ウォーレン・バフェットの投資法、5つのポイント

株・投資の勉強

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ここでは投資の神様「ウォーレン・バフェット」の投資法について解説します。

バフェットのように投資ができることは無いですが、彼がどのような思考で投資をしているのか、どういった点をみているのか、過去の発言や現在のポートフォリオから多くを学ぶことができます

是非チェックして今後の投資に役立てていただけばと思います。

ウォーレン・バフェットとは

omaha, US


ウォーレンバフェットは世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイのCEOで世界で一番有名な投資家です。

バークシャー・ハサウェイの時価総額はUSD 5400億以上(55兆円以上)これは世界10位、トヨタの2倍以上の時価総額です。このとてつもないい財を一代で投資で築き上げた人物です。


「オハマの賢人」と言われ、親しみやすい人柄は多くのファンがいます。
バークシャーハサウェイの株主総会には全世界からバフェットに会おうと投資家が集まるようです。


ウォーレンバフェットは1930年に米国ネブラスカ州オマハで生まれで現在もオマハに暮らしています。

コロンビアビジネススクールでバリュー株投資の父ベンジャミン・グレアムから投資を学びます

ベンジャミングレアムの著書「賢明なる投資家」は投資家の間でバイブルとなっています。


1965年には繊維会社バークシャー・ハサウェイを買収し、再建を試みます。

結局、繊維ビジネスを立て直すことはできませんでしたが保険事業などを始め会社を立て直します。その後投資会社として生まれ変わり数々の企業への投資を繰り返し現在の財を成しています。

ウォーレン・バフェットの格言
“Rule No 1: Never lose money. Rule No 2: Never forget rule No 1”
「(株式投資における)1つ目のルールは決してお金を失ってはならない、2つ目のルールは1つ目のルールを忘れないこと」

肝に銘じましょう

投資成績


過去の投資パフォーマンスは素晴らしいの一言。まさに神業です。

プロでも継続的に市場平均を上回るパフォーマンスをだすのは難しいとされる株式投資で、年率約20%のパフォーマンスを継続的に出し続けています。これは市場平均の2倍以上のリターンです。

神様と呼ばれるにふさわしい恐ろしい実績です。


年収益率(複利)1965年~2014年
  全期間の収益率  
バークシャーの経営成績19.4%751,113%
S&P500(配当込み)の成績9.9%11,196%
ソース:マネックス証券

バフェットの投資法5つのポイント

それではバフェットの明言とともにその投資法、投資哲学についてみていきましょう。

本質的価値

“Price is what you pay. Value is what you get.”
価格はあなたが支払うもの。価値はあなたが得るもの。

“It’s far better to buy a wonderful company at a fair price, than a fair company at a wonderful price.”
よい企業を格安で買うより、ワンダフルな企業を適正価格でかう方が格段にいい

 “If the business does well, the stock eventually follows.”
ビジネスがうまくいっていれば、株価もうまくいく



バフェットは企業の本質的価値を何よりも大事にします。

株価の推移は大事ですが、それ以上に投資先の企業が素晴らしいかどうかが大切。企業の業績に株価が一時的には追いついていなくとも、長期的には業績に伴った株価となると考えています。その為、バフェットは優秀なビジネスモデルをもつBlue Chip 企業への投資を好みます。


企業業績については特にROEの高さに注目を払っています。

バフェットは「ROEが15%以上ある限り、四半期の業績についてあれこれ心配する必要はない」と説いています。

バフェットは企業が稼ぎ出すキャッシュを一つの重要な判断基準にしています。


また投資する際はその企業をまるごと買うかのごとく買えともいっています。

株式投資をしているとチャートをおって投資をしたくなりますが、企業の業績やビジネスモデルを推し量ることがいかに重要かということがわかります。

わからないことへは投資しない

“Risk comes from not knowing what you are doing.”
リスクは自分のわからないことに手を出した時に訪れる

“Never invest in a business you cannot understand.”
自分が理解できないビジネスには絶対に投資してはならない

“If you don’t feel comfortable making a rough estimate of the asset’s future earnings, just forget it and move on.”
投資先の今後の収益を概算で予測できないようなら、その投資先は忘れたほうがいい


「わからないことへ投資をしない」バフェットが何度も口にしていることです。

バフェットは投資先の来季の売上や利益の予測ができるまで熟知しています。投資先の企業に働く社員よりわかっていることが多いかもしれません。

中でもバフェットはシンプルなビジネスを好みます。コカ・コーラ、マクドナルドなどはそのいい例です。

ただこれはアマゾンやアップルといった先進的な銘柄への投資を遅らせた部分もあり、それはバフェットも認めているところであります。

世界には無数の銘柄(企業)があります。
それぞれの銘柄を熟知するとは途方も無い勉強が必要ということは容易に想像できます。素晴らしいパフォーマンスの裏には血のにじむ努力と作業量があります。

割安で買う

“Most people get interested in stocks when everyone else is. The time to get interested is when no one else is. You can’t buy what is popular and do well.”
多くの人はみんなが株に興味を持つときに同じように興味を持つ。ただ大切なのは誰も注目していない時みんなと同じことをして良い結果を出すことは不可能だ


バフェットはバリュー株投資家です。

人気株 = 価値の高い企業 ではありません。バフェットは素晴らしい企業を誰も注目していないときに買うことで財をなしてきました。

みんなと同じ事をしていては大きなパフォーマンスは望めない。
これは人生そのものにも通じる格言です。


長期投資

“Our Favorite Holding Period Is Forever.”
我々は株を永遠に持つことを好む

“Only buy something that you’d be perfectly happy to hold if the market shut down for 10 years.”
市場が10年閉じてしまっても平気な株のみを買え

“If you aren’t thinking about owning a stock for 10 years, don’t even think about owning it for 10 minutes.”
もし10年保有できないような株であればたとえ10分でも保有してはならない


バフェットの投資法は長期投資です。

素晴らしい企業に安い時に投資して、それを10年20年と保有することを好みます。実際コカ・コーラ、ウェルズファーゴ、アメリカンエクスプレスといった銘柄は実に25年以上も保有しています。


ただもちろん保有して放置しているわけではありません。

時代を読み、銘柄を分析する中で売買を行っています。

過去のポートフォリオをみるとどういった企業や業界にバフェットが未来をみているかがわかります。


詳しくは記事:「バフェット(バークシャー・ハサウェイ)のポートフォリオ」を参照ください。

経済的な堀

“The most important thing [is] trying to find a business with a wide and long-lasting moat around it … protecting a terrific economic castle with an honest lord in charge of the castle,” 
一番重要なことは広くて永く保つ「堀」をもつビジネスを探すこと、そしてそれが正直な経営者によって守られていること



バフェットはよい企業の条件として優秀で素直な経営者がいることと、「経済的な堀」を最重要事項として挙げています。

「経済的な堀」とは他社が簡単に真似できないブランドやビジネスモデル、利権などのことを指します。こういった「堀」が広く、そして長続きする企業を探すべきふだと言います。これは特に長期投資において非常に重要なポイントです。

株をやらない人でも自分のビジネスの堀を考えることはビジネスを成功させる上で重要な視点となります。
詳しくは記事:「経済的な堀」とは?企業の強みを見抜く視点 を参照ください。

まとめ

・ウォーレン・バフェットは時価総額55兆円の投資会社のCEO
 これまで年率20%近いリターンを継続的にだしている投資の神様

・投資スタイルは長期バリュー投資

・企業の本質的価値を見出すことで投資判断を行う

・企業分析の際は特にROE、経済的な堀、経営者に気を配っている

・自分がわからないことへは投資しない

・絶対に損はしない。

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