株式&リート投資:DRP ( Distribution Reinvestment Plans )について解説、そのメリットとデメリット

株式投資
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シンガポールリートやアメリカ株投資をしていると、DRPという言葉を聞くことがあるかもしれません。

ここでは

・DRPとは何?の解説
・DRPのメリット、デメリット
・実際のDPR Notice実例

についてご紹介していきます。

DRPは特にある国の制度というわけではありませんが、
主にシンガポール在住でシンガポールリートを運用している方向けの情報となります。

日本の方には不要な情報かもしれませんので、悪しからず。

Distribution Reinvestment Plans (DSP)とは

Distribution Reinvestment Plans とは配当を自動的に再投資するシステムのことです。

文字のごとくDistribution =配当を Reinvestment =再投資するプランです。
シンガポールではDRPと訳されますが、アメリカではDRIPと訳されています。


例えば
株価$1の株を
1000株保有していたとして
配当が1株あたり $0.05でたとします。
そうすると1000株x0.05 = $ 50 の配当となります。

通常は現金で受け取りますが、
DRP はこの$50分の株を買い増しすることになります。


尚、DRPはどの銘柄でも申請すればできるといったおのでなく、
DRPのスキームを取り入れている銘柄のみNoticeがきて選ぶことができます
このスキームを取り入れていない銘柄はDRPはできませんので配当再投資をされる方は自分で手動で積み立てしましょう。

では次にDRPのメリットとデメリットを見ていきましょう。

DRPのメリット

割安で買える

DPRでの株購入はその時の株価よりも安く株を購入できます

例えば
株価1株 $1の株を1000 株持っていて
配当が1株あたり $0.05でたとします。
配当金は$50となります。

普通に考えれば、1 株$1なので配当金$50で購入できる株数は50株となります。
しかしDRPの場合は例えばこれが1株$0.95 など少し割安で買えます。
銘柄にもよりますがシンガポールリートだと大体4-5%安く買えます。

再投資が自動的にできる

これは人によってですが、
「受け取った配当を本当は再投資したいのだけれど、つい使ってしまいがち。。」
という方にはDRPは強制的に積み立てができるのでメリットになります。

またドル平均法のようにタイミングをみず着々と積み上げたい方にも自動化はメリットになります。
手動でも勿論積み立てはできますが、いざ自分で株を購入しようとするとどうしても株価の割安、割高を考えてしまいがちですので。

税金対策(アメリカ株の場合)

シンガポールリートやシンガポール株をシンガポールで投資している場合は、配当益に課税はされませんので当てはまりませんが、

アメリカ株の場合は配当金受け取りの際に30%課税されます(シンガポール在住者が米株運用している時)

DRPであれば株をさらに買うことになりますので配当益にかかる税金を払う必要がありません

仮に配当を現金でもらって、その現金を再投資しようとすると再投資の現金は既に30%目減りしてしまいます。DRPの場合はこの税金分も投資に回すことができます。

DRPのデメリット

株数の切りが悪くなる

DRPで自動的に株を買っていくと、株数が綺麗に100単位でなく532株とか1022株とかいったきりの悪い株数になります。

別に問題ないと思われるかもしれませんが、シンガポールリートは単価がSGD 1 -3と低いので通常売買は100株単位で行われます。

株は売り手と買い手の売買で取引されるので、端数を買う人がいないと中途半端な数量の持ち株が中々売れないということになります。
もしくは売るために通常より高い手数料を取られることもあります。

株数の切れが悪いと流動性が落ちて少し扱いにくくなります

手数料


シンガポールリートではDRP購入の際に手数料がSGD10ほど取られます
配当額は持ち株数にもよりますが、通常そんなに大きくないと思います。

もちろん通常株を買う際にも手数料はSGD20くらい取られますので、それに比べれば安いですが、購入額が配当は圧倒的に少ないので%でいうと損が大きいです。


仮に配当利回り5%の株を3000ドル分持っていて
その銘柄の配当は年に4回だとします。
単純に4で割ると、1回の配当額は3000×0.05/4 =37.5 です。
SGD37.5分の株を買うのに手数料がSGD10掛かってしまいます。実に26%が手数料です。

この手数料は要検討です。

DRP Noticeの実例

ここからは、実際のDRPのNoticeを解説していきます。
下記はAIMSというリートのDRP Noticeの実例です。

Dear Sir/Madam,
Subject: AIMS APAC REIT – DISTRIBUTION REINVESTMENT PLAN

We have been notified and onward communicate to you on a good faith basis the following information in relation to the above-captioned:
The Board of Directors of AIMS APAC REIT Management Limited, as the manager of AIMS APAC REIT (“AA REIT”, and as manager of AA REIT, the “Manager”), is pleased to announce the application of the Distribution Reinvestment Plan (the “Distribution Reinvestment Plan”) to the income distribution for the period from 1 July 2019 to 30 September 2019 (the “2Q FY2020 Distribution”) due for payment on 20 December 2019.

↑これが今回DRP対象の配当 A,B,Cの3つが対象。

Reinvestment price: S$1.3681
↑これが今回DRPで再投資する際の株価です。ちなみに11/22の市場価格は1.44ですので5%割引価格です。

New share calculation formula
Estimated entitlement to new Share Dividend: Book close quantity x Dividend Rate / Reinvestment price

NAME : XXX
ACCOUNT NO : XXXXXXXXXXXXXX
Quantity Held : 2400 AIMS APAC REIT
Dividend amount : (A) S$55.2; (B) S$3.6 ; (C) S$1.2 (対象の配当A .B,Cの配当額)
Estimated New Units : (A) 40; (B) 2; (C) 0 (For info only) (DRPで購入できる株数)
Total amount of dividend and new Units : S$60; 42 (このケースではSGD60を現金で受け取るか42株を買うかの選択)

下記で現金で受け取るかUnits(株)で受け取るかを指示する。
Please indicate your option below, by ticking the relevant box (select one only):
1) I wish to receive dividends in CASH for this payment only
2) I wish to receive dividends in UNITS for this payment only

もし今後いちいち確認することなく今回の決定(現金受け取りかDRPか)を継続するならその旨を指示。この指示で自動化が可能。
STANDING INSTRUCTION (Optional)
If you wish to make a standing instruction for all future dividends election for this counter, please indicate your option below, by ticking the relevant box (select one only):
1) I wish to receive dividend in CASH for all future dividends declared for this security.
2) I wish to receive dividends in UNITS for all future dividends.

下記が手数料の記載、Scrip OptionとはDRPのことです。SGD10+GSTでSGD 10.70
For Scrip option, please note there will be a handling fee of S$10.70 (S$10.00 + S$0.70 GST)

まとめ

DRPとは配当の自動再投資システムのこと

  メリットは割安での購入できること

  デメリットはコストがかかることと場合によっては流動性が落ちること


DRPは便利なシステムで利点もありますが手数料は注意が必要!
自動にしても手動にしても、配当は再投資で資産を積み上げたいですね。

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