ETF投資がいいって聞くけど個別株よりいいの?
個別株の方が稼げそうな感じがするけど、どうなんだろう?
どちらが稼げるかは一概には言えませんが
それぞれの特性を理解して賢く投資したいですね
ここではアメリカのETFと個別株の特性と投資法の違いについて解説します。
ETFと個別株の投資には大きな大きな違いがあります。
ここで、それぞれの特徴を整理して、どちらが自分の目的に適しているか考えてみましょう。
ETFと個別株どっちがいい?
アメリカのETFと個別株はどちらが優れていると単純に比較はできませんが、それぞれ得手不得手がありますので確認していきましょう。
素人にはETFが最適解
ETFも個別株も一長一短ですが、素人にはETFが最適解だと思います。
一番の理由は多くの人は投資にさく時間がないからです。
個別株はどんなに大手でビジネスモデルが強く、利益成長がよくても何が起こるかわかりません。ダメだとおもったら引くことが必要になもなってくるのでかなり面倒です。
しかもVOOなど市場平均ETFのパフォーマンスはよいです。
一番コスパの高い投資法がETFです。
投資を続ければ続けるほどETFの投資商品としての優秀さがわかります。
ETFをベースに個別株で遊ぶ
それでも個別株に興味がある人は、例えばポートフォリオの10~20%を個別株で遊ぶのもよいと思います。
すべて個別株に投資。優良企業を10~30社選んで分散を効かせる、ということも可能ですが、個別株を長期持つということは簡単そうで実はとても難しいです。1、2年ならともかく、5年、10年と特定の企業がどうなっているかは全く見通せません。
個別株投資はハイリスクですので、投資する際はあくまで余剰金(最悪なくなっても痛くない金額)で行うことをおすすめします。
そして、大事なことはETFと個別株では投資に対する姿勢を全く変える必要があるということです。
ETFと同じ感覚で個別株投資をするのは危険です。
ETFと個別株の投資法の違い
ETF :長期積み立てほったらかし投資
ETFの種類にもよりますが、VOOなどの市場全体のETFであれば基本的に放置で問題ありません。
あまり株価も気にせずに実直に積み立てるのがよいと思います。
これまでのS&P500のパフォーマンスは平均7%ほどです(1973年から2018年までの平均)ので5~6%くらいのパフォーマンスで考えておくのがよいかもしれません。
逆にいうとそれ以上のパフォーマンスは期待できないということです。
コツコツと資産を増やすような資産運用に向いています。
個別株:業績+マーケットの確認をしながら柔軟に投資
個別株は一企業に賭けるわけですから、その企業の業績や事業内容のチェックが必要です。
買うタイミングもいつでもいいETFとは違い、割安でお買い得かどうかということを常に考える必要があります。売買については基本的には決算の内容とマーケット状況(特に金利)をみて決めていくのがよいかと思います。
ETFは例えば利回り5%くらい想定で毎月いくら積み立てればこのくらいに増やせるかなという皮算用がある程度可能ですが、個別株は全く違う態度で臨む必要があります。
期間もきめない、狙うパフォーマンスも決めない、決算と市場動向によっては柔軟に売買対応するという態度が必要になってきます。いつかあがるだとろうという希望的観測だけで保有していると塩漬け銘柄ばかりになってしまう可能性があります。
リスクが高いので使用用途のあるお金を使うのは危険です。あくまで余剰金で遊びくらいの感覚でやる方がいいと思います。
もちろん例えばAmazonのような株を長期保有できればETFとは比べ物にならない速度で資産は増えていきます。こういうところが個別株の夢のあるところですね。
まとめ
・ETFは分散が効いていてパフォーマンスもいいので素人にはおすすめ
・市場平均以上のリターンを目指すなら個別株
・個別株はリスクが高いのでポートフォリオの一部で余剰金でやるのがおすすめ
・ETFは長期でほったらかしでも基本OK
・個別株は業績と市場環境を見極めて柔軟な売買が
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