること。
そしてほしいライフスタイルを手にするために行動すること
です。

私も頑張ります!

それでは、また。

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