シンガポール大手証券会社「フィリップ証券」突撃インタビュー 〜シンガポールでの投資メリット、口座開設について〜

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ここではシンガポールの大手証券会社「フィリップ証券」へのインタビュー記事を掲載していきます。

シンガポールで投資をするメリット、口座開設の条件など

これからシンガポールで投資を検討している人にとって気になる質問を5つぶつけてきましたので、是非チェックしてみください。

動画はこちら!
著者;ぽちゃ

シンガポールと東京二拠点サラリーマン投資家。運用額4,000万円、年間受取配当70万円。
2018年配当の存在すら知らない状況から投資スタート。その後、投資の重要性を知り備忘録としてブログにて発信開始、最高月間4万PV。
2021年Youtube開始、2022年に「シンガポールでのお金の増やし方」を出版(レビュー★4.5)。
シンガポールの日系最大級メディアSingalifeにて継続的に投資セミナーに登壇中。

フィリップ証券

フィリップ証券は1972年シンガポール創業の老舗証券会社です。

全世界100万人以上の顧客を抱え、預かり資産額はUSD 350億以上(約5兆円以上)。多くのシンガポーリアンがフィリップ証券の口座を持っている印象です。

1996 年にシンガポールではじめて個人投資家にオンライン取引 (POEMS) を提供し、2003 年に差金決済取引を初めて導入するなど革新的な会社として知られています。

総じて非常に信頼度の高い証券会社です。

今回はジャパンデスクの佐々木さんに5つの質問に答えていただきました。

Q1:シンガポールで投資するメリットについて教えてください

佐々木:

最大のメリットはやはり税制面での優遇だと思います。

シンガポールだけでなく東南アジアの居住者だと譲渡税が無い地域もあるので、譲渡税と配当税が発生しないようにポートフォリオを組んでいる投資家さんは多くいらっしゃいます。

ぽちゃ
ぽちゃ

シンガポールでシンガポールの株やリートに投資をすると配当税がかかりません。こういった銘柄でポートフォリオを組むのが税制優遇メリットを活かした投資になりますね。

 Q2: 口座開設の条件、必要書類などを簡単に教えてださい

佐々木:

まず、身分証明書として6か月以上有効なパスポート、シンガポールで永住権をお持ちの方はICカードが必要です。

住所証明は3ヶ月以内のバンクステートメント、携帯電話、光熱費の明細もご利用いただけます。

そして、Tax Identification Number、日本語ではマイナンバーの合計3点になります。

シンガポール在住でなくともこの3点を提出いただければ日本在住でも、タイやマレーシアといった国からでも口座開設はオンラインで可能です。

ぽちゃ
ぽちゃ

シンガポール在住でないと口座開設できないと思っていたのでびっくり!日本在住でも口座開設簡単にできてしまうのですね。

Q3:日本人の利用者は駐在員がメインなのでしょうか?

佐々木:

シンガポール国内だと駐在の方が多い傾向がありますが、近年ではタイやマレーシアに移住した方からのお申込みが増加しています。

日本居住の方も口座開設が可能なので、東南アジアに引っ越す前にお手続きをすることも可能です。

ぽちゃ
ぽちゃ

なるほどシンガポールや東南アジア諸国に移住する前に、日本で手持ちの証券をフィリップの口座に移しておくと便利ですね。私はそれを知らずに日本を離れる際に一度すべて売却してしまったのでもったいないことをしました。

Q4: フィリップ証券の特徴、強みを教えてください。

佐々木:

フィリップ証券の日本語デスクでは、競争力のある仲介手数料とオンライン取引だけでなく、対面でのサポートにも力を入れています。

投資が初心者の方や相場状況を探りたいエキスパートな投資家の方にとってディーラーとのコミュニケーションは重要になってくるので、日本語デスクのお客様とは定期的に対面やオンラインでミーティングを行っていて、日々変動する金融マーケットの中でお客様のニーズにあった、投資ソリューションを提供しています。

ぽちゃ
ぽちゃ

わからないことを日本語で問い合わせをできるのはとても心強い。

手数料だけみるとネット証券も安いですがサポートがないので不安が残るかも。

Q5: 帰国後の証券口座の取扱いについて教えてください。

佐々木:

日本に帰国してもシンガポールの証券口座を、引き続き利用できるので安心してください。ただし、日本居住者として確定申告を行う必要があるので、絶対に忘れないようにお願いします。

フィリップ証券では毎年2月後半にAnnual Dividend Statementを発行しているので、この内容を元に配当金の合計などを確認することが可能です。

ぽちゃ
ぽちゃ

帰国後も問題なく使えるのは使い勝手がいいですね。

帰国後は確定申告をしないと脱税になってしまうので気をつけましょう。

まとめ

シンガポールでの投資は日本にくらべ税制面のメリットが大きいこと。証券口座は世界に開かれていて、シンガポールのみならず日本からも開設が可能だということがわかりました。

これからシンガポールや東南アジアに移住を計画されている方ですでに日本の証券口座を持っている方は、現状日本の証券口座は非居住者をサポートしていないので、移住前にフィリップ証券などの証券会社の口座に証券を移しておくとシームレスな運用ができるようになります。

フィリップ証券は日本語対応がある唯一のシンガポールの証券会社で手数料もそこまで高くないので証券口座としては優秀だと感じました。

シンガポールの証券口座のおすすめについては「【シンガポール在住者向け】おすすめ!シンガポールの証券口座5選、各社比較」も参照ください。手数料の細かな比較等を行っています。

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