【アセットクラスの相関関係】改めて確認しておきたい分散投資のポイント ―相性の良い資産の組み合わせ方―

資産運用

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投資において分散投資は基本です。

複数の商品に分散投資することで、投資のリスクを抑えることができます。同時にリターンの最適化も目指せます。

分散投資で大事なことは各投資商品の特性と相関関係を理解して効果的なポートフォリオを組むことです。

折角分散投資しても同じ値動きをする商品を買っていては意味がありません。

ここでは投資初心者向けに株、債権など代表的な投資商品がそれぞれどういった関係性になるのかわかりやすく解説していきます。

この記事でわかること


・各金融商品の値動きの相関関係

・相関指数の見方

各金融商品の相関関係

J P.Morgan Website

この表はJ.P.Morganが出している相関係数がこちらです。

相関係数とは、2つの資産の値動きが連動するかどうかを数値化したものです。

相関係数の見方

相関係数とは2つの資産の値動きの連動性を数値化したもの
+1 から -1 までの範囲で表される

・ +1に近いほど連動性が高い
・ -1に近いほど逆の値動きをする傾向が強い
・ 0近辺の場合には、値動きに連動性がない(無関係)


例えば米国株を見ると、
世界株式とは0.98と連動性が非常に高く
米国10年国債とは-0.48と反相関しやすい(逆の値動きをする)
ということがわかります。


アメリカ株の株価が上がる時は世界の株も上がりやすく、逆にアメリカの国債は下がる可能性が高いということです。


分散投資で注意をしたいポイントは、異なる値動きをする資産をうまく組み合わせることです。

色々な銘柄に投資していても似たような動きをする銘柄を保有していては、リスクを分散できません。

ですのでこういった相関係数を確認しながら、値動きが連動しない資産を組み合わせることが必要になってきます。



各金融商品の相関関係は絶対ではなく、どの期間でくぎるかによってかわります。

先ほどのJ.P.Morganのレポートは四半期ごとにでていますので、こちらで定期的チェックするのもいいかと思います。 相関係数以外にもとても勉強になる材料が詰まっています。

投資に偏りがないかを確認しよう

投資には様々な手法があり、分散投資が必ず正解というわけではありません。

集中投資でしか実現できないリターンもあります。これはスタイルの違いです。

ただ資産運用目的の多くの人にとってリスクを抑えながらお金を着実に増やすには分散投資はマストです。



例えば老後用、教育用資産の運用はお金を減らすわけにはいきません、自分の保有する株に偏りがないかを確認しましょう。

自分がどのような特性を持った商品や銘柄で資産を形成しているのかを理解して、ちゃんと認識することが大事です。

商品の相関関係を定期的に確認して、自分のアセットアロケーションを見直して効果的な資産配分を行えればと思います。

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