【2025年最新】アメリカ株、金はなぜ絶好調?株高の理由と今後の見通し

アメリカ株・ETF

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投資初心者くん
投資初心者くん

「アメリカ株が好調だけど、なんでこんなにあがっているの?今から買うのは遅いかな?最近話題の金投資も気になる。。

こんな疑問に答えていきます。

2025年に入り、アメリカ株は史上最高値を更新し続けています。
S&P500やナスダックはともに堅調で、「いまから投資しても遅いのでは?」という声も多く聞かれます。また金への資金流入もあり、注目を集めています。


本記事では、アメリカ株や金が人気な理由と今後の見通しをわかりやすく解説します。

アメリカ市場への投資に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

著者;ぽちゃ

シンガポールと東京二拠点サラリーマン投資家。運用額4,000万円、年間受取配当70万円。
2018年配当の存在すら知らない状況から投資スタート。その後、投資の重要性を知り備忘録としてブログにて発信開始、最高月間4万PV。
2021年Youtube開始、2022年に「シンガポールでのお金の増やし方」を出版(レビュー★4.5)。
シンガポールの日系最大級メディアSingalifeにて継続的に投資セミナーに登壇中。

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アメリカ株はいまどうなっている?株価推移と最新動向

2024年後半から2025年にかけて、アメリカ株は再び力強い上昇トレンドに入りました。

特にS&P500は2024年10月以降、過去最高値を複数回更新。ナスダック総合指数もハイテク株の上昇に支えられ、2021年のピーク水準を超えています。

  • S&P500: 約5,600ポイント台に到達(前年比+20%前後)
  • ナスダック: AI関連株を中心に+30%超
  • ダウ平均: 景気敏感株も買われ、安定上昇

特筆すべきは、テクノロジー株だけでなく、エネルギー、金融、小売など幅広いセクターにも買いが広がっていることです。
「一部のAI銘柄頼み」ではなく、「米経済の底堅さ」と「世界からの資金流入」が株価を押し上げています。


アメリカ株が絶好調な3つの理由

アメリカ株高を支える要因は、主に以下の3つです。

① AI・テック銘柄の急成長

まず最大の原動力は、AI(人工知能)関連銘柄の爆発的成長です。
NVIDIA(エヌビディア)やBroadcom、Supermicroなど、AI半導体・サーバー企業の業績は想定を大きく上回り、AIインフラ投資が第二波に突入しています。

また、AIブームは単なる一時的なトレンドではなく、
クラウド、ソフトウェア、データセンター、通信など幅広い産業に波及している点も重要です。
テック企業のEPS(1株利益)は増加傾向にあり、株価上昇を正当化しています。


② 利下げ期待と金融政策の追い風

2つ目は、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ観測です。
2024年まで続いた高金利政策のピークアウトが見え始め、
2025年中には複数回の利下げが実施されるとの見方が強まっています。

金利が下がると、

  • 企業の資金調達コストが減少し、業績改善
  • 株式の割引率が低下し、バリュエーションが上昇
  • 債券より株式が魅力的になる

といった構図が働きます。
このため、投資マネーが再び株式市場へ戻ってきているのです。

関連ニュース:https://jp.reuters.com/markets/japan/HO2E3HBLKFPJFGHAUXEOGVG2Q4-2025-10-07/?utm_source=chatgpt.com


③ 資金流入とドルの強さ

そして3つ目は、世界的な資金の流入とドルの強さです。

欧州・中国など他地域の景気不透明感が残るなか、
「安全で成長が見込める投資先」として、米国市場に資金が集中しています。

ドル高は通常、輸出企業の利益圧迫要因ですが、
グローバル企業が多い米国では海外資産価値の増加にもつながり、相対的に株価を押し上げる効果もあります。


注目される「金投資」|なぜ人気が高まっているのか?

株式市場が好調な一方で、金(ゴールド)への投資も活発です。
その理由は主に3つあります。

① 各国中央銀行による“実需”の買い増し

2025年に入り、各国の中央銀行が外貨準備の分散目的で金の保有を拡大しています。

ドルへの依存を減らし、自国通貨の安定を図る動きが強まっており、投機ではない「実需の買い」が価格を下支えしています。

これにより、通常ならドル高局面で下がりやすい金も堅調に推移しています。

関連ニュース:https://www.gold.org/goldhub/gold-focus/2025/10/central-bank-gold-statistics-central-bank-gold-buying-rebounds-august?utm_source=chatgpt.com

② 利下げ観測と通貨価値への不安

FRBによる利下げ期待が高まり、将来的なドル安や実質金利低下が意識されています。

さらに、各国で財政赤字が拡大し、紙幣の価値そのものに不安を感じる投資家が増加。金は「信用リスクのない通貨代替資産」として再評価されています。

③ 不透明な地政学リスクと“平時リスク”の高まり

ウクライナ情勢に加え、中東や台湾海峡などの緊張が続くことで、リスクは一時的ではなく“常態化”しています。

こうした中で、金は「有事に備える資産」から「不安定な時代を通じて持つ資産」へと位置づけが変化。

ETFを通じた個人・機関の資金流入も増え、上昇に拍車をかけています。

関連ニュース:https://www.reuters.com/world/india/gold-heads-eighth-weekly-gain-strong-safe-haven-demand-2025-10-10/?utm_source=chatgpt.com

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今後もアメリカ株の株高は続くのか?

街中の星条旗

では、この株高はいつまで続くのでしょうか?
今後のシナリオを「上昇要因」と「リスク要因」に分けて整理します。

上昇シナリオ

  • FRBが年内に複数回利下げを実施
  • AI関連の需要拡大が続く
  • 米企業の業績が底堅く推移

→この場合、株価はさらなる上昇余地があると見られます。

リスク要因

  • 景気減速や失業率上昇による企業業績の悪化
  • 中東・台湾情勢などの地政学リスク、トランプ関税などの政治リスク
  • 「AIバブル」への過熱懸念や利益確定売り

これらが重なると、短期的な調整局面も十分ありえます。これらの要因には注視が必要です。


今から投資しても間に合うのか?~PERから見る株価水準と今後の戦略

最後に「これだけ絶好調なアメリカ株に今から投資しても間に合うのか?」ですが、

結論から言うと、「長期的には今からでも十分に間に合う」です。

たしかに短期的には株価は高値圏にありますが、長期で見ればアメリカ株は世界で最も安定的に成長してきた市場です。
ただし今は、歴史的に見ても“やや割高”な局面にあることを理解しておく必要があります。

割高感を定量的に評価するのにPERは便利です。

PER(株価収益率)=株価が利益の何倍かを示す指標です。
数値が高いほど「利益に対して株価が割高」、低いほど「割安」と見なされます。

現在のS&P500のPERは30倍前後、歴史的には割高圏

以下は1996年〜2025年10月のアメリカ株S&P500のPER推移です。

2025年10月時点で、S&P500のトレーリングPER(過去12ヶ月の実績ベース)は約30倍前後とされています。
一方で、1996年以降の中央値は約18倍、平均値は約20倍前後が一般的なレンジです。
つまり、現在の水準は過去30年平均を大きく上回っており、歴史的に見ても“やや割高”な局面と言えます。

この割高感は、AI関連銘柄の急成長やFRBの利下げ期待など、将来の企業利益拡大を織り込んでいる結果なので、「バブル」というより、期待先行の相場と私は理解しています。

過去90年のS&P500のPER推移 → S&P 500 PE Ratio – 90 Year Historical Chart

長期投資のチャンスは依然としてある

PERが高い=すぐに下がる、というわけではありません。
アメリカは今後も次のような強みを持っています。

  • 人口増加と旺盛な消費活動
  • AIや再エネなど革新的産業の成長
  • 世界の投資マネーが流入し続ける市場の信頼性

長期的に見れば、これらの要因が企業利益の成長と複利効果を生み出します。

タイミングと共に「分散」を重視すべき

また、投資するタイミングと同じくらい投資においては「分散」が重要です。

  • ETFでの分散投資(例:VOO、VTI、VT、VYMなど)
  • 積立投資で時間分散(ドルコスト平均法)
  • 金や債券を組み合わせたリスクヘッジ

このような戦略をとれば、短期の調整局面でも慌てず、長期で安定的に資産を育てることができます。

タイミングを見計らっていつまでも投資できないとなるよりは、現在の値頃感を確認しながら少しづつ投資を継続することで今からでも十分に資産を育てていけます。


まとめ|短期に惑わされず、長期で備える

アメリカ株が絶好調な理由は、
「AI革命」「金融緩和への転換」「資金流入とドルの強さ」の3点に集約されます。
一方で、景気減速や地政学リスクといった懸念もあるため、
短期の値動きに惑わされず、長期・分散・積立を基本にすることが重要です。

今からでも遅くありません。
未来の米国経済の成長に、じっくりと乗っていきましょう。

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