投資に興味があるのだけど、少額だと意味がないのかな?
確かに投資は元手がものをいう部分もあります
ただ意味がないとは思いませんよ
「投資はある程度まとまったお金がないとやっても意味がない」という話しを聞いたことがあるかと思います。
確かに投資にはある程度の元手が必要ですが、個人的には少額でも始めることが大切だと思います。
ここでは少額投資のメリット、デメリットについて説明をした上で、少額投資をはじめる意味について解説していきたいと思います。
少額投資のデメリット
投資額が小さいと利益はごくわずか
「少額投資は意味がない」という一番の理由は投資金額が小さいとリターンがとても少なくなるからです。
投資は基本的に3~5%くらいの利回りを狙うのが一般的です。
これ以上の利回りを狙うこともできますが、リスクが非常に高くなってきます。
3~5%というのは、銘柄選定や株の勉強など難しい作業をそこまでしなくても長期的に投資をすればリスクある程度抑えながらも狙えるラインです。
仮に5%で考えると
1000万円投資して50万円
100万円投資して5万円
1万円投資して500円
ここから実際は手数料や税金が引かれます。
税金は利益の約20%、手数料200円(100円x2) とすると1万円投資の場合は500円の利益が実際の手残り200円です。
リスクをとってこれですから、意味ないと感じるのも無理ない額です。
これが1億円あれば500万円。税金を引いても400万円は手残りとなります。
投資はどれだけお金を突っ込めるかが勝負でもあります。
積立の場合、例えば毎月3000円で5%で運用した場合こんな推移になります。
5年で18万円の積み立て金額に対して2.4万円の利益となります。
もちろん貯金よりはいいですが、こちらも長い間リスクをとりながら投資をしても、2万円ほどと寂しいですね。
やはりある程度の元本が少ないとお金はなかなか増えません。
これが「少額では投資しても意味がない」という理由になります。
実際私は以前インドネシアの大富豪に「なにかおすすめのいい投資はありますか?」と聞いたところ、彼は一瞬目を輝かせましたが、私が「資金はあまりないけど、、」といった瞬間に興味を失いました。お金がなければよい投資はないと言われました。
人的資本投資の機会損失
もう一つのデメリットは特に若い人がそうなのですが、人的資本投資の機会損失につながる可能性でう。
投資にお金を回すより、自己投資にお金をかけたほうが将来のリターンが大きくなるということです。
例えば毎月3000円を株式投資に使うより、そのお金で本を3冊買ったほうが知識が付き稼ぐ力があがります。
投資よりも自分の給与をあげたり、自分で事業を立ち上げたりなどで収入を増やすほうが効率がいいのです。特に若いうちはできるだけ知識や経験にお金を使ったほうがその後リターンを得やすくなります。
まずは自己投資にお金をつかい、お金が稼げて投資に使える金額も大きくなってから投資を始めてもよいかもしれません。
少額投資のメリット
これまで少額投資は意味がないいわれる理由、少額投資のデメリットについて説明しましたが、もちろんメリットもあります。
投資は早く始めた方が有利
10年、20年と長期で投資をしていく場合、投資は一日でも早く始めたほうが有利になります。な
ぜなら複利が働くからです。
複利とは利子に利子がつくことです。
投資においては時間をかけて、複利の力を最大限利用することでリスクをある程度抑えながらパフォーマンスをだすことができます。
これは額がいくらであっても変わらぬ事実です。
もし少額だからといって投資を先延ばしにするとその時間分の複利を捨てているようなものです。少額であっても資産運用のスタートは早い方がよいです。
個人的には人生100年時代、投資は必須事項だと感じています。
これまでの日本のように投資をせずに生き抜くことは難しくなっています。
少額でも長い間お金を運用させておきたいと感じます。
リスクを抑えて投資経験を積める
投資にはリスクが伴います。どんなに優良株でも暴落する可能性はあります。
少額投資であれば、株が暴落してもダメージは限定的です。
特に投資初期は一番損が出やすいです。
いきなり大きな金額を投資して暴落し損をだすよりも少額で損も利益も経験しながら投資の経験をつむことができます。様々な銘柄を買ってみるのもいいでしょう。
投資は実際に生のお金で体感してみないと中々わからないことが多いです。
その後大きなお金を投資に回せるようになった際にすでに投資経験があるか、ないかではリターンに影響がでてきます。
投資のスタートとして少額投資はとてもよいと思います。
マインドが変わる
少額でも投資をすると色々な気づきがあります。
もちろん一度買って何もしない、株価もチェックしないという態度では難しいですが、少し売り買いをしてみる、自分の銘柄のニュースをみてみるなどしていくうちに経済や世界情勢の理解が進みます。
そして「これは投資か浪費か?」「自分は日々何に時間を投資しているのか?」などと言った投資家思考も身につくようになります。
投資家マインドを早くに持てるとその後の人生自分のお金と時間を自分が一番大事なことに費やせるようになります。
最近話題の本で「投資家みたいに生きろ」という本があります。今後の日本を生き抜く上でとても参考になる良書ですので、興味のある方は読んでみてください。
結論:少額投資は儲からないが意味はある
ここまで少額投資のメリット、デメリットをみてきました。
結局少額投資は意味があるのか?
私の答えは「少額投資は儲からないが意味はある」です。
少額投資をしてもお金はほとんど増えません。
ですので資金効率がよいとは言えません。
投資してお金を増やそう、お金を儲けようと考えるのであれば少額投資はあまり意味がありません。
しかし少額でもいいので投資を実際に始めることには大きな意味があります。
これまで述べたように資産運用の足がかり、学び、経験、投資家マインドといったメリットがあるからです。
何でもそうですが、実際にやってみないとわからないことがたくさんあります。投資も同じで、実際やってみることが重要です。
投資は今後の日本を生きる上で必ずといっていいほど必要になってきます。
どうせやるなら早いうちに少額から始めることをおすすめします。
少額なら失敗してもたかが知れています。
最近はPayPay証券 やLINE証券など少額から投資をはじめられる様々な便利なサービスもありますので、そういったサービスを利用するのもよいと思います。
特にPayPay証券は優秀なアメリカ株に1000円から購入できるのでおすすめです。
もし証券口座を開いて通常の株取引を始めてみたい方は記事:【初心者向け】株式投資のやり方 完全解説これだけ読めばOK を参照ください。
株式投資の初心者向けに株、配当、分散投資などの解説から実際に証券口座でどのように株を買うかまでをまとめています。
投資をはじめるといろんな学びがあります。
これからの時代を生き抜く中投資は豊かに暮らす強い味方です。
興味ある方は是非少額からでも投資を検討してみてください。
それでは、また👋
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