投資の基本④【初心者向け】投資信託とは?インデックス・ETFとの違いもやさしく解説!おすすめ銘柄も紹介

ゼロから始める投資の基本

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「投資信託って初心者向けって聞くけど、正直よくわからない」

「インデックスとかETFとか、名前は聞いたことあるけど違いがピンとこない…」

そんなモヤモヤを抱えながら投資していませんか?

投資信託は多くの投資初心者が購入する投資対象の一つですが、実はよくわからないまま、なんとなく投資している人は多いのです。

投資信託は少額から始められて人気ですが、種類も多くそれぞれ特性があります。買っていいもの、悪いものがあるのも事実です。

大切なのは、投資信託のしくみや商品特性を正しく理解した上で自分に最適な商品で投資をすること。
どんな仕組みで運用され、どんなリスクがあって、自分に合った選び方はどうすればいいのか。知っておくだけで、将来の後悔を大きく減らせます。

この記事では、投資信託の基本からインデックス・ETFとの違い、初心者向けのおすすめ銘柄までを、やさしく・本質的に解説します。

「とりあえず始める」の前に、まずはここで一度立ち止まって、本質をおさえておきましょう。

*本記事は【ゼロからはじめる投資の基本】シリーズの4回目です。理解を深めるには1〜3回目の内容も参照ください。
・投資の基本① お金持ちの秘密!なぜ投資しない人は損をするのか?3つの真実
・投資の基本②【初心者向け】投資の基本と本質をやさしく解説〜NISAを始めた人にもわかる!〜
・投資の基本③株式投資の全体像をサクッと理解!株って何?株価はなぜ動く?株の基本!

著者;ぽちゃ

シンガポールと東京二拠点サラリーマン投資家。運用額4,000万円、年間受取配当70万円。
2018年配当の存在すら知らない状況から投資スタート。その後、投資の重要性を知り備忘録としてブログにて発信開始、最高月間4万PV。
2021年Youtube開始、2022年に「シンガポールでのお金の増やし方」を出版(レビュー★4.5)。
シンガポールの日系最大級メディアSingalifeにて継続的に投資セミナーに登壇中。

動画がよい人はこちら

投資信託とは?

投資信託の仕組み

まず投資信託とは「 投資+信託 」と文字のごとく投資を誰かに託すということ。

株式投資は、自分で例えばアップル、トヨタといった個別の銘柄を選んで投資をしますが、投資信託はプロのファンドマネージャーに銘柄の選択や運用を任せることになります。

あなたが投資したお金でファンドマネージャーはあなたに代わって株や債券や不動産など様々な商品を組み込みながら運用します。そしてその成績によってリターンが返ってきます。

実際はファンドマネージャーは自分で最適だと思う組み合わせを作りそれを投資信託として販売。それをそれぞれの投資家が買うという格好になります。

例えば株50%債券50%組み合わせてバランスのとれた投資信託、国内の成長率の高い株だけを集めた投資信託など。

世界には無数の株の銘柄がありますし、債権、金、不動産など組み合わせは無数。世の中には実に多くの投資信託商品が存在します。

投資信託は銀行やと証券会社で購入できます。

投資信託は商品の盛り合わせ

「投資信託」という商品は投資商品の盛り合わせのようなものです。

簡単に八百屋さんの例えると以下のイメージです。

通常は個別に売っているフルーツ(銘柄)を自分で選んで買いますが、素人ではどのフルーツがよいかがわかりずらい。

投資信託はいろんなフルーツが入った盛り合わせ。例えおいしくないもが入っていても、全滅というわけでなく、おしいしものもあるのでリスクが減るという格好です。

投資信託のメリット

投資信託には多くのメリットがあります。特に少額で分散投資ができるメリットはとても大きいです。

  • 少額から始められる初心者でも無理なくスタートできる。
  • 簡単に分散投資ができて、リスクを抑えやすい
  • 自動で運用してくれる。運用はファンドマネージャーや指数に連動した仕組みによって行われ、自分で銘柄選定や売買をする必要がない。
  • 積立設定で投資が習慣化しやすい。「タイミングの迷い」や「感情的な売買」を防ぎやすい。
  • NISA・つみたてNISAに対応、非課税制度を活用でき、長期の資産形成に有利。

投資信託のデメリット

投資信託も良いことばかりではありません。特に中身が複雑でコストが高い商品を選んでしまうと資産を増やすのは無理ゲーに近いです。

  • 手数料がかかる(購入時手数料・信託報酬(運用中のコスト)・信託財産留保額など、見えにくいコストが存在する)
  • 元本保証はない(株や債券などの価格変動の影響を受けるため、損をする可能性も当然ある。)
  • 商品数が多すぎて選びにくい(日本国内だけでも数千本の投資信託が存在)
  • 内容が不透明な商品もある「◯◯戦略型」「高利回り〇〇」など中身が複雑でリスクの高い商品も。名前に惑わされやすい。
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インデックスファンドとは?(アクティブ運用とインデックス運用)

インデックスを理解するために対の対象としてアクティブ運用を理解するとわかりやすいです。

投資信託は大きく分けて「アクティブ運用」と「インデックス運用」の2種類があります。これは「どうやって資産を運用するか」という方針の違いです。

インデックス運用とは(パッシブ運用)

インデックス運用は、「市場平均に連動することを目指す運用方法」です。

たとえば「S&P500」や「日経平均株価」などの有名な株価指数と同じ動きをするように、機械的に構成銘柄を組み入れます。

インデックス運用は平均値を目指すような運用スタイルとも受け取られパフォーマンスを疑問視する声もありますが、歴史的にみると長期に安定的にリターンをだしている優秀な運用法として広く知られています。

  • 📌 :「S&P500連動型ファンド」は、アメリカの上位500社の株価平均と同じような値動きを目指す。

インデックス運用のメリット

  • 運用コスト(信託報酬)が安い
  • 人の判断をあまり介さないのでシンプル・透明性が高い
  • 市場平均に沿うので“勝つ”ことは少ないが“負けにくい”

インデックス運用のデメリット

  • 市場を出し抜いて大きく儲けることはできない
  • 指数が必ずしも上向くとは限らない

インデックス運用が向いている人

  • 長期的に安定して資産を増やしたい人
  • 手数料を抑えて効率よく資産形成したい人
  • 投資初心者で、まずは王道から始めたい人

アクティブ運用とは

アクティブ運用は、「市場平均を上回るリターンを狙う運用方法」です。

運用のプロ(ファンドマネージャー)が、将来の成長が期待される企業や割安な株を選んで独自の判断で売買します。

成長性のある銘柄を集めたり、半導体に特化したもの、地域に特化したもの、高配当を実現するものなど多くの種類があります。

  • 📌 :「◯◯成長株ファンド」など、テーマ性や特定の戦略に基づいた商品が多い。

アクティブ運用のメリット

  • 銘柄選定やタイミングを投資のプロが判断する
  • 市場平均以上のリターンを狙える可能性がある

アクティブ運用のデメリット

  • 長期的にみて市場平均を上回り続けることは困難
  • 手数料が高い→パフォーマンスに影響

アクティブ運用に向いている人

  • 市場を上回るリターンを積極的に狙いたい中上級者
  • 特定のテーマ(例:AI、脱炭素、バイオなど)に期待したい人
  • 運用成績やファンドマネージャーの実績をチェックできる人

参考図書:バートン・マルキール著『ウォール街のランダム・ウォーカー』
長年読み継がれる名著。市場は効率的であり、プロでも市場平均を上回るのは難しいと論じている。インデックス投資の有効性を強く支持する代表的な著書。一般投資家が長期で資産を築くには、低コストのインデックスファンドが最適と主張。

ETFとは?

これまで説明してきたアクティブ、インデックスの区分けとは別に、

投資信託は「ETF」と「それ以外」という2つに分けることもできます。

ETFとは「上場している投資信託」のことを指します。(Exchange Traded Fund の略語で日本語で 上場投資信託いいます。)

通常投資信託は証券会社や銀行などを通じて購入する金融商品で、価格も1日に1回しか動きませんが、ETFは通常の通常の株のように証券取引所でタイムリーに売り買いされます

ファンドマネージャーの手間が全くかからないので、手数料は通常の投資信託より安く最低限に抑ええられています。

最近はインデックス・ファンドもかなり手数料が下がってきましたので、あまり大きな差はなくなってきていますが、ミニマムに抑えられています。

ETFのメリット

  • 株式のようにリアルタイムで売買できる
  • 手数料が一般的な投資信託よりも安い
  • 購入時の販売手数料がかからないことが多い(ただし証券会社の取引手数料はかかる場合あり)。
  • 上場しているため中身の開示が進んでおり、信頼性が高い。

ETFのデメリット

  • Nisaのつみたて枠にはETFの銘柄がない(成長投資枠では投資可能)
  • 「毎月1,000円ずつ自動積立」などの使い方は基本できない(できる証券会社も一部あり)。
  • 売買には証券口座と株式の知識が必要。(成行・指値などの注文方法を理解しておく必要もある。)

ETFが向いている人

  • コストを抑えて長期的に資産を増やしたい人
  • 自分のタイミングで売買したい人(株のように市場の動きを見ながら取引が可能)
  • テーマや特定の指数に集中投資したい人(「S&P500」「全世界株式」「高配当株」「半導体セクター」など、狙いたい分野にピンポイントで投資できます。)
  • 証券口座を持っていて、株の取引経験がある人(ETFは株式と同じように注文するため、口座開設や基本的な操作に抵抗がない人に適しています)

投資信託、インデックス、 ETFの違いまとめ

口コミ、チェック

投資信託、インデックス、 ETFの関係性

これまで説明してきた投資信託、インデックス・ファンド、ETFは上記のような関係になります。

投信信託はアクティブかインデックスか、ETFかETF以外(一般的な投資信託)かに分けることができます。上の図はまうzアクティブかインデックスかに分けたプラミッド図になっていますが、ETFかETF以外かで分けた後にアクティブかインデックスかで分けることも可能です。

ですので、、

例えば「インデックスファンドがおすすめ!」と言っている時は、指数に連動する投資信託がおすすめといっているわけで、それがETFか、ETFでない一般的な投資信託を指しているかはわかりません。

「米国ETFがいいよね!」と聞けば、アクティブかインデックスかはわからないけど、アメリカの上場している投資信託がいいということね。と理解できます。

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投資信託、インデックス、 ETFの一般的な使われ方

「投資信託」「インデックス」「ETF」の定義や関係性はすでに説明したとおりですが、世間一般でこれらの言葉を使うときに指し示す意味は以下です。

投資信託

本来はすべての投資信託を意味しますが、

使われ方としては上場していない(ETFでない)、インデックス連動型でもない銀行でうられるようなアクティブ型に近い投資信託を指します。ファンドマネージャーがしっかり選んでコストの高い商品。

インデックスファンド

本来は指数連動するすべての銘柄を指しますが、

使われ方としてはTOPIXやS&P500、Nasdaqなどの指数連動型のETFもしくはETF以外の投資信託を指します。インデックスファンドとしてはそれ以外にもある産業に特化したものや、途上国に集中したものなどもありますが、それらはほとんど語られません。

本質を理解した上でインデックスファンド=TOPIX、S&P500,Nasdaq,全世界株への連動を考えておいても問題ないでしょう。

ETF

本来はアクティブ型もインデックス型も両方ありますが、

使われ方としてはインデックス運用の手法として捉えられることが多い。ETFのメリットはコストや透明性なのでそれがアクティブ運用とは相性が悪いためだと考えます。

以上の一般的な使われ方をベースにした比較表は以下です。

投資信託(ETF以外)インデックス・ファンド ETF
上場XX
手数料商品によるが、
アクティブは高め
安い最安
自動積立X 手動
配当再投資 X 手動
最低投資額商品による約1万円数万円〜10万円  
価格変動1日1回1日1回常にタイムリー
性格商品による指数連動を目指す上場していて株のように取り扱い可能

初心者におすすめの投資信託はこれ!

以上、投資信託の理解が進んだところで初心者におすすめな投資信託は「インデックス型」の投資信託です。

初心者が失敗しにくく、安心して長期投資を始められるおすすめの投資信託をタイプ別に紹介します。

人気のインデックス型|S&P500連動型・全世界株式型

近年、投資初心者に圧倒的に支持されているのが、「インデックス型の投資信託」です。

多くの方が長期の積立運用を前提にしており低コストで分散投資ができ、長期的に安定したリターンが期待でき点が魅力です。

S&P500連動型ファンド

  • 米国の主要500社にまるごと投資するイメージ。
  • 投資信託であれば「iFree S&P500インデックス」「SBI・V・S&P500」、ETFであればVOOなどが代表的。
  • 過去数十年にわたって米国市場は右肩上がりで成長しており、成長力と実績の両面から人気。

全世界株式型ファンド

  • アメリカ・日本・新興国など全世界の株式に分散投資するタイプ。
  • 「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」ETFであれば「VT」が代表的。
  • どの国が成長しても恩恵を受けられる“世界経済まるごと”の安心感。

S&P500も全世界株式型、どちらも信託報酬が低く、つみたてNISA対応商品も多いため、初心者の最初の1本として非常におすすめです。


投資スタイル別おすすめファンド例(堅実型・成長重視型)

インデックスは多くの人の最適解になりえますが、もし自分はもっと安心感をもって投資したい、もしくはもっと大きなリターンを狙いたいという人は、自分の投資スタイルや価値観に合わせて選ぶことが大切です。

堅実型(リスクを抑えたい人)

  • バランスファンド:株式・債券などを組み合わせた商品で、リスクとリターンのバランスをとる
    • 例:「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」
  • 特徴:価格変動が比較的小さく、長期でも精神的に落ち着いて続けやすい。

成長重視型(リターンを狙いたい人)

  • 株式特化型ファンド(特に米国株や新興国株)
    • 例:「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」や「SBI・V・米国高配当株式」
  • 特徴:値動きは大きくなる可能性があるが、その分、成長局面では高いリターンが期待できる。

自分が「リスクを抑えたい派」なのか「リターンを重視したい派」なのかを考えて選ぶと、納得感を持って続けられます。選ぶ際はインデックス型の投資信託とのパフォーマンスとコストの比較することをおすすめします。


NISAの活用がおすすめ

ここでは詳しくは説明しませんが、投資信託を始めるなら、NISAの非課税制度を活用するのがおすすめです。

非課税の恩恵が大きい

  • 通常の投資では、利益に対して約20%の税金がかかりますが、NISAを使えばこれが非課税に。
  • 長期で積み立てると複利の効果も大きくなり、非課税のインパクトは非常に大きい。

初心者でも始めやすい仕組み

  • つみたてNISAでは、金融庁が厳選した長期・分散・低コストの商品だけが対象
  • そのため、「変な商品をつかまされるリスク」が大幅に減り、初心者にとって安心してスタートしやすい環境になっています。

自動積立で投資の習慣化ができる

  • 毎月定額を自動で積み立てることで、「買うタイミングを迷う」「相場に振り回される」といった失敗を避けやすくなります。
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まとめ|「なんとなくでの投資」を卒業しよう

投資は、決して「知識のある人だけのもの」ではありません。
でも、よくわからないまま“なんとなく”始めてしまうと、気づかないリスクや無駄なコストに巻き込まれることもあります。

ここまで読んでくださったあなたは、すでに一歩を踏み出しています。
最後に、投資信託・インデックス投資・ETFの違いや特徴を簡単に整理しながら、安心して始めるためのポイントを振り返りましょう。


投資信託、インデックス投資、ETF。それぞれの言葉がごちゃごちゃになっていた方も、今なら少し整理できたのではないでしょうか。

用語特徴
投資信託プロが複数の資産をまとめて運用してくれる商品。積立や少額投資に向いている。
インデックス投資特定の指数(S&P500など)に連動して運用される手法。低コストで広く分散できる。
ETFインデックス型が多く、株と同じように取引所で売買できる投資信託。タイミングを見て売買したい人向け。

それぞれに強みがあり、「自分に合った投資スタイルを見つける」ことが大切です。
最初は理解するだけでも十分。投資の本質は、「焦らず、納得感を持って資産を育てること」にあります。


「難しそう」「損しそう」と感じるかもしれませんが、実は投資信託は毎月100円、1,000円といった少額からでも始められます
NISAやつみたてNISAを活用すれば、税制面でも有利。運用益にかかる税金も非課税になります。

そして何より、実際にお金を投じてみることで得られる“経験値”は、本を読むだけでは得られない大きな財産になります。

  • 少しずつ投資のしくみが「肌感覚」でわかるようになる
  • 市場のニュースへの感度が高まる
  • 将来に対する不安が、“自分で備える”安心感に変わる

まずは、仕組みを理解して、自分に合った小さな一歩を踏み出してみましょう。

「なんとなく」で始めるのではなく、「わかっていて選んだ」という感覚が、投資の成功に繋がります。

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