2024年1月からはじまる新NISAと利回りが高いとされる海外オフショア投資、資産形成のためにはこの2つの投資をどう考えれば良いのか?
ここでは、私もパネラーとして登壇しました2023年11月23日に行われたシンガポールの日系最大メディアのSingalifeさん主催の「東南アジア投資セミナー」の内容を抜粋し紹介します。
海外在住の人はもちろん、日本在住の方にも日本国内では得られない貴重な情報となっていますので、是非確認ください。
↓同セミナーでフィリップ証券の佐々木さんがシンガポールでのインフラ事情について解説していますので、興味ある方はこちらもどうぞ。
セミナーの登壇者:各国の金融のプロ
今回のウェビナーでは、シンガポールの大手証券会社フィリップ証券の佐々木さん、Global Support Thailandの久米さん、クレディテックの村上さんと対談させていただきました。
皆さんは各国の金融のプロの方で私も勉強になりました。
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ぽちゃの投資メモ
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Expat Investment
新NISAを理解するための5つのポイント
新NISAのポイントは大きく5つ。
①非課税保有期間の無期限化
これまでのNISAはつみたてNISAで20年間、一般NISAは5年の保有期間の制限がありましたが、新NISAは無期限になります。同じ株を売ることなく長期保有することができるようになりました。
②口座開設期間の恒久化
これまでは何回も口座を作り直さないといけないような煩雑さがあったが、口座開設期間が恒久化になったために管理が楽になった。
③つみたてと成長投資枠併用可
これまでは「つみたてNISA」か「一般NISA」を選ばなくてはいけなかったが、今後はどちらも併用可能。
積立投資をしながらタイミング投資などもできる自由度が広がった。
④年間投資枠の拡大
これまではつみたてNISAで800万円、一般NISAで600万円までという上限が、合算で1800万円と大きく上限が引き上がった。
⑤現行NISAとは別枠
現行NISAとは別枠。新NISAの上限の1800万円には含まれない。
NISAでできるだけ非課税で投資をしたい人は2023年のうちに現行NISAの枠を使い切る方がお得。
株式投資 VS 生命保険:投資効果の比較
海外オフショア投資と新NISAを比較したときのメリットデメリット、日本在住者と海外在住者からみた際の2つの投資はどうか?
フィリップ証券、佐々木さんのコメントまとめ
海外在住者にはオフショア投資で質のよい投資商品や銀行プロモーションへのリーチが容易。リスクをほぼとらずに7%の金利がつくようなプロモーションがあったりする。
日本居住者向けに特に人気があるのが社債。InternationalBankなど人気がありクーポン6〜8%もある。最近はレバレッジをつかった債権取引も活発。FRBの金利がそろそろ天井という相場観からそれを上回るクーポンをレバをかけて買うという動き。
Global Support Thailand、久米さんのコメントまとめ
オフショア投資の魅力は利便性。今後日本に戻るかもしれない、他の海外国にいくかもしれないという人にとってはオフショア投資は利便性の高いインフラ。
日本居住者にとってオフショア投資のデメリットは納税が面倒なこと。確定申告をして利益に対して納税をしなくてはならない。
逆にメリットは価格が不透明な債権や保険など。株や為替は価格が透明で誰が買っても同じだが、債権や保険は日本でのリターンとオフショアでのリターンの差がかなり大きい。日本は手数料が高い。日本からオフショアの債権や保険へのアクセスは可能。
本ブログ管理人:ぽちゃ
シンガポールでの投資に関していうと、シンガポールの株やリートへの非課税投資。金利がそもそも高いので銀行プロモーションなどのお得情報も転がっている。
貯蓄型保険は日本と利回りが全然違うので自分も加入している。安定的に資産を形成するのにはおすすめ。
日本居住者は株式投資であればまずは新NISAをやることが先決。その上でオフショアでないとリーチできない銘柄もあるので、そういった銘柄へ興味のある方は覗いてみるとよい。
新NISA VS オフショア投資:まとめ
新NISAは1800万円まで非課税で投資ができる個人投資家には心強い制度です。
日本居住者は積極的に活用するのが正解だと考えます。
一方で海外に目を向けると日本とはまったく異なる金利のベースの上に高いリターンを狙えるような商品があるのも事実です。
海外在住者は自分の状況で一番メリットのある投資先を見極めて投資をすることが重要です。
シンガポール在住者は銀行の金利ボーナス、シンガポールリート、貯蓄型保険などがおすすめです。
詳細は書籍「シンガポールでのお金の増やし方」に記載していますので、気になる方は是非チェックしてみてください。
投資セミナーは今後も継続していきます。X(Twitter)などで告知しますので、ぜひチェックしてみてください。
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