シンガポールで一番お得なシンガポール電力会社はどこ?
2019年の5月から電力自由化がされ、それまでSPサービス一択であった電力供給会社も今では12社ほどから自由に選べるようになりました。
Jurongエリアではすでに半分近くが乗り換え済。シンガポ―リアンは続々とSPサービスから乗り換えをしています。
ここではシンガポール在住の方向けに電力会社の比較検討を紹介します。
電力会社選定の参考にして頂けると嬉しいです。
乗り換えた方がお得?
結論からいうとSPサービスから新しい電力業者に乗り換えたほうがお得です。
プランによりますが、20%以上電気代が安くなります。
仮に電気使用量350kWhの場合SGD 20くらい安くなる計算です。
新しい電力会社各社は信頼できる業者?
基本的にはどこでも問題ありません。
各業者はあくまで小売り業者です。
電力のインフラ管理は以前と変わらずSPサービスが運営していますので、乗り換えたからといって電力供給が不安定になるというこはありません。
現在の選べる電力小売り業者は下記12社です。
Best Electricity Supply Pte Ltd
Diamond Energy Merchants Pte Ltd
Geneco (by Seraya Energy Pte Ltd)
iSwitch Pte Ltd
Keppel Electric Pte Ltd
Ohm Energy Pte Ltd
PacificLight Energy Pte Ltd
Sembcorp Power Pte Ltd
Senoko Energy Supply Pte Ltd
Sunseap Energy Pte Ltd
Tuas Power Supply Pte Ltd
Union Power Pte Ltd
プランと留意点
定額制か 変動割引レートか
電力各社は大きく2つの異なるプランを提供しています。
まずはこのどちらのプランにするかを選ぶ必要があります。
(a) fixed rate plan と (b) discount off the regulated tariffです。
Fixed Rate Plan
Fixed Rate Planは定額で電力あたり単価が固定です。
電力をいくら使っても100SGDといった意味での固定でなく、Kwhあたりの単価が固定という意味です。
シンガポールの電気料金はSPサービスが設定しているTariff Rateによって設定されています。
SPサービスから送られてきている領収書を見てみるとわかると思いますが、現在のSPサービスの単価は 23.43 cents per kWh(2020年1月現在)です。
この単価=Tariffは年に4回見直しが行われます。見直しの度に高くなったり安くなったりします。
Fixed RateはこのTariffが契約期間中は一定です。
現状ですと、乗り換えで17.70 cents per kWhくらいになります。
Discount off the regulated tariff
Discount off the regulated tariff はSPサービスが設定しているRegulated Tariffからの割引率を決めて電力料金を徴収します。
Tariffの変動に合わせて変動しますが常にSPサービスのTariff Rateよりは安くなります。
現状各社が提供している割引率は21~25%OFFです。
もう一つPeak, Off Peakという価格体系がありますが、あまり普及していないようなのでここでは割愛します。
契約期間
期間なし、6か月、1年、2年の契約期間オプションがあります。
携帯電話の契約と似た感じですね。
途中解約には違約金が発生しますので注意が必要です。
プランによりますが、だいたい3か月分くらいとられるイメージです。
まだしばらくシンガポールにいるようでしたらあまり気にしなくてもよいかもしれませんが、
いつ帰国 OR 転勤になってもおかしくないという方は期間が短いか、期間縛りがないものもよいかもしれません。
せっかく乗り換えて電気代安くなっても最後の違約金で結局損することないように契約期間は確認しましょう。
Fixed Rate 各社比較
電力会社 | Fixed price (per kWh) | 契約期間 |
Union Power | $0.1760 | 1年 |
Geneco | $0.1762 | 6か月 |
PacificLight Energy | $0.1766 | 1年 |
Senoko Energy | $0.1768 | 1年 |
Union Power | $0.1770 | 2年 |
上記はFix Rate契約での最安値1〜5位です。
現状一番安いのはUnion Power社の1年契約です。SGD 0.176 per kWhです。
1年は少し長いという方にはGenecoの6か月契約も安くてよいですね。
Discount Off Plan 各社比較
電力会社 | 割引率 | 契約期間 |
Ohm Energy | 25% off | 6か月 / 1年 |
Diamond Electric | 25% off | 1年 |
PacificLight Energy | 25% off | 1年 |
Union Power | 25% off | 6か月 |
Sunseap Energy | 23% off | 6か月 / 1年 |
上記はDiscount Off Plan契約での最安値1〜5位です。
上位4社は25% の割引率で横並びです。
因みにFixed Rateと比べると、
現在のTariffは 23.43 cents per kWh(2020年1月現在)
Fixed Rate最安値は 17.60 cents per kWh ですので割引率が24.88%となりますのでDiscount Off Planの方が若干お得になります。
ただ今後Tariffが上がればFixed Rateの方がお得になってきます。
なかなか難しい選択ですね。
まとめ
・SPサービスから新電力会社への乗り換えで毎月の電気代が20%以上安くなる
・各社の価格差はわずかなので、大きな違いはない
・契約期間は要検討。違約金あり。
・節約を考えるのであれば、まず上位5社のどこかに乗り換えよう!
いかがでしょうか?
固定費はできるだけ下げておいた方が良いので是非乗り換え検討ください。
コメント