ダウの犬、子犬の投資法とは? (2022年銘柄、やり方、デメリット及びETFの紹介)

株・投資の勉強
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ここでは株式投資におけるダウの犬投資法について解説します。

この記事でわかること

・ダウの犬投資法のやり方
・2022年のダウの犬銘柄
・ダウの犬投資法のパフォーマンス
・ダウの犬投資法のメリット、デメリット
・ダウの犬投資法に似たETF

動画はこちら!(2021年版)

ダウの犬投資法とは?


ダウの犬投資法とは「ダウ30銘柄の中から配当の高いトップ10銘柄に投資をする投資法」です。

配当の高い優良企業に投資することで、パフォーマンスの最大化を目指す手法。
配当重視の長期投資向きの投資法です。


高配当銘柄への投資で気をつけないといけないのは配当が高い理由です。

企業がうまくいっていて利益が出ている結果であれば良いですが、株価が成長しておらず配当が高水準になっている場合も多く見られます。
詳しくは「配当の考え方 - 配当利回りは高い方がいい?無配株の方がいい?-」を読んでみて下さい。


ただダウの犬投資法ではダウ銘柄の中から選ぶので、いけてない高配当銘柄を掴むリスクを軽減できます。

ぽちゃ
ぽちゃ

ダウ=正式名称「ダウ工業株30種平均」はダウ・ジョーンズ社が発表する平均株価指数。アメリカを代表する大手優良企業をセクターごとに30社選び抜いたエース集団です。


過去のパフォーマンスを見ると過去5年、10年、20年どの期間でもダウ平均、S&P500どちらをも上回るパフォーマンス(配当込み、再投資のトータルリターン比較で)を出している優れものです。

ダウの犬2022年銘柄

ダウの銘柄30種は毎年入れ替わります。

毎年12月31日に新しい銘柄が発表になります。


2022年の構成銘柄は下記です。
上位にある青文字の10銘柄がダウの犬銘柄となります。

ソース: dogs of the dow

2021年からの変更としてはCVXが抜けてINTLが入りました。

ダウの犬投資法のやり方

ダウの犬投資法の具体的なやり方は下記です。
誰でも簡単にできて手間もほとんどかかりません。


① 現在のダウ工業株30種を確認する  
先程のリストで確認ください。


② 配当の高い銘柄を上から10銘柄均等に買う。  
例えば100万円投資するなら10万円づつ10銘柄購入する。


③ 年末までホールド。配当金は再投資する  
年末までは売らずにホールド。買い増しをする場合は全ての銘柄均等に買い増し。  
配当は再投資がベスト。再投資しないとダウ平均よりもパフォーマンスが劣ります。


④ 毎年、年末に銘柄を見直してリバランスする
12月31日に新しい次の年の銘柄が発表になるので確認して、新しい高配当トップ10銘柄でポートフォリオを組み直す。

ダウの犬投資法の種類とパフォーマンス

実はダウの犬投資法にはいくつか種類があります。
それぞれの違いと過去パフォーマンスが下記です。

いろんなダウの犬

ダウの犬  :ダウ銘柄から高配当トップ10銘柄に投資

ダウの犬 X  : ダウ銘柄から高配当トップ7銘柄に投資

ダウの子犬 :ダウ銘柄の株価が安いトップ5銘柄に投資

ダウの子犬X :ダウ銘柄の株価が安いトップ3銘柄に投資

ダウの子犬は株価が安い銘柄を選ぶ手法です。

高配当投資としての魅力少し減りますが株価が安い方が値上がり期待ができるとの理由からか子犬戦略をとる方もいます。

ソース:Dogsofthedow

過去5年、10年、20年のパフォーマンス比較表です。

驚くことに全ての期間においてダウの犬とダウの犬XがS&P500やダウ平均をアウトパフォームしています。子犬の方もなかなかのパフォーマスです。

こちらは2015年以降の各年のトータルリターン比較です。(配当再投資を前提としたリターン計算)

2019年はS&P500が勝っていますが、それ以外はダウの犬の方が成績がいいですね。

ダウの犬投資法のメリット、デメリット

ダウの犬投資法のメリット

  • 市場平均を上回るリターンを期待できる
  • 一年に一度見直すだけで良いので楽チン
  • 機械的に投資ができるので誰にでもできる
  • 高配当を受け取れる


ダウの犬投資法のデメリット

  • バリュー株でなくグロース株優位の局面ではパフォーマンスが悪くなる
  • よくても市場平均を少し上回る程度で大きなリターンは期待できない
  • 毎年の銘柄入れ替えで売却する銘柄も出てくるので手数料や税金が無駄になる


高配当ETF

もし高配当銘柄でポートフォリオを作りたいなら高配当ETFもおすすめです。

具体的にはVYM, HDV, VIG, SPYDといった銘柄になります。


これらの銘柄はアメリカの高配当株に広く分散投資をしたETFです。

ダウの犬のように毎年の入れ替えをする必要がないので手間が全くかかりません。


パフォーマンスも昨年まではVOO、SPYといった市場平均ETFを凌ぐ勢いでした。
分散をしていますので、ダウの犬ほどの配当はありませんが、リスク管理やメンテフリーな面からとてもおすすめです。



5%を超える配当を目指したい人は「アメリカ株【高配当ETF 7選】 〜利回り20%以上も?」を参照ください。

その他おすすめETFは「アメリカETF おすすめ5選 【長期分散投資で資産を築こう】」

高配当個別銘柄はアメリカ高配当、連続増配株14選!「優秀企業に長く投資して不労収入を確保しよう」もどうぞ。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はダウの犬投資法について解説しました。
優良高配当企業への投資はアメリカ株式投資の旨味でもあります。

個人的にはある投資法を盲目的に信じて投資するよりは、なぜそういった投資法をとると良いのかというのを考えながら自分のスタイルを確立して行くのが一番良いのではと考えます。


本記事が少しでもあなたの投資の参考になればとても嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また。

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