ここではアメリカ株のエネルギーセクター銘柄からおすすめを5銘柄ご紹介します。
エネルギーセクター銘柄は高配当銘柄も多く長期保有で運用している有名投資家も数多くいます。
石油、天然ガスなどエネルギーは私たちの生活になくてはならないものですので需要が安定しているとともに新エネルギー分野では大きなキャピタルゲインを狙える銘柄もあります。
是非参考にしてみてください。
シンガポールと東京二拠点サラリーマン投資家。運用額4,000万円、年間受取配当70万円。
2018年配当の存在すら知らない状況から投資スタート。その後、投資の重要性を知り備忘録としてブログにて発信開始、最高月間4万PV。
2021年Youtube開始、2022年に「シンガポールでのお金の増やし方」を出版(レビュー★4.5)。
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エネルギーセクター全体像
Symbol | Market Cap | PE Ratio (TTM) |
XOM | 432.745B | 8.65 |
CVX | 303.385B | 10.08 |
SHEL | 203.432B | 7.41 |
TTE | 151.092B | 8.14 |
COP | 139.088B | 11.14 |
BP | 104.592B | 6.09 |
EQNR | 90.882B | 3.99 |
PBR | 88.179B | 2.91 |
PBR-A | 85.844B | 2.66 |
SLB | 80.169B | 20.66 |
EOG | 75.587B | 8.71 |
ENB | 70.256B | 24.68 |
CNQ | 66.977B | 12.19 |
EPD | 57.66B | 10.68 |
MPC | 57.158B | 5.24 |
OXY | 56.381B | 10.63 |
PXD | 55.322B | 9.99 |
E | 50.311B | 5.28 |
PSX | 50.465B | 4.87 |
HES | 46.679B | 31.74 |
VLO | 46.317B | 4.51 |
WDS | 45.969B | 5.68 |
SU | 42.342B | 9.55 |
WMB | 42.125B | 15.53 |
ET | 40.862B | 10.81 |
こちらはエネルギーセクター銘柄の時価総額の大きいTop25社です。
Exxonmobile、Chevron、SHELLといった石油メジャーが市場を席巻しています。
PERはどの銘柄も低めです。2021年に金利高になるまではパフォーマンスが悪く人気薄でしたが金利が上がり景気不安が台頭したことにより変われ始め値を戻し高値更新をを戻してきています。
セクターにはそれぞれ強い景気局面があります。
一般的にはエネルギー株は金利が高く景気が弱いときに強い銘柄といわれています。
エネルギー銘柄は大きく4つに分かれます。
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米国株:エネルギーセクターおすすめ銘柄5選
COP Conoco Philips コノコフィリップス
コノコフィリップスは石油・天然ガス生産大手。世界中で原油、天然ガス、LNGを探鉱、生産、輸送、販売しています。
コノコフィリップスは1バレル$32ほどのコストで生産できるといわれており、採掘コストの低さに優位性があります。
ROEは脅威の39%!非常に効率の良い経営で知られています。石油メジャーのエクソンモービルのROEは26%ほどですので、コノコフィリップスの収益性の高さは秀逸です。原油価格上昇局面では利益を大きく伸ばすことができます。
自己資本比率も53%と高く石油、ガス価格でよく起こる低迷期を乗り切るための資金力も充分。長期で投資するにも安心の体力があります。
CVX Chevron シェブロン
シェブロンは世界をリードするエネルギー企業です。
上流部門と下流部門を統合した一連のエネルギー事業のエコシステムを構築しています。
上流では原油や天然ガスの探鉱、生産、輸送、貯蔵、販売、液化ガスプラントの運営。
下流では、原油の精製、石油製品や潤滑油の販売、再生可能燃料の製造販売。パイプラインや船舶等での原油石油製品の輸送、石油化学製品、合成樹脂等のの製造販売などを行っています。
また、ファイナンス事業、保険事業、不動産事業、テクノロジー事業と幅広い事業にも携わっています。
シェブロンは、高配当銘柄としても知られています。配当利回りは3%以上、2023年時点で過去36年間増配をしています。毎年100億ドルから200億ドルの自社株買いも計画しており株主還元意識の高い企業です。
シェブロンは今後の環境配慮を見据えて炭素回収、貯蔵技術やグリーン水素に投資しています。2022年にはリニューアブル・エナジー・グループを31.5億ドルで買収して再生可能燃料技術を強化しました。
盤石な石油ビジネスと未来のよりクリーンな代替燃料へどちらも投資をするのにシェブロンはよい選択肢だと考えます。
BEP Brookfield Renewable ブルックフィールド・リニューアブル
ブルックフィールド・リニューアブルは、世界有数の再生可能エネルギー会社です。
水力発電、太陽光発電、風力発電の事業を展開。これらのクリーンエネルギーを長期固定価格買取契約(PPA)で大手電力会社に販しています。長期契約を結ぶことにより安定したキャッシュフローが期待できます。
ブルックフィールド・リニューアブルは世界で最も持続可能な100社のランキングで世界4位と高い評価を受けています。
またブルックフィールドは今後の買収やエネルギー価格改正などにより2027年まで1株当たり営業活動から得られる資金(FFO)を毎年10%以上増加させるとして、これにより年間5%〜9%の配当成長を見込んでいます。
未だ事業の収益面、税制面では安定しないところもありますが、ポテンシャルが大きく期待値の高い銘柄です。
NEE NextEra Energy ネクステラ・エナジー
ネクステラ・エナジー社は北米最大手の電力・エネルギーインフラ企業です。風力や太陽光から電力を生産する再生可能エネルギー分野ではトップクラスを誇ります。
電力事業は企業や家庭への安定供給を行うため比較的安定した収益が見込めます。
ネクステラ・エナジーは、電力事業会社の中でも財務状況がよく(自己資本率は31%)競合他社よりも信用格付けが高いのも特徴です。強固な資金力で今後の事業投資も可能なので、将来性が期待されます。
同社は2024年まで年率10%の増配を見込んでおり、再生可能エネルギー配当銘柄として有望。
2022年に「リアル・ゼロ」計画を立ち上げていて2045年までに事業からの二酸化炭素排出をゼロにすることを目指している。
FANG Diamondback Energy ダイアモンドバック・エナジー
ダイアモンドバック・エナジーはシェール系石油・天然ガス企業です。
シェールオイルとは地中深くに存在するオイルで2000年代になりアメリカの技術革新によって採掘が可能になった資源です。シェールオイルはこれまでバーケン、イーグルフォード、バーミアンといた採掘エリアがありましたが、その中でも低コスト化に成功したのがテキサス州西部のパーミアン・ベースンです。
ダイアモンドバックはこのパーミアンでのシェールオイルの取得、開発、探査、利用に重点を置いています。
石油メジャーのシェブロンやエクソンモービルのような規模はありませんが、ROE27%、自己資本比率58%といった健全な経営が好感されています。財務的にも安定しておりこれまで積極的に鉱区を買収し事業を拡大しています。
利益は原油価格次第というのが基本ですが、2015年から60ドルを下回る原油安を乗り越えてきた企業ですので、強い経営力は投資対象として魅力的。
原油価格80ドルを超える前に仕込みたい銘柄。
米国おすすめエネルギー株、過去5年のパフォーマンス
今回ピックアップした5銘柄にエネルギー株のETF、VDEとXOM,SHELを追加した過去5年のチャートです。
BEP, NEEはコロナ後の回復が早くその後大きく値をあげました。エネルギー株というとXOM,CVXが有名ですがCOPの方がパフォーマンスが出ています。
FANGは個人的には面白い銘柄だと感じていますが、ここまではETFと同等レベルのパフォーマンスです。
米国エネルギー株での投資の注意点
エネルギーセクターは原油価格に左右されるため、マクロ経済の理解が欠かせません。
シェブロンやエクソンモービルなどといった大型の高配当銘柄を長期保有する投資法もありますが、それでも原油価格の変動理由や経済の理解がないと株価低下の時期を我慢できずに良くないタイミングで手放してしまうでしょう。
経済のサイクルが今どこにあるのか、金利の状況や相場観。こういった知識が他のセクターに比べてもより必要になってくるのがエネルギーセクターです。
再生可能エネルギーなどの対等によりキャピタルゲインを狙うような投資も可能です。ただストーリー一発で買うのは危険ですので、経営状況、競争優位性を理解した上でタイミングをみて入ることが重要です。
今回紹介した銘柄があなたの投資の参考になれば嬉しいです。
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