ここでは、2023年7月18日に行われたシンガポールの日系最大メディアのSingalifeさん主催の「東南アジア投資セミナー」の内容から私がパネラーとして紹介した「シンガポールでの投資実態について」の内容を切り抜きシェアします。
私は現在シンガポールで3500万円ほどを運用していいますが、どういった商品にどういった意図で投資をしているのかを解説します。
またシンガポールで人気の高い貯蓄型保険とシンガポールリートについてもそれぞれメリットデメリットをまとめましたので、是非参考にしてみてください。
↓同セミナーでフィリップ証券の佐々木さんがシンガポールでのインフラ事情について解説していますので、興味ある方はこちらもどうぞ。
シンガポールでの投資実態
ここでは私の実際の投資状況を説明します。
ポートフォリオの比率として一番大きいのがアメリカ株。
ETFや個別銘柄に合計12銘柄に投資をしています。私の資産運用における主力アセットでキャピタルゲインを狙った攻めの投資として位置付けています。アメリカ株は幾度の金融危機を乗り越え長期的にはずっと右肩上がりを続けている市場です。
ポートフォリオの30%ほどを構成しているのが貯蓄型保険です。
目的としては子供のための教育資金や老後資金として安定して着実に増やすために購入しました。守りの投資として位置付けています。
シンガポールリートはシンガポールにきてから一番はじめに投資をしたアセットです。高い分配金が魅力です。毎月の分配金を確認するのが投資をする楽しみになっています。
最後に仮想通貨のBTCとETHを保有しています。これは投資もありますが、新しいテクノロジーに触ってみたいというい意図から購入したもので、真面目な投資というよりは博打、楽しみでやっています。
↓細かい運用実績はこちらで公開しています。↓
シンガポールで投資を始めた理由
私は2018年頃から投資をシンガポールで投資を始めましたが、シンガポールにきて投資をはじめようと思ったのは4つのメリットを感じたからです。
シンガポールは日本に比べて金利が高いです。
現在普通に銀行に預けるだけでも0.05%の金利がつきます。日本の場合は0.001%ほどですので差が歴然です。
金利が高いということはそれだけ利回りが高い投資商品が存在することも示唆します。
さらにシンガポールでは投資による儲け、キャピタルゲインに課税がされません。日本で投資をしていると通常20%ほどの税金がかかりますのでシンガポールで投資をした方が儲けがでやすいです。
シンガポールは金融先進国で証券口座も銀行口座も帰国後も保有可能、サービスを国外からもうけることができますので、今後も海外転勤の可能性がある駐在員の方には使い勝手がよいです。
また通貨に関してもSGDは安定感のある動きをしています。基本的にはUSDに連動するような格好で動きますが、他のアジア諸国に比べて通貨の信用度が高く安心して運用できます。
以上、多角的視点からみてもシンガポールで投資するメリットは多いです。
貯蓄型保険について
私は資産の1/3ほど1200万円ほどを貯蓄型保険で運用しています。
貯蓄型保険はほぼノーリスクで資産を4%くらいで運用できる商品です。
駐在員にも地元シンガポーリアンにも人気な商品です。
投資にリスクはつきものですが、貯蓄型保険であれば元本確保されていますので、ちゃんと払込をすれば元本は確保できるというのがメリットです。日本の貯蓄型保険は利回りが0.5%以下がほとんどですが、シンガポールであれば4%ほどを期待できますので投資の選択肢としてはアリです。
私は教育費や老後資金など今後必ず必要になるお金を貯蓄型保険で運用しています。
注意すべきは支払額と払込期間、運用期間です。特に駐在時はキャッシュフローが潤沢な人も帰国すると毎月の支払いが厳しくなるケースがあります。途中契約は元本割れにつながり、避けたいので将来のキャッシュフローも見越した契約内容にすることが大事です。
シンガがポールリートについて
シンガポールリートとはシンガポールの不動産に分散投資ができる商品です。
シンガポールのリートは世界的にも利回りが高く、市場自体も年々成長を続けていて注目を集めています。
シンガポールリートは銘柄にもよりますが大体5~7%ほどの利回りを期待できます。しかも分配金は非課税で受け取れますので例えば5%の利回りのリートに100万円投資をしていたら毎年5万円まるまる手元に受け取ることができます。
配当好きな方には魅力的な商品です。私も実際にリートからの分配金や株の配当で毎年70万円以上を受け取っています。
注意したいのは値動きです。貯蓄型保険のは違い元本確保の考えはありません。
分配金はもらえてもリート自体の値が下がると結局損をするこもありますので、銘柄選びには注意ください。
利回りが10%を超えるような銘柄は個人的にはおすすめできません。
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