Growth Mindsetグロースマインドセット - やればできる。成長思考でどんな子でも能力は開花する –

TED
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あなたに子供はいますか?
子供にはどんな風に育って欲しいですか?
もしくは、あなた自身どのように育ちましたか?
私も小さな子供がいますが、誰でも子供には良い教育や環境を与えたいと考えるのではないでしょうか?正解があるようでない感じなので中々悩ましいですよね。

ここでは子育てにも自分にも役立つ人の成長に関するヒントをご紹介します。

 ・子育てに悩む親御さん
 ・自分の成長に疑問を持っている方
 ・部下を持つマネージャーやリーダー

といった方に是非一読頂きたいアイディアです。

ご紹介するのは
Carol DwekさんのTEDトーク ” The Power of Yet “「まだ」の力 です。
Carolさんはアメリカ、スタンフォード大学の心理学の教授です。
成長思考(グロース・マインドセット)について解説しています。

「まだ」できない (成長思考が脳に影響を与える)

以前シカゴの高校で生徒に合否の成績をつける際に、成績が足りなかった生徒の成績表に不合格と記載するのでなくNot Yet「まだできない」と記載している高校がありました。

私はこれは素晴らしいことだと思いました。

ただ単に不合格と言われただけでは、私は足りなかった、ダメなんだという気持ちで終わってしまいますが、「まだできない」という言葉は今はできないけどもう少し頑張ったらできるかもという今後の努力を促すからです

私は子供たちがどのようにして直面する問題を乗り越えていくのかを知りたくて長年研究をしてきました。

以前研究で10歳の子供たちに彼らの能力より少し難しい課題を与えました。

何人かの生徒たちは「挑戦するのは大好き!」「新しいことをまた学べるんだね」と、とてもポジティブな反応をしました。
その子たちは自分が挑戦によって成長するということを知っていたのです。
私が言う「成長思考」Growth Mindsetを身に付けていたのです。

一方頭を抱えて、悩み込む子供たちもいました。
彼らは今の自分の状況に固執しており、自分の(今の)能力では解けない難しい課題に思考が止まってしまっていました。今の自分に落ち込み結果的に成績もよくありませんでした。
まだこれから成長できるという自分の力にフォーカスするのでなく、今の自分の状況に囚われていたのです。
そして結果的に彼らは試験に落ちてしまいます。
そんな彼らが次に何をするかというと、いい成績を取るために試験でズルをします。
何人かは自分より成績の悪い子を見つけ出して、彼らよりはマシだと自分を慰めます。
そして難しいことから逃げ続けました

私たちの研究チームは子供たちの脳の活動を科学的に解析しました。
今の状況に囚われ頭が固まってしまっている生徒は脳の活動がないのに対して、
成長思考を持つ子供たちの脳は活発に動いていました。問題解決に向けて脳をフル回転するのです。
違いは歴然です。


今私たちははどのように子供を育てているでしょうか?

成長思考を持てるよう子供育っているいますでしょうか
成績で良い成績を取れるよう育てようとしているでしょうか
大きな夢を見ることができるような子供を育てているでしょうか
最近では報酬がないと働くことをしないと言うような若者が増えているとも聞きます。



そして私たちは今後どのように子供を育てたら良いでしょうか?

子供をどう育てたら良いか


まずできることは子供たち褒めることです。


子供ができたことや子供の知性を褒めるのではありません。
そうではなく課題にチャレンジするプロセス、過程を褒めるのです
彼らが努力している過程を、自分で考え試行錯誤している過程を、集中しているところを、忍耐強く取り組んでいるところを、そして彼らが成長していく過程を褒めてあげて下さい
結果や能力でなく、挑戦する姿勢、過程を褒めてあげてください。
そうすることで壁を乗り越えていく強さと忍耐力が身につきます

子供が何かできなかった時に「まだ、できない」と言うの言葉を使うことで子供は自分への期待、未来への希望を持てます。

誰でも成長できる 


思考、考え方 ( Mindset ) は変えることができます

私たちは研究の中で、固まった思考の成績の振るわない子を集め2つのグループに分けました。

そのうちの1つのグループにはこんな話をしました。
「 何か難しいことにチャレンジする時に人の脳のニューロン(神経細胞)は新しくなり、もっと強いつながりを形成します。そしてこのニューロンの繋がりが強くなることで、あなた達の脳は活性化され、どんどん賢くなります

この事実を伝えたグループと伝えなかったグループの子供たちを比較したところ、事実を知った子供たちの成績は上がり、知らされなかった子供たちはそのままどんどんと成績が悪くなってきました
私たちは何千人もの、特に学習に躓いている子供たちを研究しましたが同じ結果でした。

ここで少し環境についても考えてみましょう。
子供たちの中にはとても厳しい環境の中で育った子供たちもいます。幼い時から勉強できる環境になく、学校でも勉強してもずっと成績が悪い子供たち
誰もが境遇を考えればそれはある程度しょうがないことだと思ってしまうような子供達がいます。
こういった子供達にも同じ成長思考について指導をしたところ、素晴らしい結果が出ました。

  • ニューヨークのハーレムにあるキンダークラスの生徒は学校に入ったときには鉛筆すら持てなかった生徒たちです。
    その生徒たちが成長思考を身に付ける事で1年で全米の上位5%の成績を出しました
  • サウスブロンクスのかなり遅れをとっていた小学生が成長思考を理解することでニューヨークの算数で1番の成績を収めました
  • ネイティブアメリカンの小学生たちは地区で最下位の成績からトップになりました
    その地区には環境の整った裕福なシアトル地区も含まれます

これは子供たちの難しい問題への考え方が変わったからです。

以前は難しい問題に直面すると自分が馬鹿だ、無力だと感じることが多かったのです。
でも今は難しい問題は努力によって脳のニューロンが結合強め頭が良くなると考えているのです。
成長思考を持つということは厳しい環境をも超えていく、世の中の不平等すら超えていける力を持つということです。

13歳からの手紙

最後に最近とある13歳の生徒からもらった手紙を紹介します。

Dwek教授へ

私はあなたの成長思考の話しを受けて実践に移すことにしました。
なぜならあなたの主張がちゃんとした科学的根拠に基づいているからです。 私は学校での勉強や友人、家族と良い関係を築く努力をもっとするようになりました。

そして実践したところどんどん良い結果が出ました。
成績も友人や家族との関係も以前よりとても良いもになりました。
これまで私は人生の時間を無駄にしたなと思いました。

是非時間を無駄これ以上無駄にしないようにしましょう。

子供たちを「まだ」と言うキーワードで、「まだ」という成長思考で育てる環境を私たちが作りましょう。

自分はまだまだ成長する確信することでどんなことにでも粘り強く立ち向かっていく強さを身に付けられる。子育てにも自分を成長にも大事なことですね。


動画

こちらが実際のTEDトークです。比較的短いトークです。
ゆっくりと話されているのでとても聞きやすいと思いますので是非英語で聞いてみてください。

Pick up単語
Resilient :困難な状況から回復する力がある、立ち直りの早い
Perseverance: 忍耐
Steeped in :夢中になっている、没頭している

The power of yet | Carol S Dweck | TEDxNorrköping

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