投資金融商品の選び方 ー 6つの視点から最適な投資先を考えよう ー
人生100年時代の現在、資産運用は全ての人に必須のものとなりました。
投資はあなたの資産を守るためにも、増やすためにも大きな役割を果たしてくれます。
ただ、いざ「よし、投資してみよう!」と思っても
世の中には無数の投資商品が存在し一体何から手をつけていいのか分からないこともあるかと思います。
ここでは
これから投資を始める人向けに投資商品を選ぶ6つのポイント
を解説していきます。
この記事を読むことでわかること
・投資商品を選ぶ際に検討すべきポイント
・自分に最適な投資を選ぶ方法
こんな疑問にお答えします
・投資には興味あるけど、何から始めればよいのかわからない
・投資にはどういった種類があるの?
・どうやって選べばいいの?
投資10種
投資 | リスクとリターン | 流動性 | 必要資金 | 手間 |
仮想通貨 | ★★★★★ | 高 | 少 | 多 |
FX | ★★★★ | 高 | 少 | 多 |
株式投資 | ★★★★ | 高 | 少 | 多 |
不動産 | ★★★ | 低 | 多 | 多 |
REIT | ★★★ | 高 | 少 | 少 |
金 | ★★★ | 高 | 少 | 少 |
投資信託 | ★★★ | 高 | 少 | 少 |
ETF | ★★★ | 高 | 少 | 少 |
社債 | ★★ | 低 | 多 | 少 |
保険 | ★★ | 低 | 多 | 少 |
国債 | ★ | 低 | 少 | 少 |
預金 | ★ | 高 | – | 少 |
それぞれの投資のメリット、デメリットは↓の記事へ
本記事と合わせて読むことにより理解が深まりますので是非一読ください。
投資商品の選び方 6つの視点
①リスクとリターン
リスクとリターンは表裏一体です。
リターンが高い商品はリスクも高くなります。
リスクが低いものはリターンも低くなります。
リスク0で高リターンなど存在しません。あったとしたら詐欺ですのでご注意ください。
どのくらいのリターンを目指すか=どのくらいのリスクを取れるかを考えてみましょう。
そしてどの投資法であればどのくらいのリターンが得られるか掴んでおきましょう。
一概には言えませんので、下記はあくまでなんとなくのイメージとして捉えてください。
投資 | 目指せるリターン(目安) |
仮想通貨 | 予測不可能 |
FX | 10%以上 |
株式投資 | 10%以上 |
不動産 | 5~10% |
REIT | 3~5% |
金 | 3~5% |
投資信託 | 3~5% |
ETF | 3~7% |
社債 | 1-2% |
国債 | 1%以下 |
預金 | 1%以下 |
あくまで目安です。
例えば不動産投資のプロは10%以上のリターンを出してますし、REITでも5%以上のパフォーマンスは私でも出ています。投資方法を間違えたり市場で暴落が起これば勿論マイナスになったり、資金が0になることもあります。
しかし例えば10年で1億を目指しているのに債権を買っても無理です。
この場合は例えば仮想通貨、株式、FXなどで高いリスクをとっていく必要が出てきます。
まず自分の目標額とリスク許容度を考えた上で各商品のリスクを確認しましょう。
おすすめは投資を続ける中で、リスク許容度を少しずつ広げていくことです。
投資を続けて勉強をしていけば少しずつリスクを取れるようになっていくと思います。
ただ初めは少額で始めてください。ハイリスク商品に手を出すのは別に良いのですが、まずは小額で。どの商品も実際買ってみて運用をしていくことでわかってきます。
よくわからないうちから大金を注ぎ込むのが一番危険です。注意ください。
②流動性
商品の流動性を考えましょう。
短期間のうちにすぐに売ったり買ったりできるのか、それとも長い間運用しなくてはならないのかです。いつでもすぐに取引できることを流動性が高いと言います。
例えば株式投資は平日は毎日株式市場が動いており、平日の昼間であれば好きに買ったり売ったりできます。流動性は高いです。
一方不動産投資は例えばマンションを購入したとして、これを売ろうと思っても買主を探すのに少し時間がかかります。債権の場合は通常は満期までお金を寝かせる必要があります。どちらも流動性が低いということになります。
基本的には流動性は高い方が良いですが、低くてもそれに合うリターンが期待できるようであれば良いですね。
各商品の流動性はこの記事冒頭の投資10種の表を参照ください。
③必要資金
その投資商品を購入するのにいくらくらい必要か。
FXや株式は小額で始められますが、不動産となるとそうはいきません。
不動産など大きな金額が必要な場合はローンを組むことになると思いますが、収支が赤にならないような物件を手に入れることが肝になります。くれぐれもローンを払うような格好にならないよう気を付けてください。
ただ大きな資産を築くにはそれなりの投資金額は必要になってきます。
しかしまずは少額からはじめて投資に慣れましょう。
その後資産を増やして大きな資産形成を目指しましょう。
各商品の必要資金のイメージはこの記事冒頭の投資10種の表を参照ください。
④運用期間
どのくらいの期間運用するか。
運用期間も念頭において商品を選びましょう。
資金を1年で2倍にしたい場合と10年で2倍にしたい場合の選ぶべき商品は異なります。
また今後のライフステージを考えた時にあと5年後には子供の教育費でまとまったお金が必要とか、あるタイミングでお金が必要になることがあると思います。流動性にも絡んできますが、ご自身のライフステージを考えた上で次の何年間でいくら運用するかを検討しましょう。
⑤手間
投資にどの程度手間をかけられるかというのも商品を選ぶポイントになります。
専業投資家でない限りデートレーダーのように画面に張り付いて数字を追うことは出来ないと思います。
投資の仕方にもよりますが例えば株式投資で言えばETFの方が個別株より手間はかかりません。不動産投資は手間がかかりますが、REIT という選択肢もあります。
興味あるものは小額で始めてみてどの程度手間がかかるかを体感しながら始めることをおすすめします。
各商品の手間のイメージはこの記事冒頭の投資10種の表を参照ください。
⑥ポートフォリオ
投資商品を選ぶ上で、何もどれか一つしか投資してはいけないわけではありません。様々な投資商品を検討して、それらを組み合わせながら投資のポートフォリオを作ってみましょう。
例えば
20%はハイリスクのFXで残り80%はREIT にしようとか。
30%は長期運用で安全性の高い債権、30%は中長期運用でETFで6%リターンを目指し、残り40%は短期でFXで20%以上を目指すなど。
これまでみてきた5つのポイントを総合的に見て自分にあう組合せを考えてみましょう。
投資商品の特性を考えて配分を決める。
自分の投資資金、資産をどういったポートフォリオにしていくか。
これが資産運用の全てと言っても過言でないほど重要なところです。
まとめ
今回は投資商品を選ぶ際の6つの基準をご紹介しました。
この6つの基準は異なる投資商品の比較検証にも使えますし、例えば株式投資の中の銘柄を決める際にも役に立つ指針です。
株式投資の銘柄の中にも比較的安定的なものと値動きが激しいものがあります。市場にある数多い銘柄を6つの視点から考えの特性を理解しポートフォリオに組み込むことができます。
是非これらの視点を活用してあなたにっとて最適な投資を始めてみてください。
くれぐれも最初は小額、なくなっても良いお金で始めてください。
この記事があなたの投資検討の役に立てれば嬉しく思います。
是非資産を増やして豊かに暮らしましょう。
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