夫は「一生賃貸でいく」なんて言ってるけど、本当に大丈夫かしら?
確かに少し心配ですよね
賃貸にはメリットも多いですが、もちろんデメリットもあります。
ここでは「一生賃貸」のリスクを洗い出しますね!
最近は少子化や時代背景もあり、持ち家をもたずに賃貸に住み続ける人も多くなりました。
多額な借金をせおったりリスクを負う必要もないので賃貸は賃貸の良さがあります。ただいざ賃貸暮らしを続けていると本当にこのまま賃貸でよいのか?老後も賃貸で苦しくないか?
と心配になることもあると思います。
今回は、では「一生賃貸の末路と本当に大丈夫なのか?」という疑問について考えていきたいと思います。
「一生賃貸」のデメリット・問題点
①終の住処の確保
「一生賃貸」の最大の問題点は終の棲家の確保です。
高齢になるほど賃貸で家を借りにくくなります。
大家さんからすれば自分の物件で死なれては後処理も面倒ですし、次の客付けに悪影響を及ぼすからです。高齢者の場合、家賃を高めに要求してくる悪い大家も存在します。
これまで自由に暮らしてきたのに最後に住む家がない!というリスクが一生賃貸にはあります。
②家賃の支払いが大変
現在の高齢者の80%以上は持ち家を持っています。
すでにローンは払い終えており、住居のコストは固定資産税など月2、3万円ほどあれば事足ります。
余裕がある暮らしとはいかないかもしれませんが年金でもなんとかなる費用感です。
これが一生賃貸になると、家賃を払い続ける必要がでてきます。
現役の時とは違い労働収入にほとんど期待できません。
安めのアパートに移ったとしても月7万円、8万円といった費用はを年金収入だけでは足りません。
老後2000万円に例えばプラス2000〜3000万円。合計5000万円ほどの老後資金の貯えが必要になります。
老後の家賃を削ることもできますが、最終的な住処があまりにも安いボロアパートでは、心もさもしくなります。
一生家賃を払うのは想像以上に辛いかもしれません。
③住居の満足度が落ちる
現役の歳はいいのですが、高齢になると段差が辛くなったり、利便性や安全性を求めるようになります。
老後に賃貸物件が借りにくくなるとすると選択肢が狭まるかもしれません。
好きなとことに住めない。
また持ち家のようにバリヤフリーのリノベーションをかけることもできません。
住まいへの満足度が下がる可能性があります。
老後の統計からわかること
ここで老後の住宅事情に関する統計をいくつかみてみましょう。
1990年から2013年のデータですが、20〜50代では年々賃貸派が増えていますが、60代以降の定年後には約80%の人が持ち家を持っていることがわかります。
50代まで賃貸で住んでいた人も60代になって多くの人が家を購入しているということです。
高齢の単身者は持ち家が増えています。
高齢の単身者の割合がどんどん増える中、高齢の単身者の持ち家比率は年々上昇しています。
2013年のデータでは高齢夫婦世帯の持ち家率は約90%
年収が低い世帯ほど賃貸の傾向があります。
ちなみに死亡者の場所は70%以上が病院ですが、高齢者がふえていることもあり比率が下がってきています。今後病院も厳しくなるかもしれません。 単身者も増えていますので在宅での看取りは課題になっています。
データからわかること
データからわかるのは、高齢者の持ち家比率が非常に高いことです。
本当に「一生」賃貸の人の例はまだ非常にレアです。
そういった意味では、一生賃貸の末路は実際はどうなるのかよくわからないというリスクもあります。
賃貸は借りにくいとは言え、理論的には今後高齢者がどんどん増える中、賃貸派がみんな露頭に迷うということも考えにくいです。人口は減少しており家はどんどん余っていきますので。
ただ事実60歳以上の人の持ち家率は今のところ非常に高いのでやはり安心感が違うのかもしれません。高齢になると色々とおっくうになるので家探しなどの労力もできるだけ減らしたいと考えるのかもしれません。
一生賃貸への備え
一生賃貸は自由でフレキシブル。
長期の多額ローンを組むこともないので、今の時代に合っている気もしますが大きなリスクが老後に控えています。
高齢になった際のリスクや対策をどれだけ具体的にイメージできるかが一生賃貸派にとっては非常に重要です。
今後日本は高齢化が進みますので、高齢になっても借りれる部屋は増えるかもしれませんが、備えは必須です。
備えは単純に「お金」です。
一生賃貸で考えている人は老後のお金を持ち家の人以上に貯めておきましょう。
定年時に賃貸であってもお金があれば、そこから家を買えます。
ローンは組めないので、現金で買うことになります。
現役のように大きな利便性の高い家はそこまで必要ないかもしれませんので、中古の求めやすい家でもよいかもしれません。
しかしただ生活を切り詰めてお金を貯めるのも中々厳しいところです。
そこで若いうちかやっておきたいのが資産形成です。
仮に現金を5000万円もっていても銀行の利子は5000円。
これが配当3%でる株を5000万円もっていれば、配当収入で150万円入ってきます。(税金はここでは無視します)
家賃が10万円であれば資産を取崩すことなく払い続けることが可能です。
投資の世界では4%ルールという資産の取り崩しルールがありますが、これにそって取り崩していくと資産がかなり長持ちすることも証明されています。
もちろん老後に資産を株100%で持っておくことはリスクが高いのでするべきではないですが
現金だけでなく資産でもっておくと生活が楽になります。
そしてこれは現役世代でも同じです。配当収入や不動産の家賃収入などの資産収入を築ければ、今の生活の補填として使ってもよし、再投資で老後資金をためるもよしです。
早いうちからコツコツ投資を続けていけば資産形成は誰でもできます。
私は普通のサラリーマンですが、資産運用で含み益200万円以上、年間30万円以上の配当収入を実際に得ています。(実績はこちら)
これからの日本を生きる人に資産運用は必須です。
特に一生賃貸を考えている人は資産運用で老後の準備をすることを強くおすすめします。
まとめ
一生賃貸のリスクは老後にあります。
「住む家がない」「家賃が払えない」「住みたい家にすめない」といった事態に陥らないように
お金を貯めておくことが重要です。
若いうちから労働収入で貯金をためる、収支の管理をするなどで備えておく、そして資産運用をリスクの範囲内で行うのが賢明です。
絶対賃貸!と決めつけず、自分のライフスタイルに合うのであれば持ち家の検討も含め、是非後悔のない住居選びをしてみてください。
本記事があなたの住居選びの参考になればとても嬉しいです。
それでは、また👋
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