「株や投資信託とか色々聞くけど、実際プロから見てリタイヤに向けてどんな投資がいいの?」
「これまで株や投資信託をやってきたけど、老後は安定的に増やしたいな、、」
最近はNisaやiDecoなどの制度導入で投資環境も整い情報もリーチしやすくなってきたので以前に比べて投資はやりやすくなりましたが、リタイヤ後の投資情報はまだ少ない状況です。
そんな中、今回はマレーシア在住の金融のプロがおすすめするリタイヤ後のおすすめ投資商品をご紹介します。
こちらは、私もパネラーとして参加しました2024年2月に行われたシンガポールの日系最大メディアのSingalifeさん主催の投資セミナーの内容を抜粋したものです。
経済成長が目覚まく日本人がリタイア後に移住する国としても人気なマレーシアで活躍する金融のプロの考えるリタイヤ後の商品についての情報は非常に貴重ですので、是非参考にしてみてください。
*投資はあくまで自己責任でお願いいたします。
セミナーの登壇者:Global Support (Thailand) 久米さん
今回のウェビナーの中では、登壇者のシンガポールの大手証券会社フィリップ証券の佐々木さん、Global Support Thailandの久米さん、クレディテックの村上さんそれぞれがおすすめのリタイヤ後投資商品を紹介する内容でした。
本記事ではクレディ・テック株式会社の代表取締役 村上さんのご紹介商品をピックアップしていきます。他の2名の商品は今後また別記事でアップしていきます。
Youtubeチャンネル: 海外不動産のホントのトコロ オウンドメディア: 海外不動産のホントのトコロ |
リタイヤ後の投資での重要ポイント
まず前提としてリタイヤ後の投資での重要ポイントを整理します。
リタイヤ後の投資は20代や30代の投資とは異なり、リスクの少ない安定した投資が必要になってきます。
時間的余裕がないので、できるだけ資産が目減りしないような商品を選ぶ必要があります。
そのためボラティリティ(価格の変動)の高い商品で儲けを狙うというよりはできるだけ値動きの小さく、儲けも損も少ない安心して持っていられる商品への投資が必要になってきます。
また投資商品を売った買ったで儲けを出すキャピタルゲインよりも、定期的に安定したインカムゲインを得ることで生活の足しにするような投資姿勢が求められてきます。
ここからはこの前提をもってマレーシアのクレディテック村上さんご紹介のリタイヤ後におすすめの商品をご紹介します。
アメリカ不動産投資は安定的な運用に向いたおすすめ投資商品
早速ですが、
今回村上さんにご紹介いただいたリタイア後のおすすめ投資商品は「アメリカの不動産投資」になります。
なぜアメリカの不動産なのか?
まず、なぜ日本でなくアメリカの不動産がよいのかということについてですが、リタイア後の投資を考えると安定的なリターンが必要になります。
不動産投資で安定的な投資をしようとすると、成長のポテンシャルはあるけど不安定なエマージングマーケットよりも安定的な先進国の方が投資対象として向いています。
ただ先進国であればどこでもよいというわけではありません。
不動産は需給で動きますので人口が増えている国が望ましい。
現在先進国で人口が増えているのは世界で3カ国。
・アメリカ
・フランス
・オーストラリア
だけです。
オーストラリアは外国人投資規制があり投資が実質難しいため、オプションはアメリカとフランスのみとなります。
フランスの不動産取引となるとフランス語になるので、多くの日本人にとっては英語で取引が可能なアメリカ不動産が一番おすすめです。
アメリカ不動産市場は右肩上がり
こちらはケースシラー指数という指数の推移で、過去20年のアメリカの不動産価格の推移になります。
アメリカはインフレの国なので不動産価格も右肩上がりなのがわかります。
リーマンショック後には大きく値が下がっていますが、5年ほどで回復しています。これは不動産価格の回復まで数十年を要している日本とは全く異なります。
リセッションにおいても回復力が高いのがアメリカ不動産市場です。
もういったことからも安定性が高いといえます。
こちらはCPI(消費者物価指数)の過去20年の推移です。
不動産投資の利益となる賃料は基本的には物価とパラレルにあがっていきています。
賃料があがると利回りがあがっていくので、アメリカ不動産は購入してからどんどん利回りがあがってくるという特徴もあります。
もちろん最終的に売却する際もキャピタルゲインが望めます。
アメリカ不動産投資のメリット、デメリット
最後にアメリカ不動産投資のメリット、デメリットをまとめていきます。
メリット
・人口増加による安定需要があり不動産価格は右肩上がり
・右肩上がりで利回り上昇が見込める
・リセッション後の回復力が高い
・安定的なインカムゲインと最終的なキャピタルゲインが期待できる
・アメリカの不動産市場は公平性と透明性が高い
アメリカ不動産はこれまでずっと右肩上がりで伸びており、今後も顕著な人口増と需要拡大がのぞめそうです。
利回りについては、西海岸カルフォルニア地域でおよそ3~5%の実質利回りからがスタート、その後インフレによりだんだん利回りが上がってくるということになります。
また不動産市場の公平性と透明性が高いというのもメリットです。日本含め、不動産市場は他の市場商品とくらべて透明性が低くなりがちですが、アメリカは市場性が高く取引に安心感があります。
デメリット
・まとまった資金が必要
・税制面の煩わしさ
・買取転売業者に気をつける
株や債券に比べると不動産はまとまった金額が必要になります。元手がなければそもそもリタイヤ後に投資はできないでしょうが、それなりの資金が必要になります。
また税制面では相続対象になるためアメリカでプロベートという面倒な手続きを踏む必要があります。もしリタイア後タイヤマレーシアといった国への移住を考えている場合は不動産譲渡税がこれらの国ではかからず、アメリカでは発生するが安いために節税対策にもなります。
不動産投資は買う時にすべてが決まります。アメリカの不動産市場は透明性が高いですが、日本側での仲介会社や買取転売業者にひっかかり高い価格で購入してしまうとリターンがでなくなるので注意がひ費用です。
まとめ
今回はマレーシアのクレディテックの村上さん推奨の商品としてアメリカ不動産をご紹介しました。
私もセミナーに参加させていただき、老後に安定的に資産を受け取るには最適な商品だと感じました。
投資セミナーは今後も継続していきます。X(Twitter)などで告知しますので、ぜひチェックしてみてください。
コメント