
ロボアドに興味があるんだけど
FOLIO ROBO PROとウェルスナビどっちがいいの?

同じロボアドでも内容がかなり違います
違いを解説しますね
ここではロボアドバイザーサービスを展開するFOLIO ROBO PROとウェルスナビの比較をします。
サービス内容の違いとどんな人に向いている解説します。
>>【2021年】おすすめロボアドバイザー5社、完全比較!!
FOLIO ROBO PRO とウェルスナビの比較
WealthNavi ウェルスナビ | Folio ROBO PRO | |
最低投資単位 | 10万円 | 10万円 |
最低積立額 | 1万円〜 | 1万円〜 |
NISA | おまかせNISAサービスあり | 非対応 |
運用手数料 | 3000万円まで1.1% 3000万円を超える部分0.55% (税込) | 3000万円まで1.1% 3000万円を超える部分0.55% (税込) |
投資対象 | 世界分散 | 世界分散 |
種類 | 投資一任型 | 投資一任型 |
リバランス | 1年に1回 | 毎月+緊急時 |
税金最適化 | あり | なし |
運用 | 現代ポートフォリオ理論 | 独自のAi技術 (Alpaca社ディープラーニング) |
パフォーマンス (参考) | 5.3 ~ 5.4% (2019/9 – 2020/9) | 15% (2020/1 – 2021/2) |
まず共通点ですが、
どちらも一任型のロボアドで利用者は入金をするだけの手間いらずの資産運用が可能です。
最低投資金額、積立金額も同じです。
手数料も1%と同額。
投資対象も世界分散型で広く世界の株、債券、金などへ分散投資がなされています。
違いは運用方法とNISAの対応になります。
この2つの相違点について詳しく解説します。
運用方法の違い
FOLIO ROBO PROとウェルスナビでは運用方法に大きな違いがあります。
FOLIO ROBO PROはAiを駆使したアクティブ運用。
ウェルスナビは現代ポートフォリオ理論をベースにしたパッシブ運用です。

FOLIO ROBO PROはAiを積極的に活用して運用を行います。
アルパカというAiのディープラーニングやビッグデータ解析などに強みがあるスタートアップと提携しており、Aiを使って積極的に未来を予想して売買を行います。
40種類以上のマーケットデータを活用し、リターンを予測。毎月、その時々の経済状況に合わせて最適のポートフォリオに組直しが行われます。人間の感情を排除したダイナミックな投資手法が特徴です。
まだサービス開始から1年と数カ月ですが、過去1年は約17%という高いリターンを出しています。これは日本の平均株価のパフォーマンスを7%以上上回るリターンです。今後もこのリターンが続くのは難しいかもしれませんが、今のところ驚きの実績をだしているのは事実です。

ウェルスナビは現代ポートフォリオリトンというノーベル賞を受賞した理論をベースとした資産運用アルゴリズムを活用しています。
「現代ポートフォリオ理論」とはポートフォリオを考える時に同じリスクのなかで一番リターンが高くなる組み合わせを選ぶことで最適なポートフォリオを構築しようとする考えです。この考え方は世界の機関投資家や富裕層の資産運用でもよく用いられる方法です。
ポートフォリオのリバランスは年に1回です。
FOLIO ROBO PROは例えば今後アメリカ株が上昇するとAiが察知すればアメリカ株を多く買いに行きます。逆にアメリカ株が下落すると考えればアメリカ株を売り債券を買いに行くなどの行動にでます。ですのでポートフォリオは月単位でどんどん変化していきます。
ウェルスナビは年に1回のリバランスで、ポートフォリオを常に一定に保とうとします。例えばアメリカ株を15%組み込むと決めていれば、その後アメリカ株が値上がりしてポートフォリオ比率が20%なってきたら。アメリカ株を売って15%に戻します。市場がどう動いても最適なポートフォリオを組んでいるので、じたばたする必要はないというのがウェルスナビの態度です。
ウェルスナビのリターンは2016年1月から2021年3月までの5年2か月で+23~+49%となっています。リスク許容度によりますが、1年6%くらいがリターンのベンチマークとなりそうです。
両社のサイトで同じ時期のリターンを比較できませんでしたのでリターンがどちらが優れているかはわかりませんが、少なくともFOLIOROBO PROはウェルスナビのリスク許容度MAXレベルのリターンであることはわかります。
NISAの対応

違いの2つ目はNISAの対応です。
ウェルスナビは現在ロボアドで唯一NISAに対応しています。
FOLIO ROBO PROはNISAに対応していません。
NISAとは投資で得た利益に税金が掛からない税制優遇制度です。
通常株で得た売却益や配当には20%ほどの税金がかかります。これがNISA(年間120万円までの上限あり)口座で投資をすると非課税で取引可能です。利益を100%受け取れます。
これは投資の上で大きなメリットになります。
少し残念なのは対応は「NISA」であり、「つみたてNISA」でない点です。
NISAには「NISA」と「つみたてNISA」の2つがありますが、積み立て投資と相性がよいのが「つみたてNISA」です。
ウェルスナビのサービスは長期分散積み立て投資を軸としていますので、「つみたてNISA」の方が相性がいいのですが、現在ウェルスナビが対応しているのは「NISA」のみで「つみたてNISA」は非対応です。
「NISA」「つみたてNISA」はどちらかしか選べないのでウェルスナビでNISAを使うと「つみたてNISA」は利用ができなくなります。
NISA、つみたてNISAの詳しい解説は【初心者向け】NISA・つみたてNISA・iDeco どれがいいの? 各口座の解説と比較 を参照ください。
結局どっちがおすすめ?

FOLIO ROBO PROとウェルスナビはどちらも非常に優秀なサービスであることに違いはありません。
どちらが良いかは投資スタイルやNISAの取り扱いによるかと思いますが、いくつか検討のポイントを紹介します。
- 高いリターンを求めたい人
- Ai運用興味がある人
- つみたてNISAをすでにしている人
FOLIO ROBO PROがおすすめな人は、Ai運用に興味がありリターンを求めたい人です。
ここまで高いリターンがでていますし、Ai運用は可能性が未知なところもあり更なるリターンも期待できる可能性を秘めています。リスクが気になりますが、ここまでの動きを見る限りは危なげない運用をしています。
ただ、もし「つみたてNISA」をされていない方で地道に資産を増やしていきたい方はまず「つみたてNISA」での運用をおすすめします。非課税での運用はパワフルですので、利用しない手はないです。
個人的にはまず「つみたてNISA」の枠を使い切ってそれ以上に投資をしたい場合にパフォーマンスを期待してFOLIO ROBO PROに手を出すという順序をおすすめします。
- つみたてNISAよりウェルスナビのおまかせNISAがよい人
- 長期で自分のリスク許容度にあった運用がしたい人
- 利用者が多い方が安心な人
FOLIO ROBO PROでの解説と同様に、個人的にはまず検討すべきは「つみたてNISA」です。
ただ、「NISA」と「つみたてNISA」の違いを理解した上でウェルスナビでNISAを使いたいと感じたのであれば、それはそれでよいと思います。
FOLIO ROBO PROのようあAIのアクティブ運用は信用できないと考える人もウェルスナビがよいと思います。ウェルスナビはいくつか質問に答えることで自分に合ったポートフォリオで運用ができますので、リスクをできるだけ抑えたいという方におすすめです。
まとめ

如何だったでしょうか?
今回はFOLIO ROBO PROとウェルスナビの比較をしてきました。
数あるロボアドの中でも両社は特に優秀なサービスです。
投資をしたいけど忙しくて時間がとれないという方には心強いパートナーとなります。
今後はロボアドが投資の主流になるかもしれません。
本記事が少しでもあなたの資産運用に役立てば非常にうれしいです。
それでは、また👋
コメント